BTC、ETH、SOLの価格予測
米暗号資産(仮想通貨)資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)は10日、2025年の仮想通貨市場を予測するレポートを公開した。
2025年にビットコイン(BTC)は20万ドルに、イーサリアム(ETH)は7,000ドルに、ソラナ(SOL)は750ドルに達する可能性があるとしている。
まずビットコインについては、ビットコイン現物ETFへの流入による勢いがこのまま続くことを予想しており、2024年4月の半減期によるBTC新規供給量の減少、企業や政府による新規購入なども考慮した。
もし仮に、米国政府が戦略的準備金として100万BTCの購入を行う構想が実現した場合は、ビットコインのターゲット価格は50万ドル以上になるとも付け加えている。
ビットコイン準備金の実現には議会の承認が必要となり、National Bank Financial Marketsのダニエル・ストラウス氏は、その確率は現時点で50%程度と見ているところだ。
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次にイーサリアムについて、ビットワイズはBaseやStarknetなどのレイヤー2(L2)ブロックチェーンの活動加速や、イーサリアム現物ETFへの多額の資金流入によりイーサリアムに再び追い風が吹くと考えている。
また、イーサリアム上に構築されたステーブルコインや現実資産(RWA)トークン化プロジェクトの大幅な成長も、推進要因になると分析した。
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ソラナについては、「勢いは始まったばかりだと考える」としている。ビットワイズはソラナの強みの一つをミームコインに見ており、2025年の成長のきっかけとして考えられるものとして、重要なプロジェクトがミームコインでの優位性を得るためにソラナに移動することを挙げた。
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また、全般的に逆風となる要因としては、期待外れの政策や過剰レバレッジの解消、政府による売却、ミームコイン熱の低下などに言及している。
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ビットコイン現物ETFへの流入は?
ビットワイズは、米国のビットコイン現物ETFは1月の承認以来、336億ドルの流入を集めていると指摘。3つの理由を挙げて、2025年の流入はこれを上回ると予想した。
まず、ゴールド(金)ETFが立ち上げられた時の1年目から6年目の数字を参考にして、資金流入は年を追うごとに増加するのが通例であると述べる。
次に、金融大手の参入可能性を挙げた。モルガン・スタンレーやメリルリンチ、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴなどはまだ本格的にビットコインETFに参入していない。ビットワイズは、2025年にはこの状況が変わり巨額の資金が市場に流入すると予想している。
状況を変える要因についてビットワイズは特定していないものの、トランプ新政権による規制緩和などを考慮しているとみられる。
最後に、ビットワイズは既存の投資家がさらに投入額を増やす可能性を挙げた。同社の経験によると、ほとんどの投資家は少額から始めて、時間をかけて投資額を増やしていく傾向にある。
そこでビットワイズは、2024年にビットコイン現物ETFに投資した者のほとんどが、2025年にはさらに資金を追加するだろうと見ている。
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