はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「ウォール街の投資家はイーサリアム現物ETFに及び腰」10x Researchレポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム相場分析

暗号資産(仮想通貨)のリサーチを行う10x Researchのアナリストは24日、イーサリアム現物ETFのローンチ期待にともなう価格上昇は終わったとの見方を示した。

「イーサリアムは3,000ドルまで下落するのか」と題するレポートを公開し、現物ETFのローンチは「ニュースで売る」機会になったと指摘。また、現物ETFについて、ウォール街からの投資が抑制される可能性があるとも述べている。

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。金融商品取引所に上場している投資信託を指し、仮想通貨に限らず幅広い金融商品が取引されている。

▶️仮想通貨用語集

関連各社のイーサリアム現物ETFのETH保有量明らかに、グレースケールからは750億円流出=Arkhamデータ

一方でアナリストは、現在の下落はイーサリアムだけにみられる現象ではないと説明した。これまでもビットコインの先物や現物のETF取引開始、コインベースの株式上場など、こういった事例はその直後に調整局面に入ったと指摘している。

また、イーサリアムのETFローンチは、マウントゴックスの弁済時期と重なっていることも指摘。他にも、米ハイテク株が下落している現在の市況にも言及している。

その上で、仮想通貨は相場全体が低迷しているが、イーサリアムは最も地合が弱い可能性があるとし、ユーザー数などのファンダメンタルズが停滞もしくは悪化していると述べた。

10x Researchのアナリストは22日にも、イーサリアムが買われすぎの水準にあるとし、弱気な見方を示している。

関連イーサリアムが強気相場入りしたと判断する3つの理由、元ウォール街トレーダーが分析

現物ETFについて

また、アナリストは今回、イーサリアムの特性にも言及。「デジタルゴールド」として広く受け入れらているビットコインとは違い、スマートコントラクトプラットフォームとして利用されるイーサリアムの価値を投資家に伝えることは容易ではないようだ。

ウォール街の企業は、潜在的な投資家にイーサリアム投資の価値を効果的に伝えるのに苦心している模様。そして「ウォール街の人々は通常、理解できないものには投資しない」とアナリストは指摘している。

他にもアナリストは今回、イーサリアム現物ETFの大きな宣言活動が確認できないことも指摘した。

23日に取引を開始したイーサリアム現物ETFは、初日は1億ドル(約154億円)超の資金の純流入があったが、24日は1.3億ドル(約200億円)超の純流出だった。ビットコイン現物ETFの時と同様、グレースケールがETFに転換した「ETHE」からの流出が大きく影響している。

出典:SoSo Value

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/13 火曜日
14:15
韓国大統領選、仮想通貨現物ETF導入公約で実現性高まる
6月の韓国大統領選で与党「国民の力」党と野党「共に民主党」の両候補が仮想通貨現物ETF承認を公約した。人口の約30%が仮想通貨取引を行う韓国で、各党が若年層を含む仮想通貨投資家にアピールしている。
13:45
米SECのアトキンス新委員長、仮想通貨規制改革を明言
米SECのアトキンス新委員長が仮想通貨円卓会議で、旧体制下の「場当たり的」政策を批判し、仮想通貨規制の改革方針を発表した。発行・保管・取引の3分野で具体策を示している。
13:18
ビットコインのデフレ化加速か、セイラーのストラテジー社のBTC買い占めが影響
ストラテジー社のビットコイン購入ペースが市場に与える影響をクリプトクオントのCEOが分析。供給不足とデフレ圧力が強まり、BTCの価格安定化に向けた新たな力が働いている。
12:18
市場予想上回る米中関税引き下げ合意で「リスク選好」強まる 機関投資家の資金流入は4週連続増
トランプ政権の米中関税合意で市場の不確実性が緩和し、日米株式市場では株価が大きく上昇した。ビットコイン(BTC)は10万ドル台維持した。仮想通貨ETFへの資金流入4週連続増加で年初来67億ドルまで到達した。
12:00
ザ・グラフ(GRT)とは?将来性・買い方|Web3時代の検索インフラ
プロジェクトがGRTを選ぶ ブロックチェーンの取引量は日々うなぎ登り── NFT、DeFi、ゲーム、DAO……あらゆる Web3 アプリが生み出すオンチェーンデータは、もはや個…
11:30
米上場のGD Culture Group、440億円超調達でビットコインとトランプコイン購入計画
米ナスダック上場企業GD Culture Groupが最大3億ドルの資金調達を発表。ビットコインと公式トランプコインの購入を含む仮想通貨戦略を展開していく。
11:00
ナカモトとナスダック上場企業、1000億円を調達しBTC保有開始へ
ナスダック上場企業カインドリーMDは、仮想通貨ビットコインのトレジャリー企業ナカモトホールディングスと最終的な合併契約で合意。1000億円を調達しビットコイン戦略を開始する。
10:45
トランプ一族関連「アメリカン・ビットコイン」、ナスダック上場へ前進
トランプ大統領の息子エリック氏が戦略責任者を務める「アメリカン・ビットコイン」がグリフォン・デジタルとの合併契約を締結した。ナスダック上場を目指している。
09:42
米デル、ビットコイン保有提案を拒否 8500億円超の資産は現金・債券で維持
デル・テクノロジーズが全米公共政策調査センターによる58億ドルの現金準備の一部をビットコインに転換する株主提案を正式拒否。マイクロソフトも同様の提案を却下した経緯あり。
08:25
トランプ大統領晩餐会コンテスト終了、TRUMPコイン上位220名が招待へ
トランプ大統領の公式ミームコイン「TRUMP」の運営チームが上位220名の保有者を対象とした晩餐会コンテストの終了を発表。参加者には限定NFTも付与予定だ。
07:55
ナスダック上場企業、ビットコインなど保有の1億ドル規模準備金創設へ
ナスダック上場のアンバーは、1億ドル規模の仮想通貨エコシステム準備金の創設計画を発表。ビットコイン、イーサリアム、XRPなどを保有することや、創設の目的を説明した。
07:40
コインベース株価9%超上昇、S&P500指数入りを好感
米最大の仮想通貨取引所コインベースがS&P 500指数に採用決定。5月19日から指数入りし、発表後に株価が9%超上昇。純粋な仮想通貨企業としては初のS&P 500入りとなる。
07:15
アーサー・ヘイズ「仮想通貨も株も全て買いだ」
著名トレーダーのアーサー・ヘイズ氏が「全て買え」と強気発言。米中が90日間の大幅関税引き下げで合意し、ビットコインは10.4万ドル突破したが、その後反落。
06:20
トランプ大統領のSNS『Truth Social』、ミームコイン発行のうわさを否定
ドナルド・トランプ氏所有のTruth Socialが新たなミームコイン発行を準備していると報じられた。「次のTRUTHは最も重要なもの」との投稿がSNSで物議を醸している。
05:55
フランス上場企業、ビットコイン戦略強化のため20億円調達
フランスのThe Blockchain Groupは、仮想通貨ビットコインの保有量増加を目的とした20億円の転換社債発行を発表。戦略的投資家Adam Back氏による投資が含まれ、同社のBTC戦略が加速へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧