
2026年上半期にサービス連携開始予定
暗号資産(仮想通貨)取引サービス運営のCoincheck(コインチェック)と、メルカリ子会社のメルコインは5日、業務提携契約の締結を発表した。
2026年上半期を目処に、メルカリアプリの仮想通貨取引サービスを通じて、コインチェックの新規口座開設とコインチェックとの仮想通貨取引の両方が可能になる。メルコインが媒介する形で、メルカリユーザーがより多様な仮想通貨にアクセスできるようになる計画だ。
現在メルカリアプリではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)やエックスアールピー(XRP)の3銘柄のみ取り扱っているが、「コインチェック」が提供する多様な仮想通貨を取引できるようになる。
コインチェックはアプリダウンロード数6年連続国内No.1を誇り、2025年7月末時点で取扱い銘柄数は35種類程。前述の3銘柄に加えて、シバイヌ(SHIB)、ドージコイン(DOGE)など人気銘柄も取り揃える。
一方、メルコインは2023年3月のサービス開始から約1年9カ月で利用者数300万人を突破、利用者の約9割が仮想通貨取引の初心者という特性を持つ。
両社は共通して、初心者向けサービス設計に定評があり、国内仮想通貨口座数(4月時点に約1,240万口座 *)の拡大に貢献してきた実績を持つ。
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メルコインの中村奎太CEOは「仮想通貨業界の先駆者として長年業界を牽引してきたコインチェックとの提携により、仮想通貨のマスアダプションを加速させる」とコメント。
コインチェックの井坂友之社長執行役員も「社会全体にとって仮想通貨をより身近な存在にする大きな一歩になる」と述べ、両社の協業による業界全体の健全な発展への期待を示した。 *一般社団法人日本仮想通貨等取引業協会(JVCEA)「仮想通貨取引月次データ(2025年5月分)」より
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