暗号資産投資を更に拡大
東証STD上場の株式会社リミックスポイントは25日、新たに5億円相当のビットコイン(BTC)購入を発表した。これにより、同社の暗号資産投資総額は35億円規模となる見通しだ。
同社は市場環境を見極めながら年内の購入完了を目指している。新規購入分が連結業績に重要な影響を及ぼす場合には、速やかな情報開示を行うとしている。
同社は投資判断の背景について、「ビットコインの半減期到来後の価格上昇トレンドに加え、2024年の米大統領選を控えた市場の活況、さらにスポットETF承認による機関投資家の参入拡大が見込まれる」と説明している。
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キャッシュ・マネジメント戦略の一環
リミックスポイントは、同社は9月の取締役会で決議した暗号資産投資戦略に基づき、段階的な購入を進めている。この戦略は、円安進行リスクへの対応も視野に入れており、保有通貨の価値変動リスクの分散と、円建て資産へのエクスポージャー抑制を目指している。
11月20日時点での同社の暗号資産保有状況は、ビットコインを筆頭に6銘柄で構成され、ポートフォリオ全体の評価益は約8.1億円に達していた。内訳は以下の通りだ:
- ビットコイン:約215.76 BTC(時価31.7億円)
- イーサリアム:約227.87 ETH(時価1.1億円)
- ソラナ:約9,674.37 SOL(時価3.6億円)
- その他:アバランチ、ドージコイン、リップル(合計時価1.7億円)
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