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Etherscan開発チーム、高速EVMチェーンSeiで「Seiscan」運用開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Seiscanの概要と特徴

ブロックエクスプローラー大手のEtherscanは、EVMブロックチェーンSeiにおいて「Seiscan」の提供を開始した。Seiscanは、Etherscanと同じチームによって構築され、イーサリアムおよびEVMコミュニティで数百万人のユーザーに利用されている同社の技術基盤をSeiエコシステムに展開する。

Seiscanは、Etherscanが持つ主要機能をSeiブロックチェーン上で利用可能にするブロックエクスプローラーである。暗号資産業界で最も広く使用されているブロックエクスプローラーであるEtherscanは、毎日10億回以上のAPIコールを処理し、開発者とデプロイされたスマートコントラクトをつなぐ主要なインターフェースとして機能している。

Seiは、EVM互換性を持つブロックチェーンとして、処理速度と利用頻度において業界をリードする位置づけにある。Seiscanの導入により、Sei上の開発者は、イーサリアムで実績のあるインフラストラクチャと同等の環境を利用できるようになった。

提供される主要機能

出典:Seiscan

Seiscanは以下の機能を提供している。

高度な分析機能

  • トークン保有者の分布表示
  • コントラクト検証システム
  • 包括的なオンチェーンデータの可視化

APIインフラストラクチャ

  • DeFiプロトコル、ウォレット、分析プラットフォームとの統合に対応
  • Seiエコシステム全体で利用可能な堅牢なAPI

EVM互換ワークフロー

  • EVM開発者にとって馴染みのあるインターフェース
  • 既存のデータ構造との互換性
  • 安定した動作環境

開発者およびユーザーへの影響

Seiscanの導入は、Seiエコシステムの開発環境を大幅に改善する。開発者は、イーサリアムで培われた開発手法やツールをそのまま活用でき、Seiへの移行がより円滑になる。

利用対象分野は、ゲーム開発から機関投資家向け金融サービスまで多岐にわたる。MetaMaskおよびCircleのSei統合に続く今回の展開により、SeiはEVM互換ブロックチェーンとしての基盤をさらに強化している。

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Seiscanへのアクセスは、既に開始されており、開発者は即座に利用を開始できる。詳細な技術仕様やAPI文書については、公式サイトで確認が可能である。

Etherscanについて

Etherscanは、イーサリアムブロックチェーンの最大手ブロックエクスプローラーである。2015年のサービス開始以来、イーサリアムエコシステムにおける重要なインフラストラクチャとして、開発者、投資家、一般ユーザーに幅広く利用されている。同社は、ブロックチェーンデータの透明性と利便性の向上に貢献し、業界標準としての地位を確立している。

Seiについて

Seiは、高速処理を特徴とするEVM互換ブロックチェーンである。独自の並列処理技術により、従来のEVMチェーンと比較して大幅な処理速度の向上を実現している。DeFi、ゲーム、NFTなど、様々な分野での活用が進んでおり、開発者フレンドリーな環境構築に注力している。

関連:Sei(セイ)とは|行政・企業で注目集まる理由と将来性をやさしく解説

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