CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ステラがIBM・KlickExと提携、国際決済システム構築を目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップルをベースにした個人向け決済用仮想通貨であるステラ(Stellar)が、IBMやKlickEXとの提携を発表
従業員を数十万人抱える世界最大級規模の企業であるIBMとの提携は、非常に重要なニュースです。全世界の銀行などの金融機関と連携したステラの技術を使用することで、決済時間を短縮し、リアルタイムで行えることを目的とする新しい国境を超えた決済システムを構築するプロジェクトとのことです。

Ripple(リップル)の初期開発メンバーであり、マウントゴックスの創設者であるジェド・マケーレブ氏が中心となって開発されたステラ(Stellar)がコンピューターのシステムなどを開発してきたIBM、通貨交換サービスを提供するKlickExと提携し、全世界の銀行などの金融機関と連携したステラの技術を使用することで、決済時間を短縮し、リアルタイムで行えることを目的とする新しい国境を超えた決済システムを構築するプロジェクトを発表しました。

またこのプロジェクトを成功させるために、ナショナル・オーストラリア銀行(オーストラリア国内最大の資産を保有)、トロント・ドミニオン銀行(カナダ五大銀行の一つ)、日本からも三井住友フィナンシャルグループなどと協力し、進めていきます。

IBMのブロックチェーン開発担当者のJesse Lund氏は

「ブロックチェーン技術は国境を超えた決済を促進するために生まれ、世界中の金融機関も関心を持っています。私たちの仕事は複数の異なるタイプのデジタル資産をサポートしていくことです」

と述べています。

Stellarのジェド・マケーレブ氏は

「この新しいイノベーションとコラボレーションは、Stellarだけでなく金融技術業界全体にとっても重要な経過点です。複数の統合通貨の国境を超えた決済を促進するために、パブリックブロックチェーン技術が初めて使用されています。現在、国境を越えた決済には数日かかり、この新しいシステムは、南太平洋地域の開発途上国の既存の国際取引を改善し、大きな影響を与える可能性があります。同様に、IBMとその銀行パートナーによって完全に整えられれば、世界中で資金が移動する従来のシステムを変える可能性があります。 Stellarは革新的な国境を超えた決済ソリューションの開発と世界的な導入についてIBMとKlickExと協力することに興奮しています」

と述べました。

IBM and KlickEx Choose Stellar to Power the Future of Cross-Border Payments

October 15, 2017 by Stellar Team

参考記事はこちらから

発表を受けて

仮想通貨ステラのチャート

この発表は現在カナダのトロントで行われているRipple主催のSWELLに合わせてなされたものではないでしょうか。

提携が発表されたことを受けて、Stellarの取引量が増加し価格も上昇し、世界中から注目を集めています。このプロジェクトが進行し、世界の決済システムに革新的な変化をもたらすことができれば、金融・経済も大きく変化するでしょう。

CoinPostではこれから連日SWELLについての記事を投稿する予定です。Twitterと合わせてチェックしてみて下さい。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア