はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン、最初の半減期から12周年 価格は約77万%上昇

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

最初の半減期から12周年

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は28日、最初の半減期から12年が経過した。

半減期とは、ビットコインのマイナーが獲得するブロック報酬(=新規発行量)が半分になるタイミングのこと。2012年11月28日に迎えた最初の半減期では、ブロック報酬が50BTCから25BTCに減少した。

プログラムによっておよそ4年に一度半減期は訪れ、ビットコインは今年4月に4回目の半減期を迎えており、現在のブロック報酬は3.125BTCである。

2012年の半減期時のビットコイン価格は1BTC=約12ドル。本記事執筆時点では最高値圏を維持しており、9万5,000ドル台で推移している。このように、最初の半減期から12年でビットコインの価値は約77万%上昇した。

特に現在は、仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が大統領選で勝利したこと、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを開始したこと、半減期で供給量が減少していることなどを背景に価格が急騰。ビットコインの価格は前年比でも150%超上昇している。

ビットコインに特化したメディア「Bitcoin Magazine」は、28日に米国が感謝祭の祝日を迎えたことに合わせ、同日の価格の変遷を公開した。

ビットコインの供給量

ビットコインは事前にプログラムによって半減期が来ることが組み込まれているだけでなく、最大供給量が2,100万BTCに制限されている。そのため、半減期は2140年ごろが最後になる予定だ。

最初の半減期から12年経過した現在、ビットコインの循環供給量は約1,979万BTC。つまり、最大供給量の内、これまで約94%が発行された。残りの発行量は約121万BTCである。

関連ビットコイン半減期後の価格予想と今後の展望|投資家の見解や市場動向を分析

関連米パンテラのビットコイン投資戦略 1万倍の上昇率が示すBTCの未来

ビットコインの注目度

供給量が減少し、発行上限が設定されているビットコインは、投資資産や価値の保存手段としての価値を高めている。ビットコインは2012年など過去と比較すると、現在は注目度が大きく高まった。

最近は国や企業もその価値に注目し始めており、戦略的にビットコインを購入・保有する動きが広がっている。例えば、米国では国としてビットコインを購入する法案が提出された。こういった動きの背景には、ビットコインの特性に加え、インフレや通貨安への懸念がある。

関連ルミス議員、米国のビットコイン準備金を改めて呼びかけ トランプ氏勝利受け

ビットコインの価値を測る基準には1BTCの価格だけでなく、角度を変えて、1ドルの価値をビットコインの最小単位「sat」で表したものがある。その変遷が以下の画像だ。

出典:USDSAT

このデータによると、14年前は1ドル=4.3億satsの価値があったが、本記事執筆時点では1,042satsまで購買力が下がっている。

ビットコインの次の半減期は2028年の予定。ブロック報酬は1.5625BTCに半減する。

satとは

正式な表記はsatoshi。0.00000001BTC=1satoshiで、名称はビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」に由来する。

▶️仮想通貨用語集

関連ビットコインマイナーの収益、今年最低水準に

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/20 木曜日
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧