はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「ロシアでビットコイン準備金の創設を」議員が財務大臣に要望提出=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン準備金創設を要望

ロシア下院のアントン・トカチェフ議員は、同国の財務大臣に対し、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の戦略準備金の創設を要望したことがわかった。現地メディアが9日に報じた。

まずは、従来の通貨や資産のように、ビットコイン準備金の創設が可能であるかを判断するよう要請。そして、財務大臣がこの取り組みを評価した場合は、政府に要望を提出するように求めている。

トカチェフ議員は、人民元や米ドル、ユーロなどの従来の外貨は、地政学的な不安定さのもとで価値が変動したり、制裁やインフレの影響を受けたりすることがあると課題を指摘した。

そして、現在直面している困難を乗り越えるには、新たな決済手段を導入するだけでなく、個々の国に依存しない準備金を持つことも必要であると主張している。

また、制裁下の国々は従来の国際決済システムへのアクセスが制限され、事実上、国際貿易の決済では仮想通貨しか使用できないとも説明。そして、ロシアの中央銀行は、仮想通貨による国際決済の実験を開始する準備をしているとも述べた。

他にも、ビットコインは資産として非常にリターンが高く、保有することで利益を求めることもできると主張している。

最近はロシア以外にも国家や企業などで、インフレや通貨安のヘッジとしてビットコインを保有しようとする動きが加速してきた。

関連なぜ企業がビットコインを保有し始めているのか?マイクロストラテジーとメタプラネットの事業戦略は

ロシアの動向

ロシアでは、商品やサービスの決済に仮想通貨を使用することは現在も禁止されているとみられるが、国家として活用することを探っている様子が伝えられている。

例えば昨年には同国のプーチン大統領が、仮想通貨とブロックチェーンの技術を使用した、新たな国際決済ネットワークの必要性を呼びかけた。

この時「デジタル通貨と分散型台帳の技術によって、現在よりも便利で、利用者にとって完全に安全な国際決済システムを構築することができる。最も重要なことは、そのシステムが銀行や第三者による干渉から独立していることだ」などと語っている。

関連プーチン大統領「仮想通貨の技術」利用した国際決済の必要性を語る

分散型台帳技術とは

「Decentralized Ledger Technology(DLT)」の略。ブロックチェーンは分散型台帳技術の1つ。

▶️仮想通貨用語集

また、プーチン大統領は今月、登壇したイベントでビットコインに言及。現在は複数の通貨が普及していると述べ、その例としてビットコインを挙げ、他の電子決済手段も含め、これらは新しい技術で誰も使用を禁止することはできないとの見方を示した。

関連露プーチン大統領「ビットコインを誰も禁止することはできない」

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧