イーサリアムやソラナを購入
東証STD上場の株式会社リミックスポイントは、27日の声明で購入した暗号資産(仮想通貨)銘柄とその金額を発表した。
- ビットコイン(BTC):64.4 BTC、6億円
- イーサリアム(ETH):130.1 ETH、5千万円
- ソラナ(SOL):2,260.5 SOL、5千万円
- アバランチ(AVAX):12,269.9 AVAX、5千万円
購入金額は合計7.5億円に達する。
今回の購入は、26日に発表された「総額15億円の仮想通貨購入」の一環である。リミックスポイントは、同日の取締役会において、キャッシュ・マネジメント戦略の一環として仮想通貨を購入することを決議した。
近年、米証券取引委員会(SEC)によるビットコイン現物ETFの承認を皮切りに、香港や豪州の証券取引所でもビットコイン現物ETFが取引されるようになっている。さらに、イーサリアムの現物ETFも登場し、仮想通貨投資がますます容易になる市場環境が整いつつある。
一方で、円安進行の可能性を考慮し、同社は余剰資金の一部を仮想通貨に投資・保有することで、保有通貨の価値変動リスクを分散し、日本円のエクスポージャーを抑えた自己ポジションの構築を目指しているという。
関連:「老後2000万円」問題とは、日本政府が投資をすすめる理由
関連:iDeCo(イデコ)とは|今から始めて老後資産をつくる「もう一つの年金」
同社は、仮想通貨購入及びリスク管理に関する方針を定めており、投資運用担当部署と管理担当部署の選定と職務の明確化、四半期ごとの時価評価、主要取引所を通じた取引などが含まれている。
投資・運用方針としては、総額15億円のうちビットコインに12億円、イーサリアム、ソラナ、アバランチにそれぞれ1億円を投資する予定であった。購入は市場状況を踏まえて年内完了を目標に分割で行われる。また、今後、連結業績に著しい影響が生じる場合には速やかに開示するとしている。
関連:『ビットコイン大量購入、メタプラネットの戦略』サイモン・ゲロヴィッチが特別講演|WebX2024