はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス創設者CZ氏、パキスタン政府の仮想通貨評議会で顧問に就任

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨に注力するパキスタン

バイナンス創設者のチャンペン・ジャオ(CZ)氏は、パキスタン・クリプト評議会(PCC)の戦略顧問に正式に任命された。地元メディアが8日に報じた。

クリプト評議会は、パキスタン政府内の規制機関。ブロックチェーンと暗号資産(仮想通貨)を活用した取り組みを監督している。CZ氏の任命は、同国がブロックチェーン業界を強化し、国際投資を誘致する大規模な取り組みの一環として行われた。

パキスタンの財務大臣で、クリプト評議会の会長を務めるムハンマド・アウラングゼブ氏は、次のようにコメントしている。

私たちは世界に「パキスタンはイノベーションにオープンだ」という明確なメッセージを送っている。

CZ氏の参加により、パキスタンをWeb3、デジタル金融、ブロックチェーン主導の成長において地域大国にするというビジョンを加速させていく。

評議会の公式戦略顧問として、CZ氏は規制、インフラ、教育、技術の採用に関するアドバイスを行っていく見込みだ。パキスタン政府や民間部門と緊密に協力し、規制に準拠した、包括的で、世界的に競争力のある仮想通貨エコシステムを構築することに貢献する。

CZ氏は就任にあたって「パキスタンは人口2億4,000万人の国で、その60%以上が30歳未満だ。この国には無限の可能性がある」と述べた。

CZ氏は3日、Xの投稿で、公式および非公式に、いくつかの政府に仮想通貨規制の枠組みとブロックチェーンソリューションについて助言していると認めている。

ブルームバーグによると、パキスタン仮想通貨評議会のビラル・ビン・サキブCEOは、米トランプ政権の誕生が、仮想通貨への取り組みのきっかけになったと話した。トランプ大統領は仮想通貨を国家の優先事項にしており、他の国も続かなければ、取り残されるリスクがあると述べる格好だ。

関連:トランプ関税で金融市場混乱もビットコインは注目される存在に 「米国孤立のヘッジ」とする見解も

パキスタンは、ブロックチェーン分析企業チェイナリシスによる2024年仮想通貨採用指標でも世界9位にランクインしており、草の根での仮想通貨普及が進んでいる。推定2,000万人のアクティブユーザーを抱え、取引量は200億ドル(約3兆円)を超える規模に達しているとされる。

トランプ政権による仮想通貨促進の動き

トランプ政権による関税発表で、仮想通貨含む広範な市場が影響を受けている一方、同政権が仮想通貨の規制緩和に向かっているのも事実だ。

新体制となった米証券取引委員会(SEC)は、トークンの証券性を判断する基準を見直し明確化しようとしているところだ。これまでは、恣意的にあるトークンを証券認定して訴訟を起こしていると批判されてきた。この状況を改善する方向に向かっている。

また、米通貨監督庁(OCC)も、銀行には仮想通貨の保管や、特定のステーブルコイン関連活動などの参加が認められていることを正式に確認した。

バイデン政権では、仮想通貨業界への銀行サービスを水面下で制限する動きがあったことがわかっているが、トランプ氏は、こうした動きも廃止すると宣言している。

また、現在政府が持つ仮想通貨を備蓄する大統領令も成立した。これは、ビットコインを政府が購入するような動きを期待していた層にとっては失望させる動きだった。ただ、トランプ政権誕生により、州レベルでの仮想通貨準備金法案の議論は活発になっている。

関連:米下院議員、トランプ氏のビットコイン準備金大統領令を法律化する法案を提出 政権交代後も継続狙う

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/05 金曜日
10:00
ビットコイン市場の分岐点となる価格は? Glassnode分析
Glassnodeが週間レポートで仮想通貨ビットコイン市場を分析。相場の分岐点となる価格帯について論じている。ビットコインとイーサリアムに対する需要の違いについても指摘した。
09:02
米国初のドージコインETF、来週にも上場か
レックス・シェアーズとオスプレー・ファンドがドージコイン直接投資ETF「DOJE」を9月第2週にも上場予定。
08:05
上場企業のビットコイン保有量100万BTC突破、半年で150社超に急拡大
上場企業のビットコイン保有総量が9月4日に100万枚を突破。マイケル・セイラー氏のストラテジー主導で半年間に80社から150社超へ急拡大。
07:00
Fireblocks、ステーブルコインのネットワークをローンチ
仮想通貨インフラ大手Fireblocksは、ステーブルコインのためのネットワークをローンチしたことを発表。USDCを発行するサークルなど40超の企業がローンチ時点で参加している。
06:55
ワールドリバティ(WLFI)、ジャスティン・サンのアドレスを凍結か
ワールド・リバティ・ファイナンシャルがトロン創設者ジャスティン・サンのウォレットを9月5日にブラックリスト化。900万ドル相当のWLFIトークン移動後に制裁措置。
06:25
ストラテジー、S&P500指数編入の可能性高まるか=ブルームバーグ
マイケル・セイラー率いるストラテジーがS&P500組み入れ候補に浮上。パッシブファンドの約160億ドル買い圧力への期待も。
06:00
SEC、仮想通貨規制枠組み明確化へ 規制アジェンダで新方針発表
SECアトキンス委員長が4日、仮想通貨規制の明確化を含む春季規制アジェンダを発表。イノベーション支援と資本形成促進を重視した新たな規制方針を表明。
05:40
ナスダックが仮想通貨保有上場企業への監視を強化、株価に打撃
ナスダックが仮想通貨トレジャリー企業への監督を強化。株主投票義務化や情報開示要求で、複数企業の株価が急落。
09/04 木曜日
18:30
10カ国で「政府よりビットコインを信頼」 コーネル大25か国調査
コーネル大の25か国調査で、10カ国が「政府よりBTCを信頼」。平均信頼度は4.67/10。株・社債は同等リスク視、日本は信頼・保有とも低位。
14:49
リップル社、ステーブルコイン『RLUSD』をアフリカ3社と提携し提供開始
Rippleの米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」がアフリカで利用開始。Chipper CashやVALRと提携し、国際展開を拡大中。
13:45
スイ・グループ、保有量1億SUI突破
ナスダック上場のスイ・グループが9月2日時点でSUIトークン保有量1億枚超を達成。約3億4400万ドル相当のSUI仮想通貨資産を確保し株主価値向上へ。
13:10
「既存の枠組み活用で仮想通貨市場に迅速対応を」米CFTC代理委員長が提唱|WebX2025
米商品先物取引委員会のファム代理委員長がWebX2025に登壇。米国における新たな仮想通貨規制方針について講演した。既存の規制枠組みを活用することを提唱している。
11:35
米M2供給が過去最高の22兆ドル超に、ビットコインは年内18万ドル到達可能か=専門家分析
米M2マネーサプライが史上最高値を記録し、ビットコインと金への影響が注目されている。専門家らは相関関係に基づきビットコイン16万7000-18万5000ドル到達を予測する。
11:05
トランプ関連の仮想通貨「WLFI」、16億円相当をバーン
Lookonchainは、トランプ米大統領ファミリーが支援するワールドリバティファイナンシャルの仮想通貨WLFIの16億円相当がバーンされたとXに投稿。数量は4,700万WLFIである。
10:50
著名投資家ダリオ「政府債務増大で仮想通貨やゴールドの価格上昇」と見解
レイ・ダリオ氏が政府債務問題による法定通貨価値下落でビットコインなどの仮想通貨やゴールドに資金が流入するとの見解を示した。ステーブルコインのリスクにも言及している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧