はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「2025年4QはビットコインETFに記録的な資金が流入」Bitwiseが予測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインETFの資金フロー

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwise(ビットワイズ)のマット・ホーガン最高投資責任者は7日、いつものメモを公開し、2025年4Q(10月から12月)はビットコイン(BTC)のETFに記録的な資金が流入すると同社が予測していると公表した。

資金流入の根拠を3つ挙げて、年間の流入額が2024年を超えるとも予測。ETFの資金フローは投資家が重要視する指標の1つである。

冒頭でホーガン氏は、上場した昨年以上の資金が2025年にビットコインETFに流入すると事前に予測していたと説明。同社は昨年、2025年の仮想通貨領域における10の予測を発表しており、実際にこの予測も含まれていた。

一方で以下の資金流入のグラフ(左軸の単位は10億)のように、2025年10月3日時点のデータでは予測通りになることは困難であるのではないかと考える人がいるかもしれないと説明。しかし、3つの要因によってQ4の資金フローが増加し、最終的に2024年を超えると現在も考えていると述べた。

出典:Bitwise

3つの要因

まず1つ目は、最近になって大手の資産管理者がビットコインETFの購入を禁止する方針を転換したこと。例としてモルガン・スタンレーのグローバル・インベストメント・コミッティー(GIC)が今月1日にレポートを公開し、リスクプロファイルに応じた仮想通貨への最大4%の資金配分を提案したことを挙げた。

そして、GICの推奨は、合計2兆ドル(約305兆円)を運用する1万6,000人のアドバイザーに提供されると説明。他にも、ウェルズ・ファーゴも同様の動きを見せており、UBSらの他の企業も後に続くだろうとの見方を示している。

関連:モルガン・スタンレー、仮想通貨のポートフォリオ配分上限を最大4%と推奨

その上で、これらの企業の全てのアドバイザーから即座にビットコインETFに資金が流入するとは思わないが、ホーガン氏らがアドバイザーと交わした多くの対話から需要があることは明確になっており、4Qに意義のある資金が流入することを予測しているとした。

2つ目の要因は、今年は「ディベースメント取引」がトレンドになりつつあることを挙げた。ディベースメント取引とは、「通貨価値切り下げ取引」と訳され、日本のメディアも最近よく取り上げている。

ホーガン氏は、ディベースメント取引について「政府が自国通貨の価値を低下させたり、評価を悪化させたりする際にパフォーマンスが高くなる資産に投資すること」だと説明。債務が増加したり、政府が閉鎖している米国などの国の状況を指摘しているとみられる。

そして、この条件に当てはまる資産はビットコインとゴールド(金)であると指摘。このトレンドが、ビットコインETFへの資金流入につながるとの見方を示している。

最後に、3つ目の要因はビットコイン自体の4Qのパフォーマンスに強気だからだと説明。今月に過去最高値を更新していることにも触れ、10月の最初の週だけで9%価格が上昇したと指摘した。

ホーガン氏は今回、ビットコインのリターンとETFへの資金流入を四半期ごとに比較した以下の画像も添付。そして、将来の結果を保証するわけではないとしつつ、ビットコインが2桁のプラスのリターンを記録した時は必ず百億ドル規模(2桁のbillion)の資金がビットコインETFに流入してきたことも指摘した。

出典:Bitwise

関連:ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:46
ビットコイン高止まり、過去最高水準の機関投資家需要とBNBミーム熱が市場牽引
仮想通貨市場で2つの大きな動きが確認された。1. ビットコインETFへの資金流入が過去最高水準に到達、大手金融機関の配分解禁で機関需要が加速。2. バイナンスのBNBチェーンのミームコイン市場が急拡大、10万人超の新規トレーダーが流入し取引量8200万ドル超え。最新市況を分析。
11:25
Superteam Japan、ナスダック上場DFDVと提携 日本でのソラナ特化トレジャリー事業展開へ
Superteam Japanがナスダック上場のDFDVと提携し、日本初のソラナ特化トレジャリー事業「DFDV JP」の立ち上げを目指す。韓国に続くアジア2例目の展開で、日本の投資家にソラナ成長への参加機会を提供する。
11:20
仮想通貨SOSOのエアドロップ戦略|SoSoValueの特徴やインデックストークンについて解説
仮想通貨SOSOのエアドロップ獲得のポイントを解説。SoSoValueの特徴から、報酬モデル、リスク管理まで網羅。価格情報や今後の展望も。
10:46
Linea(リネア)とは?SWIFTに選ばれる理由・報酬プログラムの始め方
世界11,000の金融機関を結ぶSWIFTがパイロット採用したLinea。TVL16億ドル、85%エコシステム配分の理由とは?メタマスク報酬3,000万ドル、Ignition10億トークンの獲得方法を解説。
10:27
「25年4QはビットコインETFに記録的な資金が流入」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、2025年4QにビットコインのETFに記録的な資金が流入すると同社が予測していると公表。要因を3つ挙げている。
09:55
CZ氏率いるYZiラボ、BNB開発者支援で1,500億円のファンド設立 ミームコイン取引も活発
バイナンス前CEOのCZ氏率いるYZiラボが、10億ドル規模のBNBチェーン開発者支援ファンドを発表した。仮想通貨BNBは急上昇しており、ミームコイン取引も活発化している。
09:41
メタマスク、仮想通貨の永続契約取引機能をローンチ
イーサリアムなどのブロックチェーンに対応する仮想通貨ウォレットのメタマスクは永続契約取引機能をローンチしたと発表。ポリマーケットへの対応計画や報酬プログラムについても説明した。
10/08 水曜日
17:12
ビットフライヤー、「スカイ(SKY)」の取扱い開始
bitFlyerは、メイカーダオ(MakerDAO)の後継トークン「スカイ(SKY)」の取扱いを開始。取扱記念キャンペーンも実施し、販売所での購入が可能となった。
16:15
IG証券、ビットコインETF・イーサリアムETFのCFD取引を提供開始
IG証券がビットコインETF・イーサリアムETFのCFD取引を開始。制度化が進む日本市場で、税区分や課税扱いを巡る動向にも注目が集まる。
14:00
「ビットコインは金に比べ著しく過小評価」ライトスパークCEO語る
ライトスパークCEOのデービッド・マーカス氏が、ビットコインは金と比較して著しく過小評価されており、金と同等の価値なら1BTC=130万ドルに達すると主張した。金価格が史上最高値の4000ドルを突破する中、JPモルガンもビットコインが過小評価されていると指摘し、16.5万ドルの価格予測を発表している。
13:25
トランプミームコイン発行企業、2億ドル調達でトレジャリー企業設立へ=報道
TRUMPミームコイン発行企業が最低2億ドルの資金調達を計画中とブルームバーグが報道。低迷するトークン蓄積のためデジタル資産トレジャリー企業設立を目指す。
13:10
米金融大手BNYメロン、トークン化預金を検討=報道
BNYメロンがトークン化預金の導入検討をブルームバーグが報道。1日2.5兆ドルの決済を処理する同行がブロックチェーン活用でインフラ近代化を推進。
11:45
「仮想通貨への投資は今でも遅すぎない」パンテラ幹部が見解
パンテラキャピタルのゼネラルパートナーがビットコイン、イーサリアム、ソラナなど仮想通貨投資の将来性を語った。ファンドマネージャーの多くが投資しておらず拡大余地ありとする。
11:15
クリーンコア、ドージコイン保有量7.1億DOGE到達 含み益30億円超に
米NYSE上場のクリーンコアソリューションズが公式ドージコイン・トレジャリーの保有量7.1億DOGE突破を発表。10億枚目標に向けビットスタンプ提携で取得継続中。
10:35
米SEC、仮想通貨企業向け「イノベーション免除」制度を年内にも正式化へ
SECのアトキンス委員長が8日、仮想通貨企業向けの「イノベーション免除」制度を年内か2026年第1四半期に正式化する意向を示した。政府閉鎖が規則制定の進展を妨げている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧