NFT作品、美術館が正式認定
ニューヨーク近代美術館(MoMA)は20日、クリプトパンクス(CryptoPunks)8点とクロミー・スクイグルズ(Chromie Squiggles)8点のNFT作品を永久所蔵品に加えたことを発表した。
今回の収蔵は購入ではなく、プロジェクト創設者や著名コレクターらによる寄贈で実現した。
CryptoPunksは2017年にラーバ・ラボ(Larva Labs)が制作した10,000点のピクセルアートNFTコレクションで、NFT市場の先駆けとなったプロジェクトだ。24×24ピクセルのアバター画像はイーサリアムブロックチェーン上に記録され、後のERC-721トークン規格の基礎となった。
一方、Chromie Squigglesはアート・ブロックス(Art Blocks)のジェネシスコレクションとして2020年11月に開始され、ジェネレーティブアート分野で重要な位置を占めている。
今回の収蔵は、ブロックチェーンアートが主流の美術機関に正式に認められた重要な節目となる。MoMAは1929年に設立されたニューヨークを代表する美術館で、ゴッホの「星月夜」やウォーホルの作品など、近現代美術の重要作品を多数所蔵している。
同館がNFT作品を永久所蔵品に加えたことは、オンチェーンアートが一時的なデジタルトレンドではなく、恒久的な文化記録の一部として扱われることを示している。
CryptoPunksの時価総額は現在約7億6300万ドル(約1,140億円)で、今年のピーク時の25億ドル(約3,740億円)から減少しているが、文化的価値は引き続き評価されている。
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