はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁に全米独立コミュニティ銀行家協会が否認を要求

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソニー銀行の免許申請に反対

全米独立コミュニティ銀行家協会(ICBA)は、ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、強く反対すると表明した。

ソニー銀行は銀行への規制が全て適用されることなく銀行免許の恩恵を受けられるようになると見えると述べ、法の抜け穴があることを主張。そして、銀行免許申請先の米通貨監督庁(OCC)に書簡を送付して、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。

ICBAが今回の書簡を送付し、その旨を公表したのは今月6日。海外メディアが今になって報じたことで現在注目を集めている。ICBAは、地方銀行の発展に取り組んでいる組織だ。

ソニー銀行を巡っては先月、情報を入手した海外メディアの報道によって、米国で国家銀行免許を取得するために申請書を提出したことがわかった。

厳密には子会社のConnectia Trustが暗号資産(仮想通貨)を含む事業を行う計画で、具体的には米ドルステーブルコインの発行と準備資産の管理、カストディサービス、デジタル資産運用サービスなどを行うと見られている。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。

関連:ソニー銀行、米国で国家銀行免許を申請 米ドルステーブルコイン発行などを計画=報道

この申請に対しICBAは、ソニー銀行は信託銀行の免許を申請しており、この認可では預金に似たプロダクトを消費者に提供することは認められていないと指摘。信託銀行の認可は、個人信託や遺産管理、退職年金制度サービスなど従来の信託業務を促進するためにあると主張した。

そして、預金に似たプロダクトを提供するのであれば、預貯金を取り扱う金融機関と同じ認可も必要であると指摘している。

その上で、これは容認できない法的権限の再解釈だと主張。破産時に消費者に混乱や損害を与えることが予想されるとして、OCCに申請を認可しないように要請した。

なお、ICBAは今月3日、コインベースによる銀行免許申請を許可しないように要請する書簡もOCCに送付している。

今回のICBAの主張について、仮想通貨の一体型プラットフォーム「Komodo Platform」のKadan Stadelmann最高技術者は「Decrypt」に対し、大手銀行の優位性を保護するためにステーブルコインのリスクが誇張されているとコメントした。

関連:コインベース、銀行の「預金流出」懸念を否定 ステーブルコイン規制めぐり反論

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧