
90億ドル評価での資金調達を検討中
予測市場プラットフォームのポリマーケットが最大90〜100億ドルドルの企業評価での資金調達を検討していることが判明した。ビジネスインサイダーによると、少なくとも1人の投資家が100億ドルの評価でタームシートを提示したという。
この評価額は今夏の10億ドル評価から大幅な上昇となる。ポリマーケットのCEOシェーン・コプラン氏は今月、商品先物取引委員会(CFTC)から米国での事業開始について承認を得たと発表していた。
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競合のカルシも50億ドル評価での資金調達に近づいている。これは数カ月前の20億ドル評価から2倍以上の上昇となる。8月の取引高ではカルシが8億7,500万ドル、ポリマーケットが10億ドルと差が縮まっている。
ポリマーケットは2020年にコプラン氏が創設し、2024年米大統領選でトランプ氏の勝利を正確に予測して注目を集めた。8月にはドナルド・トランプ・ジュニア氏が同社のアドバイザリーボードに加わり、パートナーを務める1789キャピタルから戦略的投資を実行している。
著名投資家ピーター・ティール氏のファウンダーズファンドが主導した前回調達では10億ドル評価で資金を調達し、累計調達額は2億5,500万ドルに達した。現在ポリマーケットはポリゴン上でUSDC決済を使用し、匿名取引とグローバルアクセスを提供している。
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チェーンリンクとの提携でオラクル機能を強化
ポリマーケットは9月12日、チェーンリンクとの提携を発表し、同社のデータ標準を解決プロセスに統合すると明らかにした。
チェーンリンクのデータストリームと自動化機能を組み合わせ、資産価格の予測市場でリアルタイム決済を実現する。この統合により、ビットコイン価格予測などの市場でほぼ瞬時の解決(契約の清算)が可能になった。
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