はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アニモカ・ブランズ・ジャパン、上場企業の仮想通貨戦略の支援事業を本格始動

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨戦略を支援

Web3企業Animoca Brands(アニモカ・ブランズ)の戦略的子会社であるAnimoca Brands株式会社(以下、Animoca Brands Japan)は11日、上場企業を対象にしたデジタルアセット(暗号資産・仮想通貨)トレジャリー戦略支援を本格開始すると発表した。

上場企業がデジタルアセットを保有・運用する際の戦略立案から運用までを包括的に支援する「デジタルアセット・トレジャリー・マネジメント支援事業」を本格始動すると説明。Animoca Brandsの知見とネットワークを最大限に活かし、デジタルアセットを活用した資産管理の効率化を通じた企業価値向上を多角的にサポートするとしている。

企業がデジタルアセットを保有・運用する動きは米ストラテジー(旧マイクロストラテジー)が主導し、日本でもメタプラネットや堀田丸正など同様の戦略を採用する企業が増えてきた。Animoca Brands Japanは発表で、デジタルアセットの保有や運用に対するニーズが高まっており、この流れは日本にも広がって注目を集めていると述べている。

同社はこれまで、日本発IP(知的財産)のWeb3を通じたグローバル展開支援などを行いながら、2025年4月からビットコイン(BTC)などのデジタルアセット・トレジャリー・マネジメント支援、保有仮想通貨の運用戦略策定のサポートなども日本国内上場企業へ実施してきたという。

関連:アニモカ・ブランズとAntler Ibex、日本IP特化のWeb3投資ファンドを発表|WebX2025

その上で、現在の需要の高まりを受け、今回の事業を本格始動すると説明。デジタルアセットには専門性が高いことやリスク管理が難しいことの障壁があるため、企業にサポートを提供していくとした。

Animoca Brands Japanが支援するのはデジタルアセットの保有に加え、ステーキング、レンディング、DeFi(分散型金融)のイールドファーミング、ストック収入型(定期的な収益を得られるモデル)の事業参入と幅が広い。

イールドファーミングとは

DeFi上で、仮想通貨を預けて流動性を提供することにより利益を得るシステムや手段のこと。

これから、クライアント企業の持続的な成長と企業価値の向上に貢献し、日本におけるWeb3のマスアダプションを加速させていきたいと考えているとした。

デジタルアセットのリスク

インフレ対策やポートフォリオの多様化などを目的としてデジタルアセットを保有する企業が増え、トレジャリー戦略の採用によって企業の株価が上昇する事例もみられるが、こういった戦略には課題も指摘されている。

例えば、仮想通貨の価格が大きく下落した場合、株価が相関して下落したり、特に資金調達をしてデジタルアセットを購入している企業に対しては財務の健全性への懸念が高まったりするリスクがある。

Animoca Brands Japanは各企業の財務状況、財務目標、リスク許容度を踏まえ、最適な運用戦略の策定を支援すると説明した。

関連:「トークンはネットワークの象徴」Animoca BrandsのYat Sui会長、WebXで文化へのインパクトを語る

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧