はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2025 Tokyo E-Prixのスポンサーシップ締結を決定

UPCX-Platforms Pte. Ltd.は5月16日、電気自動車による世界最高峰のレース「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表した。同時に、独自のブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」とファン支援サービス「Fanlink」の説明会を開催した。

UPCXは、従来の決済システムの課題を解決し、グローバルな決済インフラを目指している。記者会見では、CEOの中野誠氏が技術の特徴や今後の展開について説明した。

登壇者

  • 中野誠氏: UPCX代表取締役CEO
  • マギー氏: モデル
  • 岩橋玄樹氏: アーティスト
  • 国山ハセン氏 司会者

「世界標準決済」を掲げるUPCXの革新性

UPCX CEO 中野誠氏

中野氏は冒頭、UPCXの名称を「Universal Payment Coordinate(世界標準決済)」と紹介し、世界標準時刻(Coordinated Universal Time、UTC)にちなんで名付けたと説明した。金融に特化したブロックチェーンプラットフォームとして、国際的な普及を目指す。

10の独自機能で実現する次世代決済システム

UPCXは、他のブロックチェーンプラットフォームと異なる10の機能を備えている。中野氏は特に以下の4つを詳しく紹介した:

  • メールアカウント機能:従来の英数字のランダムな送金アドレスではなく、メールアドレス、電話番号、または任意の文字列を設定可能。
  • 異なる通貨間での送受金:UPCXが発行する通貨UPCで送金し、受け取り側はユーロやUSドルなど希望の通貨で受け取れる。
  • QRコード請求:送金に加え、QRコードを相手に読み取らせて請求も可能。
  • グローバルな口座振替:銀行口座やクレジットカードがなくても、UPCXアプリとスマートフォンで、口座振替に似た機能を利用できる(地域により対応状況が異なる)。

さらに、NFCを用いたタッチ決済、エスクロー(取引の安全性を確保する第三者預託)、ビットコインなど他チェーンとの相互運用性、ハードウェアウォレット、ブロックチェーンによる改ざん防止のデジタルチケット発行、ポスト量子耐性暗号なども開発中だ。

中野氏は「UPCXはクレジットカードを超える秒間10万件の処理能力を有し、将来的に100万件を目指しています」と技術力をアピールした。ただし、100万件の達成時期や具体的な計画は今後の課題だ。

関連:UPCXの特徴・将来性・購入方法を解説|ビットトレードで国内初上場

クリエイターとファンを直接つなぐ新プラットフォーム

UPCXは金融プラットフォームに加え、新プロダクト「Fanlink」をこれから展開する予定。これは、ファンがアーティストや選手を直接支援できるサービスで、仲介業者を間に挟まず、高い透明性を確保する。従来の投げ銭サービスとは異なり、ブロックチェーン上で契約を成立させることで安全で透明な取引を可能にする。

中野氏は「たとえば、ファンがアーティストに『母親の名前を入れた目覚まし時計の音声を作ってほしい』と依頼し、ブロックチェーン上で合意が成立すれば契約が実行されます。このようなパーソナライズされた支援は、ファンとアーティストの新たな関係を築く可能性を秘めています」と語った。

最後に中野氏は「Fanlinkは、ファンと著名人を直接つなぐプラットフォームとして、将来的にグローバルな展開を目指しています」と展望を述べた。

UPCXとFanlinkの可能性

左モデルのマギー氏|右アーティストの岩橋玄樹氏

会見にはモデルのマギー氏とアーティストの岩橋玄樹氏が登壇し、UPCXとFanlinkの可能性を語った。

マギー氏は「UPCXの将来性や生活での活用法を理解できました。グローバルに気軽に使えるサービスになるのが楽しみです」と期待を述べた。マギー氏はUPCXの処理速度や実績にも質問し、関心を示した。

岩橋氏は「Fanlinkは投げ銭を通じてファンとアーティストが本物の繋がりを作れる最高のプラットフォームだと思います」と語った。また、「投げ銭サービスとの違い」についても質問し、「従来のサービスと異なり、中間業者を介さずにファンから支援したい相手へ直接送金できる」透明性の高さを評価した。

関連:水泳世界選手権ドーハ大会 2024にWeb3決済プレゼンス、UPCXが公式スポンサーに

関連:ビットトレード、貸暗号資産の特別募集「ユーピーシーエックス(UPC)」で開始

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
07:40
ネイバーとアップビット親会社ドゥナム、AIとブロックチェーン融合で1兆円投資へ
ネイバーとアップビット運営のドゥナムが、AIとブロックチェーンを組み合わせた次世代金融インフラ構築に向け、今後5年間で1兆円超を投資する計画を発表した。韓国ウォン連動型ステーブルコイン発行も視野に入れている。
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧