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ConsenSys設立者が「世界的な決済レイヤー」として仮想通貨イーサリアムの優位性を主張する理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ConsenSys設立者がイーサリアムの優位性を主張
ConsenSys設立者が、「自由、選択、最大限のトラスト」の観点から、イーサリアムが唯一の実現可能なグローバル決済レイヤーであるとしている。また既存の金融システムにおけるプラットフォーム互換性や専有化などの課題も指摘した。

「イーサリアムが唯一の実現可能なグローバル決済レイヤー」ConsenSys設立者が主張

イーサリアムのインキュベーター企業ConsenSysの設立者であり、イーサリアムの共同設立者でもあるJoseph Lubin氏は、韓国で開かれた大型ブロックチェーンカンファレンス「Deconomy」に登壇した際に、既存の国際送金決済システムや他のブロックチェーンプロジェクトの課題点を指摘、イーサリアムの優位性を強調した。

まず、既存の中央集権的な国際送金決済システムの課題点の一つとして、プラットフォームの管理者がそこにおける「取引」からあまりにも多くの価値を享受していると同氏は意見を述べた。

その「取引」とは、送金プラットフォームにおける決済や、開発者がアプリケーションを提供する上での費用などであることを同氏は指している。

これまで、世界には統一されたグローバル金融システムは存在していない。

銀行のような金融機関のみならず、AmazonやGooglePlay、AppStore、Ebayなども決済プラットフォームの一つだ。

それらのネットワークは隔離された領地のように、各自の利益を守るために、実際顧客の利益にフォーカスするものではない。

また同氏は、各プラットフォームが互換性を持たず専有的であるため、ソフトウェアの開発者やゲームデベロッパー、教師など幅広い群衆は不利益を被っているとしている。

一方、そのような点において、イーサリアムは既存のシステムに対する優位性があるとして、次のように発言した。

イーサリアムのオープンソースは、様々な開発スタジオが独自のスケーラビリティにおけるソリューションをイーサリアムのブロックチェーンに持ち込み固定することを可能にする。プロジェクトLoomやAxie Infinityがその例だ。

誰のものでもない、参加者全員のプラットフォームである。

プラットフォーム間の垣根を壊すことで開発者により自由な選択肢を与えつつ、ユーザーの利益にも焦点をあてる。それが同氏が主張するビジョンの一つである。

他のブロックチェーンプロジェクトにも言及

Lubin氏は、「自由、選択、最大限の信用」が良いとするならば、どのような産業と集団的努力を構築する上でのグローバル決済レイヤーの選択が最適であるか?という疑問を提示した。

なお、同氏は、「偏向した意見」であると自身で認めた上で、それらの条件を満たしながら実現可能性のあるグローバル決済レイヤーはイーサリアムのみであると主張。

そして、いくつかの新興のブロックチェーンプロジェクトを例に挙げながら自身の見解を示したが、その中で、ブロックチェーンにおけるネットワークの範囲について、IBMのブロックチェーン「Fabric」と「R3」社の分散台帳技術Cordaをその例として次のように発言した。

IBMのFabricはプライベートかつ許可が必要な小規模ネットワークに止まるだろう。R3のCordaは、銀行業界に主に特化したブロックチェーンソフトウェアだ。トークンも発行できるが、その利用事例は限られるだろう。尚且つCordaプラットフォームの固定を促進してしまう。

一方で、Cordaブロックチェーンの最初の目的は金融機関だったが、先日の日本で開かれた「ダブル r3 CTOsトークショー SBI r3 Japanトークショー」では、R3のCTOを務めるRichard Brown氏は、その活用範囲を全ての企業、サービスに向けて拡大することを新たな方針として進めていると明らかにしている。

Lubin氏は今回の登壇で複数の仮想通貨プロジェクトに対してもやや批判的な発言をしたが、真意としては包括的な金融システムを望んでいるスタンスと見られている。

イーサリアムは先日大型アップグレードを無事終えて、年内もう一度大型アップグレード「Istanbul」を控えているが、次なるフェーズのイーサリアム2.0の実装に関する具体的なスケジュールは未だ発表されていない。

今後、イーサリアムのエコシステムがどのように世界金融を変革させていくか、業界から注目されている。

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