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米ビットコインETF、ブラックロック除外では年初来マイナスフローに ソラナETFは滑り出し好調

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブラックロックのETFに流入偏り

K33リサーチの調査責任者であるベトレ・ルンデ氏は28日、米国のビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)の年初来資金フローは、ブラックロックのIBITを除くとマイナスになっていると指摘した。

出典:K33リサーチ

BTC現物ETFには年初来で、流出と相殺するとこれまで269億ドル(約4兆円)が純流入したが、そのうち281億ドルはブラックロックのiShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)に流入したものだとしている。

ビットコイン現物ETFとは

実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。さらにはデジタル通貨市場の成熟と認知度の向上が期待される。

ルンデ氏は、ブラックロックが現在のところアルトコイン現物ETFを申請していないことにも言及。このため、競合他社は強力な資金フローを確保するチャンスでもあるが、ブラックロックが参入しない場合、アルトコインETF全体の資金流入は限られたものになる可能性があると意見した。

なお、ブラックロックはイーサリアム(ETH)現物ETF「ETHA」は提供している。K33のデータによると、各社のイーサリアム現物ETFのフローは、ETHAを除外してもプラスになっており、年初来で11億ドル(約1,700億円)以上が流入している。

関連:米国アルトコインETFの審査状況一覧 ソラナやXRP・ドージなど

IBITの上場以来の累積純流入は654億ドル(約10兆円)で、その後にフィデリティFBTCの126億ドル(約2兆円)が続く。IBITが二位以下を引き離している形だ。

ソラナ現物ETFの滑り出し好調

一方で、ソラナ(SOL)現物ETFは好調なスタートを切った。28日には、ビットワイズのソラナ現物ステーキングETF(BSOL)が取引開始。初日に約2億2,280万ドル(約340億円)の流入があった。

このETFはステーキング要素を備えており、投資家に5%の追加収入をもたらすものだ。このことが機関投資家を引き込むことも期待されている。

なお、同日にはキャナリーキャピタルのライトコインETF(LTCC)とHBAR ETF(HBR)も上場した。

ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、BSOLは、12~18か月で30億ドル(約4,600億円)以上の資金流入を生み出す可能性があると予測した。ソラナの時価総額がビットコインの5%、イーサリアムの22%を占めていることを踏まえている。

また、Bitgetのチーフアナリスト、ライアン・リー氏も、BSOLが初年度に30億ドルから60億ドルの新規資金を呼び込む可能性があると見積もっているところだ。

グレイスケールのソラナ・トラストもETFへ転換し、29日より取引開始する。

関連:上場初日のソラナステーキングETF、今年新規上場ETFの中で出来高最多 85億円に

ステーキングとは

特定の仮想通貨を保有することで、その通貨のブロックチェーンネットワークを管理することに貢献し、対価として報酬を得る仕組み。厳密には、仮想通貨を保有するだけでなく、ネットワーク上に預け入れておく必要がある。銀行口座に法定通貨を貯金し、一定期間後に利子を受け取る仕組みに類似しているといえる。なお、ステーキングは、PoS(Proof of Stake)のコンセンサスアルゴリズムを採用している通貨で行うことができる。

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