バイナンスからの上場廃止
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは23日、4種類のアルトコインの上場廃止(デリスト)計画を発表した。2024年11月6日、日本時間12:00をもって以下4銘柄に関連するすべての現物取引ペア、およびデリバティブ(マージントレード)での取引を停止する。
- Rupiah Token (IDRT)
- Keep3rV1 (KP3R)
- Ooki Protocol (OOKI)
- Unifi Protocol DAO (UNFI)
OOKIはAI&ビッグデータ関連、KP3RとUNFIはDeFiプロトコル。IDRTはステーブルコインだ。
バイナンスは世界的な取引所であり、そこからの上場廃止は、これらのアルトコインに対する投資家の信頼や市場の評価に影響を与える可能性がある。今回の発表直後にKP3R 前日比‐7.74%、OOKIは‐26.19%、UNFIは-17.70%(執筆時点)と影響を受けている。
流動性が低下し、他の取引所での取引も難しくなることが予想されるため、今後の動向には注意が必要となる。
関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?
関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング
上場廃止ガイドライン
バイナンスの上場廃止ガイドラインによると、定期的に上場(リスト)された現物およびデリバティブ(マージントレード)の通貨ペアの評価を見直し、流動性が著しく低下している場合などにおいて、必要に応じて顧客の利益を保護するため上場廃止を決定する場合がある。
- 法的/コンプライアンスリスク(規制問題など)
- プロジェクトの継続リスク(開発状況など)
- 市場リスク(流動性や時価総額など)
- 倫理的リスク(相場操縦や詐欺行為など)
バイナンスは、上場トークンのプロジェクトチームと定期的に連絡を取り、ロードマップやチームの最新の開発状況、ハッキングなどのインシデント時の対応能力やセキュリティ対策を把握するよう努めている。
関連:口コミ・評判でおすすめ仮想通貨取引所15社 個人投資家の評価は?