止まらぬビットコイン上昇
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は、日本時間の12日午前5時頃に史上最高値となる87,000ドル(約1,337万円)を記録した。*追記、8時に89,560ドルまで上昇した。
仮想通貨支持を表明するトランプ氏が先週水曜日夜に当選確実となって以降、ビットコインは約18%上昇を見せている。
ビットコインの週末における継続的な上昇を受け、今週初日の米国株式市場では多数のビットコイン・仮想通貨関連銘柄が高騰した。(以下前日比の騰落率)
- マイクロストラテジー:341ドル +26%
- コインベース:328.8ドル +21.4%
- マラソン:25.2ドル +31.2%
- ロビンフッド:32.9ドル +7.9%
主な上昇要因:
- トランプ氏の大統領選における2期目当選
- FRB(連邦準備制度理事会)による8日のFOMC会合での0.25%追加利下げ
- 米共和党の下院選過半数獲得見通し(トリプルレッド)
- マイクロストラテジーによる過去最大規模の買い増し(27,200 BTC)報告
- ブラックロックのビットコイン現物ETFで45億ドルという記録的な出来高
アナリスト分析:
ビットコインアナリストのJesse Myers氏はSNSで、米選挙後のビットコイン史上最高値更新の継続について、半減期の影響が価格に反映されていると分析。同氏の見解によれば、ビットコインは2024年の半減期から約6か月が経過し、供給不足が顕著化している状況下で、現在の価格水準では需要を満たす十分な供給が確保できず、需給バランスの維持には価格上昇が必要とされている。
また、歴史的にビットコインは4年ごとの半減期を契機にバブルが発生しており、2020年、2016年、2012年の各半減期後も同様のパターンが観察されたと指摘。2024年以降も価格上昇とバブルの再来が予測され、ビットコイン相場は今後さらなる過熱が見込まれると予測している。
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