はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインのコインベースプレミアムとマイナー収益性に新たな動き

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米投資家からの需要を示唆

CryptoQuantのアナリスト、ブラク・ケスメシ氏によると、米国のビットコイン現物ETF承認以降、米国投資家の行動が仮想通貨市場の主要な指標となっている。CPI(コインベースプレミアム指数)のプラス転換に加え、月曜日にはコインベースから4,012 BTC(600億円相当)の流出が記録され、特に機関投資家からの買い圧力が強まっていることを示唆している。

出典:X

ビットコインは月曜日に再び10万ドル台を復帰し、12月20日以来の高値を記録した。

また、Bitfinexのアナリストらは、2024年12月末にビットコインを91,000ドルの局所的安値に押し下げた下落圧力が緩和している可能性を指摘している。流動性在庫比率(LIR)は2024年10月の41ヶ月から現在は6.6ヶ月まで急落し、2024年第1四半期および第2四半期の強い上昇局面と同様のパターンを示している。

マイナー活動の変化も注目される。2024年の半減期後、多くのマイナーが運営資金や設備更新のために保有ビットコインを売却する必要があった。しかし、2025年に入り、この売り圧力は減少傾向にある。Bitfinexによると、マイナーから取引所へのビットコイン流入が急速に減少しており、マイナーが売却よりも保有を選択している傾向が強まっている。

実際、大手マイナーMaraやRiotは相次いでビットコイン財務戦略を採用しビットコインの追加購入を積極的に行っているところだ。

関連マイニング大手Riot、5000BTC以上のビットコインを追加購入 

JPモルガンの報告によると、ビットコインマイナーの収益性は2024年12月に2ヶ月連続で上昇し、2024年4月以来の最高水準に達した。しかし、この改善にもかかわらず、マイナーの日次収入と粗利益率は、半減期前の水準と比較してそれぞれ43%、52%低い水準にとどまっている。

Coindesk報道によれば、JPモルガンは2024年12月のビットコインマイナーの1エクサハッシュ当たりの日次ブロック報酬収入を平均57,100ドルと推定しており、これは11月比で10%の増加となっている。この数値は、マイニング業界の収益性が徐々に回復していることを示している。

これらの指標は、米国投資家の需要回復、流動性の逼迫、マイナーの売り圧力減少など、複数の要因がビットコイン市場にポジティブな影響を与えていることを示唆している。

関連強気サイクルの2024年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去7年間における順位変動は

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧