- 2018年、仮想通貨業界の「初」と「最後」総まとめ
- 2018年も、仮想通貨業界を揺るがすようなハプニングやイベントが多く、特に注目すべき「初」と「最後」の出来事を月ごとにリストアップし振り返っていく。
2018年の仮想通貨業界のニュースを総括
2018年も、仮想通貨業界を揺るがすようなハプニングやイベントが多く、特に注目すべきような出来事を月ごとにリストアップし振り返っていく。
1月
- 1月4日、初めて当時2位のXRP(リップル)の時価総額がビットコインの半分を超えた。ビットコイン:$250,950,730,448 XRP:$142,375,267,316
- 米ドル基軸のステーブルコイン発行企業テザー社は、世界初のユーロ基軸ステーブルコインEURTを発行。
- 米ナスダックとNYSEアーカに初のブロックチェーン企業のETFが上場。
- Facebook社は、ICOを含む仮想通貨関連報告を禁止と発表。
- 1月26日、国内大手仮想通貨取引所【コインチェック】が5億2300万仮想通貨ネム(XEM)の盗難を受け、当時の相場では約620億円相当、国内最大のハッキング被害金額となった。
- 中国の大手マイニングプールViaBTCが中国政府の仮想通貨禁止政策を受け、1月10日をもち、マイニング事業を廃止。
2月
- 米メガバンクのJPモルガン・バンカメ・シティグループが、クレジットカードでの仮想通貨購入を停止。
- 中国政府が、国内外の仮想通貨・ICO関連サイトへのアクセスを全面遮断。
- SBI銀が、仮想通貨取引所SBIVCを夏に開業することを目指していると発表した。
- ゴールドマンサックスも出資した米Circle社が、多くのアルトコインを取り扱っている仮想通貨取引所Poloniexを約428億円で買収した。
- 国内取引所Zaifが、3月31日をもち、【四半期1-3】の先物取引を終了し、【四半期4-6】以降の限月の先物の取引を取り扱わないと公式で発表した。
- ビットコインは、2万ドル付近まで暴騰した2017年年末から、1月を経て、6000ドル近くまで下落し、2月15日再び1万ドルを上回った。ビットコインの1万ドル水準は、今回につき、今年のラストとなった。
3月
- 米SEC(証券取引委員会)が仮想通貨市場の動向を調査するために、80社に及ぶ仮想通貨関連企業を召喚した。
- GMOインターネットは、昨年年末に開始したマイニングファームの月次の報酬などの収益状況データを開示し、二ヶ月で、「2.8億円」のマイニング報酬を得たと明らかに。
- SBIの合弁会社SBI Ripple Asiaは、リップル社のxCurrentを実装した送金アプリ『Money Tap』の提供を正式に発表した。
- 米SECは、SECへの未登録の仮想通貨取引所が違法状態であると公式で声明した。
- 1月に世界取引高2位の仮想通貨取引所Huobiと資本提携を発表したSBIVCが3月9日、パートナーシップを中止すると公表した。
- 米グーグル社は、6月より、仮想通貨の関連広告の公開を禁止すると発表。
- 日本金融庁は3月23日、無登録の状態でユーザー保護が欠如とされていた世界取引高No.1のBinanceが「改正資金決済法」に基づいた警告を行なった。
- ツイッターも、ICOを含む仮想通貨関連広告の表示を禁止することにした。
4月
- マネックスが36億円でコインチェックを買収。正式にマネックスグループ傘下へ。
- Yahoo!JAPANの100%子会社、「Zコーポレーション」が、仮想通貨交換事業者として金融庁の認可を受けている「ビットアルゴ東京取引所」に資本参加することを決定。
5月
- ウィンクルボス兄弟が経営する、Winklevoss IP社が、BTC・XRP・ETH等仮想通貨を含むETPの扱いに関する特許請求を受理され、特許の取得が確定。
- 野村ホールディングス株式会社と Ledger、Global Advisors Holdings Limitedが仮想通貨を含むデジタル資産のカストディサービスの提供に向けて、共同研究を進めることを発表。
6月
- テキサス大学金融学教授のJohn Griffin氏と同大学院Amin Shams氏による論文で、テザーによる市場操作を指摘。
- 岡山県西粟倉村で、日本発の地方自治体による地方創生ICOが実施されることが決定。
- Van Eck社とSolidX 社が共同で、米SECへビットコインETFの承認許可申請を行った。
- 米大手金融サービス企業であるFidelityが、仮想通貨取引所のシステムエンジニアやデジタル資産の保管サービスなどの人材を募集開始。
- 米大手仮想通貨取引所であるCoinbaseは、16年7月に同社に10億円強出資した三菱UFJフィナンシャルグループ(以下、三菱UFJ)と連携し、日本市場の開拓を目指すと日経新聞が報じた。
7月
- 大手仮想通貨取引所バイナンスが西日本の洪水被害者へBTC、BNB、JPYなどで100万ドルの寄付を表明。
- 6月26日、CBOEがSECへ新たなビットコインETFライセンスを申請。
- 仮想通貨スタートアップStrongholdが、法定通貨米ドル(USD)とのペッグ通貨となる仮想通貨”Stronghold USD”の仮想通貨Stellar(ステラ)のブロックチェーン上での発行を予定し、IBMが支援を公表。/li>
- Financial News のレポートにより、世界最大の資産運用会社であるBlackRockの仮想通貨市場への参入の検討が明らかに。
8月
- NY証券取引所の親企業であるICEが仮想通貨取引所Bakktの開設を発表。
- Fortune500に入る金融サービス大手Northern Trustが、仮想通貨業界へ進出。同社の広報の言及により、以前から三つの主流ヘッジファンドと連携し、仮想通貨投資をポートフォリオへ追加していた事が判明した。
- ドイツ第2位の証券取引所Boerse Stuttgartは、ICO発行・取引・カストディを一体化したサービスの開発を発表。
- 8月11日、ビットコインドミナンスは50%を突破し、2017年12月以来の高水準となった。
- 中国が、124の海外取引所へのアクセスをブロックし、仮想通貨取引所に対する規制を大幅強化。
- 仮想通貨管理サービスも提供するアメリカの認可された管理機関Kingdom Trustが、イギリスの世界最大級の保険組合ロイズに属する保険引き受け業者と仮想通貨盗難の際の保険を締結したことを公表。
- CBOEが仮想通貨『イーサリアム先物』を年内開始予定であることが明らかに。
9月
- ゴールドマンサックス社CFO、仮想通貨取引デスク中止の報道は「フェイクニュース」と発言。
- SBI Ripple Asiaが、リップルDLTベースの支払いアプリ『マネータップ』一般サービス開始。
- モルガン・スタンレーがビットコイン先物に基づくデリバティブ商品の公開を計画している事がブルームバーグ誌を通じて明らかに。
- 仮想通貨取引所Zaifは、9月20日未明に日本円で約67億円相当(BTC、MONA、BCHを含む)のハッキング被害にあったことを報告。
10月
- 株式会社bitFlyerは、加納裕三社長の後任に鈴木信義氏が就任し新体制を発表。
- 米リップル社が主催する国際カンファレンス「SWELL 2018」が、10月1日〜2日(日本時間の10月2日〜3日)で開催され、元米大統領ビル・クリントン氏もスピーカーとして登壇。xRapidの商品化を正式発表。
- 「仮想通貨はコモディティ(商品)」と米連邦裁判所の判決に関してCFTCが公式文書を公開。
- 大手仮想通貨取引所バイナンスが4種の仮想通貨を上場廃止。
- 金融庁の認可を受けた、自主規制団体である「一般社団法人日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)」は、10日24日から施行するガイドラインを公表。
11月
- ジェミニドルとUSDCが日本の仮想通貨取引所Liquid by Quoineに上場。
- 米SECが分散型取引所EtherDeltaの創設者を未登録証券取引所運営で起訴。
- リップル社が仮想通貨XRPの証券問題に関する集団訴訟を連邦裁判所へ移転。
- SECは、2つのICOプロジェクトに対する告訴にて、ICOトークンの発行と販売が未登録証券とみなし、民事調停(和解)を行なったと、SECのプレスリリース によって明らかにした。
- ビットコインキャッシュ(BCH)が、二つの分裂通貨ABCとSVへと分岐した。
- スイスで世界初の仮想通貨ETP取引開始へ。
- 仮想通貨イーサリアムブロックチェーン使用ゲームが「プレステ4」で発売予定。
- 米財務省が歴史上初、サイバー犯罪利用の「仮想通貨ビットコインのアドレス」を特定、経済制裁対象リストに追加。
- 米商品先物取引委員会(CFTC) がブロックチェーンのスマート・コントラクトの入門書を発行。
12月
- 米ワイオミング州で仮想通貨・ブロックチェーン関連企業の『銀行法』が審議で承認。
- 北京金融監督局、仮想通貨『STO』による資金調達は違法と発言。
- 米SEC、VanEck版仮想通貨ビットコインETFの最終延期、来年2月末決定。
- 米国会二人の下院議員が『トークン分類法2018』という米国初仮想通貨を明文化と定義する法案を正式に提出した。最大の特徴は、仮想通貨を有価証券から分離させる点。
- 独2位の大手証券取引所が銀行と提携して「仮想通貨取引所」開設へ。2019年前半にビットコインやイーサリアム取引開始を目指す。
- みずほ銀行が2019年3月に「デジタル通貨」を発行。仮想通貨技術を応用か。
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