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バイナンス、相場ピーク時に自社資産のビットコインなどを大量売却 罰金支払いのためか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

数十億ドルの現金化

大手仮想通貨取引所バイナンスが、自社保有の仮想通貨資産を大規模に売却していたことが、最新の準備金証明報告書から明らかになった。特にビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の保有量が大幅に減少している。

仮想通貨アナリストのAB Kuai.Dong氏の分析によると、1月1日から2月1日にかけてのビットコイン保有量は46,896 BTCから2,747 BTCへと94.1%減少し、金額にして約43.3億ドル(約6,600億円)規模の売却となった。イーサリアムも216,313 ETHから175 ETHへと99.9%減少し、約5.83億ドル相当を売却した。

出典:X

バイナンスの自社トークンBNBの売却比率は16.6%と比較的小規模にとどまる一方、ソラナ(SOL)は99%、ステーブルコインのUSDTは99.9%と大幅な保有量の減少を記録。売却資金の多くはステーブルコインUSDCに振り替えられ、USDCの保有量は57.5%増加して約12.7億ドルとなった。

市場関係者からは、1月の仮想通貨価格が高値圏にあった時期に、バイナンスが戦略的な資産の組み換えを実施したとの見方が出ている。

ただし、USDCの残高増加が売却額に比べて限定的であることから、2023年6月と2024年2月の前例や、共同創設者Yi He氏の発言を踏まえ、米司法省との和解金(13.5億ドル)を含む罰金支払いのための資金化との観測も浮上。なお、今回の売却は同社の営業収益から得た自己資産が対象で、顧客資産への影響はないとされる。

バイナンスは2022年のFTX破綻を受け、取引所の健全性を示すため定期的に準備金証明を公開している。今回の大規模な資産構成の変更について、同社からの正式な説明は現時点で行われていない。

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