はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

400回以上の死亡宣言を乗り越えたビットコイン、10万ドルに向かって反発

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

死亡説と戦うビットコイン

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)が、400回以上「死亡」宣告されながらも、驚くべき復活と成長を遂げている。2010年10月、わずか0.11ドルだった時に最初の死亡説が登場して以来、多くの専門家や投資家が通貨の終焉を予測してきたが、現実は全く異なる結果となった。

「死亡説」とは、ビットコインの価値や存続可能性に対する深刻な懐疑を表明する現象で、著名な経済学者、投資家、メディアが仮想通貨・ビットコインの将来性を否定し、近い将来に価値が消失すると予測する言説を指す。この死亡説には悪質なものが多く、ビットコインの技術的、経済的、社会的な欠陥を徹底的に指摘し、投資家や一般市民にフェイクアラート(偽警告)を鳴らしてきた。

出典:bitcoindeaths.com(415回以上の死亡宣言)

これまで、ペーター・シフ氏、スティーブ・ハンケ氏、ウォーレン・バフェット氏、ヌリエル・ルービニ氏、ジェイミー・ディモン氏など、著名な経済学者やウォール街の大物投資家が繰り返しビットコインの死を予言してきた。シフ氏は15回、ハンケ氏とバフェット氏は8回もの死亡宣告を行っているが、ビットコインは彼らの予測を次々と覆してきた。

死亡説の背景には、ビットコインの価格変動率、エネルギー集約的なマイニングプロセス、ダークウェブへの利用、規制の不確実性など、様々な懸念がある。しかし、その都度ビットコインは柔軟性と適応力を示し、デジタル時代における金融革新の可能性を証明し続けている。

興味深いことに、毎回死亡宣告された時点で100ドル投資していた投資家は、現在101万ドル(1.5億円)以上の資産価値を手にしていると試算できる。415回にも及ぶ死亡説にもかかわらず、ビットコインは驚異的な回復力を示し、今週は91,000ドル台から98,600ドルへと8%以上反発、10万ドルの大台を再び試みようとしている。

関連ビットコイン、最初の半減期から12周年 価格は約77万%上昇

関連仮想通貨ビットコインの長期投資【初心者向け】ドルコスト平均法でかんたん積立

結果として、ビットコインは単なる通貨や投資手段を超えた存在となり、従来の金融システムに挑戦する技術として認識されつつある。死亡説の数々にもかかわらず、ビットコインは生き続け、さらなる成長と進化を遂げようとしている。

その一例として、マイクロストラテジーに影響され多くの中小企業はビットコイン財務戦略を採用し始めた。また、米国やブラジル、ポーランドの政治家たちは国の準備金としてビットコインを受け入れる姿勢を示している。

関連ビットコイン投資、マイクロストラテジーが中小企業に示す新たな道

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/23 金曜日
13:50
セイラー率いるストラテジー社のビットコイン戦略を徹底分析=VanEck
資産運用大手VanEckがストラテジー社(MSTR)のビットコイン戦略を分析。レバレッジをかけたBTC投資商品として評価し、プレミアム発生理由と主要リスクを解説した。
13:25
政府・日銀、デジタル円に関する第2次中間整理を公表 プライバシー保護と民間決済との共存策を検討
政府・日銀、CBDC第2次中間整理を発表。日銀が個人情報を扱わない「二層構造」でプライバシー保護を。民間決済手段との共存や相互運用性向上に向けた具体的検討結果をまとめた。
13:00
『ビットコインピザの日』15周年 ATH更新も長期保有者の利益確定は減少=データ
仮想通貨ビットコインは初取引を記念するピザ・デー15周年を迎え史上最高値を記録した。一方で、長期保有者の利益確定は昨年12月比で大幅減少している。
12:08
ビットコイン11万ドル台で推移、個人投資家の出遅れシグナルは持続性を示唆
ビットコインは11万ドル超の最高値圏で推移。ムーディーズによる米国債格下げを受け、ヘッジ手段としてのBTC需要が急増した。一方、SECはXRP・ライトコインETFの承認判断を8月に延期している。
11:10
米大手銀行が共同でステーブルコイン発行検討、仮想通貨業界に対抗=WSJ報道
JPモルガン、バンク・オブ・アメリカなど米大手銀行が共同でステーブルコイン発行を検討。トランプ政権下での規制緩和を利用し決済分野での競争力強化を目指す。
10:40
XRPレジャーで発行、欧州初MiCA準拠ユーロステーブルコイン
シューマン・フィナンシャルがMiCA準拠のユーロステーブルコイン「EURØP」をXRPレジャーで発行。ブラジルでもUSDBステーブルコイン展開へ。
10:00
アルトマン氏率いるOpenAI、iPhoneデザイナーのアイブ氏と提携 WLD価格25%高騰
生成AI企業OpenAIがAppleのデザインで知られるアイブ氏の企業IOを65億ドルで買収した。IOのチームが合流し、新たなAIハードウェアを開発予定だ。
09:35
Sui最大のDEX「Cetus」、320億円相当の仮想通貨が不正流出 トークン価格暴落
Suiのブロックチェーン上に構築されたDEXのCetusは、320億円相当の仮想通貨が流出したと公表。すでに問題を特定しており、調査レポートを後で公開すると説明している。
09:00
民主党議員、トランプ仮想通貨晩餐会を批判 大統領は実際に出席
民主党議員がトランプ大統領のミームコイン保有者向け晩餐会を「影響力売買」と批判し参加者リスト公開を要求。一方でトランプコイン価格は10%上昇するも上昇幅を全消し。
08:35
史上最高値のビットコイン、米国リスク高まり資金流入加速|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
07:45
GENIUS法が「数兆ドルの米国債需要を創出」サックス仮想通貨特命官
トランプ政権のサックス特命官が米上院のステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」通過に自信を示し、米国債への数兆ドル需要創出を予想。超党派支持で26日までの可決目指す。
07:30
FIFA、アバランチ上に「FIFAブロックチェーン」を立ち上げ
FIFA Collectは、新たにローンチしたFIFAブロックチェーンにプラットフォームを移行。仮想通貨アバランチの技術を活用し、イーサリアム互換のブロックチェーンを開発した。
07:15
ビットコイン、『5月は保有継続』か 11万ドル突破でアナリストが戦略維持
ビットコインが23日に111,814ドルの高値を記録。スタンダードチャータード銀行のアナリストがトランプ政権下での50万ドル目標を維持し、従来の「セル・イン・メイ」に反する保有戦略を提唱。
06:10
55銘柄超の米国株トークン化取引『xStocks』、アジアなどで提供予定 クラーケンが運営
仮想通貨取引所クラーケンがBacked開発のトークン化株式「xStocks」を近日開始。Apple、Tesla等55銘柄超でソラナチェーンと統合し、米国外顧客向けに提供予定。
05:50
ボラティリティ・シェアーズのXRP先物ETF、ナスダック上場で取引開始
米国初の1倍XRP先物ETF「XRPI」が5月22日にナスダックで取引開始した。VolatilitySharesが運用し、2倍レバレッジ版も計画中だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧