はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム開発者レズニック氏、競合のソラナへ移籍 背景を語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソラナ開発企業Anzaに転職

仮想通貨イーサリアム(ETH)のエコシステム開発者を務めてきたマックス・レズニック氏は10日、Consensys(コンセンシス)を辞めて、ソラナ(SOL)の開発会社Anzaに移ったことを発表した。

イーサリアムの競合となるプロジェクトへの移籍が業界で注目されている。レズニック氏は、「自分の才能をソラナに活かしていく」として、次のように説明した。

私はこれから最初の100日間でソラナ・プロトコルのできるだけ多くの部分の仕様書を作成し、その上では最もインパクトをもたらせそうな手数料市場とコンセンサスの実装という分野に優先して取り組んでいきたい。

仕様書に取り組むことで、ソラナの実装に関する技術的な詳細をできるだけ早く把握するねらいがあるとも続けた。将来的に、他の人がソラナのプロトコルで開発を行う際に役立つことも願うとしている。

コンセンシスは、イーサリアム系ウォレット「メタマスク」の開発でも知られる企業だ。レズニック氏は、コンセンシスからソラナのクライアントAgaveや開発ツールなどを構築する研究開発企業Anzaに転職した。

開発環境に不満か

Blockworksによると、レズニック氏はイーサリアムのレイヤー2プロジェクトなどへ移ることも検討していたが、ソラナの共同設立者であるアナトリー・ヤコベンコ氏がAnzaへ移籍する上で決断を促したと話した。

また、イーサリアムの環境はコア開発者に依存していることがあり、何かする上では彼らと政治的に関係を構築しておかなければならないとも意見している。

さらに、コインデスクのインタビューでは、イーサリアムでは意志決定プロセスが迅速ではなく、ソラナには、はるかに多くの可能性があるとも話した。

関連ソラナへの戦略的投資を行うソル・ストラテジーズ社、ナスダックへの上場を申請

トランプ政権の仮想通貨特命官もソラナに可能性見出す

ソラナは、スマートコントラクト機能を持つ高速ブロックチェーンで、以前よりイーサリアムのライバルとみなされてきた。CoinMarketCapによると、仮想通貨の時価総額ランキングでイーサリアムは現在約68兆円で2位、ソラナは約16兆円で5位にランクインしている。

出典:CoinMarketCap

米国のドナルド・トランプ次期大統領がAI・仮想通貨特命官に任命したデビッド・サックス氏も、ソラナへの初期投資家として知られるところだ。

サックス氏は2023年12月のポッドキャストで、ソラナへの投資が年間92%のパフォーマンスを上げたと明かしている。また、ソラナが高速で低コストであることに触れ、「シリコンバレーの賢い投資家の多くは、ソラナが最終的にイーサリアムを追い抜く可能性があることに賭けている」「ソラナがイーサリアムを追い越すことがないにしても、時価総額で3位となる可能性はある」と評価していた。

関連トランプ次期大統領、ソラナ初期投資家のサックス氏をAI・仮想通貨特命官に任命

関連ソラナ(SOL)の買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/18 水曜日
17:20
Mode Network:AIとDeFiの融合が生む次世代経済圏
Mode NetworkがAIエージェントを活用してDeFiの複雑性を解決するDeFAIハブへ進化。インターフェース層、データ層、インフラ層の3層構造でユーザーエクスペリエンスと資本効率を大幅に向上させる統合エコシステムを構築中。
16:56
総合DeFiプラットフォーム「NAVI Protocol」の全貌:Binance Alpha採択で注目集まる
NAVI ProtocolはSuiブロックチェーン上で貸付・借入・ステーキング・取引を統合提供する総合DeFiプラットフォーム。TVL約6億ドル、95万人以上のユーザーを持ち、Binance Alphaプログラムに採択された。
16:20
SBI VCトレード、WHITE SCORPIONライブVIPチケット抽選販売を開始
SBI VCトレードが秋元康プロデュースのアイドルグループ「WHITE SCORPION」ワンマンライブのVIPチケットをNIDT保有者限定で抽選販売。最前列確定のSBI VIP席や記念NFT特典も。Web3×エンタメの新たな取り組み。
11:45
JPモルガン、コインベースのBaseチェーンで預金トークン「JPMD」発行へ
JPモルガンがイーサリアムL2「Base」上で預金トークン「JPMD」を発行する。機関投資家専用の許可型トークンで、24時間365日の資金移動と利息発生機能を提供する見込みだ。
11:27
The Blockchain Groupら2社、計370億円超の資金調達を発表 ビットコイン買い増しへ
欧州初のビットコイン財務戦略企業The Blockchain Groupが12億円、ビットコイン金融企業Foldが364億円の資金調達を発表。両社とも仮想通貨ビットコイン保有の拡大を目的とする。
10:40
バンカメ、ビットコインを西暦1000年以降の革新技術と掲載
バンク・オブ・アメリカが、仮想通貨ビットコインを西暦1000年以降の革新技術としてレポートに掲載。印刷機やインターネットの発明のほか、iPhone、AI、量子コンピューターと並べ評価した。
10:23
コインベース、トークン化した株の取引サービス提供認可を要請
仮想通貨取引所コインベースの最高法務責任者は、トークン化した株式の取引サービスを提供するために米SECに承認を求めていると明かした。背景には米トランプ政権の誕生がある。
09:42
ソラナETFが上場準備リスト入り 『VSOL』、SEC承認へ前進か
VanEckの仮想通貨ソラナ現物ETF「VSOL」が、米国の金融清算機関DTCCの上場準備リストに登録。SEC承認が近いと注目されている。
06/17 火曜日
14:20
DePINや分散型IDが切り開くAIと仮想通貨の未来は a16zが示す11のユースケース
米大手VCのa16zが発表したAIと仮想通貨の交差点に関する最新レポートを詳しく解説した。アイデンティティ、分散型インフラ、新経済モデルなど11の具体的ユースケースから、実現可能性や今後の課題などを探る。
13:35
アーサー・ヘイズ、ステーブルコイン投機バブル警告もサークル株価上昇を予測
BitMEX創設者アーサー・ヘイズ氏がステーブルコイン投資ブームの到来とバブル崩壊を警告。サークル株価は上場2週間で公募価格の5倍に急騰し、機関投資家の売買が後押しに。
13:15
米国製「トランプモバイル」発表、トランプ一族企業が携帯電話に参入
ドナルド・トランプ氏の企業トランプ・オーガニゼーションが携帯電話事業「トランプモバイル」を開始する。手頃な価格の通信プランを用意し、米国製スマホも発売予定だ。
11:40
トランプG7早期離脱で地政学リスク拡大懸念も、ビットコインは10万ドル台で推移
トランプ米大統領がイラン情勢悪化を受けてG7サミットを切り上げ帰国し、中東の地政学リスクが高まる中、ビットコインは前日比+0.9%の106,787ドルで堅調に推移。イラン高官のホルムズ海峡封鎖警告で原油価格が5か月ぶり高値に急騰したものの、機関投資家による暗号資産ETPへの資金流入は19億ドルを記録し9週連続の流入となった。
11:00
JPモルガンが「JPMD」商標出願、新ステーブルコイン開発か?
米銀行大手JPモルガンが「JPMD」商標を出願した。内容と名称からステーブルコイン関連との推測もされている。JPモルガンは、すでにKinexysなどブロックチェーン事業に参入している。
10:30
ビットコイン現物ETFの出来高、BTC取引全体の約25%に
仮想通貨ビットコインの現物ETFの出来高は、ビットコインの現物市場におけるシェアが拡大基調にある。最新データでは24.27%で、5月29日には過去最高水準に達していた。
10:05
ビットコイン価格、「セイラー・サイクル」でさらに100倍上昇の可能性 専門家が議論
ビットコインマキシマリストであるブラッド・ミルズ氏が従来の暴騰・暴落サイクル終了を宣言し、機関投資家主導の「セイラーサイクル」で100倍上昇を予測。経済学者らは供給制約で2027年に100万ドル到達可能性を分析。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧