はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコインは何の役割も果たさぬ貝殻のよう」米著名投資家バフェット氏が再び批判

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「オマハの賢者」仮想通貨に対する厳しい見方を維持
世界有数の投資家ウォーレン・バフェット氏が会長を務めるバークシャーハサウェイ社の年次株主総会にて、再び仮想通貨に対する厳しい見解を示した。

米著名投資家、仮想通貨に対する見解変えず

今年4月の急騰以来、上昇と下落を繰り返しながらも、徐々に底値を切り上げてきつつある感のあるビットコイン相場だが、「オマハの賢者」の異名を持つ、世界的投資家ウォーレン・バフェット氏のビットコインに対する考えに、あまり変化は無いようだ。

(ビットコインは)ギャンブルのような仕掛けだ… 多くの詐欺行為と結びついている。どこに行ったかわからないものもあり、多くが失われている。 ビットコインは何も生み出していない。

米CNBCによると、バフェット氏は、自身が会長兼CEOを務める世界有数の投資持株会社、バークシャーハサウェイ社の年次株主総会に先立ち、記者団に対して仮想通貨に関する見方を語った。

ビットコインは「ただ存在するだけで何もしない。貝殻のようなもので、私にとっては投資では無い」と述べたバフェット氏は、仮想通貨を自分の上着のボタンにたとえ、次のように表現した。

例えば、このボタンを引きちぎったとしよう。私が持っているのは”小さなトークン”だとする。

あなたにこれを1,000ドルで提供しよう。そして、今日一日が終わるまでに2,000ドルという値段にできるかどうか試してみよう。でも、ボタンの使い道は一つで、とても限られた用途しかない。

さらに、5月4日に開催されたこの年次株主総会中にも、バークシャーハサウェイ社副会長で長年の投資パートナーであるチャーリー・マンガー氏とともに、ビットコインについて嘲るような発言を繰り返したと、米メディアBloomburgのブログ中継では次のように伝えている。

ビットコインへの投機は、ラスベガスでギャンブルに興じる人々を眺めていた時の気持ちを思い起こさせる。 どちらとも、負ける見込みが大きいのに投機を行う人間がいる世界において、自分ならお金を儲けることができることを、確信させてくれる。

バフェット氏のビットコイン批判は、今に始まったものではなく、ちょうど1年前の株主総会での毒のある発言は、大きく報道された。いわゆる「ビットコインは殺鼠剤の二乗」発言である。

また、今年2月に行われた米CNBCのインタビューでも、ビットコインは、「妄想」であり、「固有の価値はない」と断言している。

一方、バフェット氏はビットコインが基盤とするブロックチェーン技術に関しては、「独創性がある」として、その可能性を評価する姿勢を示しているようだ。

「ブロックチェーンは、重要だが、ビットコインは必要ではなかった。 JPモルガンは、独自の仮想通貨を発行したではないか。」

JPモルガンのCEOであるJamie Dimon氏も、「ビットコインは詐欺」との発言をするなど、ビットコイン懐疑論者の急先鋒の一人だが、ブロックチェーン技術に関しては高く評価しており、直近では、同社はマイクロソフトと企業向けブロックチェーンで戦略的パートナーシップの締結を発表している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/17 水曜日
18:51
仮想通貨の分離課税、2028年1月からの見通しか
暗号資産の申告分離課税の施行時期について、2028年1月からの案が浮上。金商法への移行や投資者保護体制の整備が条件とされ、当初想定の2027年より遅れる見通しだ。
18:00
Progmat, Inc.、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
Progmat, Inc.が、2026年2月27日に東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など通貨のデジタル化と社会実装をテーマに議論する。
17:51
GMOフィナンシャルHD、株主優待にビットコイン導入へ
上限1万円相当のBTC GMOフィナンシャルホールディングスは12月16日、2025年12月31日を基準日とする新たな株主優待を発表した。 新制度では、GMOクリック証券におけ…
17:45
トランプ大統領、仮想通貨支持派ウォーラー理事を次期FRB議長候補に面接へ=WSJ報道
トランプ大統領が仮想通貨支持派のウォーラーFRB理事を次期議長候補として18日に面接。ステーブルコインやDeFiに積極的で、利下げを主張する同氏は、エコノミストから高評価を得ているが、トランプ氏との個人的関係の薄さから「大穴候補」との見方も。
17:00
イーサリアム「フサカ」のメリット一覧|恩恵を受けるのは誰?
仮想通貨イーサリアムはフサカのアップグレードを完了しました。本記事では主にフサカによってどのようなメリットが生まれ、どんな主体が恩恵を受けるのかを考察します。
16:12
アニモカ・ブランズ・ジャパン、BTCFi事業者2社と相次ぎ提携 
Animoca Brands Japanは、Babylon LabsおよびBifrostとBTCFi分野で戦略的提携を締結。自己管理型ビットコイン運用ソリューションの日本市場展開を目指し、上場企業向けDAT支援事業を強化する。
15:52
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、BTC保有量で世界20位と発表
トランプ大統領次男エリック・トランプ氏が支援するアメリカン・ビットコインが、39日間で4社を追い抜き世界20位の上場企業BTC保有量を達成。2025年に企業のビットコイン保有が急拡大する中、同社は5,098BTCを保有し急成長を遂げている。
14:58
パンプ・ファンとソラナへの55億ドル訴訟、5000件の内部チャット提出へ
パンプ・ファンとソラナを相手取った集団訴訟で、裁判所が第二次修正訴状を許可。内部告発者から入手した5000件のチャット記録を新証拠として提出へ。40億~55億ドルの不正搾取疑惑でRICO法違反を主張。
13:45
ロシア下院委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定、投資手段に限定
ロシア下院金融市場委員会のアクサコフ委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定し、投資手段としてのみ認めると表明した。
11:50
JPYC EX、累計口座開設1万件・発行額5億円を突破
JPYC株式会社は、日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」において、累計口座開設数1万件、累計発行額5億円を突破したと発表。10月のリリースから約2か月での達成となった。
11:45
「ビットコインは最高値更新へ」Bitwise、2026年の3つの予測を公開
Bitwiseは仮想通貨投資家にとって特に重要な2026年の3つの予測を公開。その1つとしてビットコインは最高値を更新すると予測し、根拠を説明している。
11:40
セキュリタイズが来年トークン化株式取引開始、24時間オンチェーン取引を実現
証券トークン化プラットフォームのセキュリタイズが2026年第1四半期にトークン化された上場株式の取引を開始する。合成商品ではなく実際の規制された株式をオンチェーンで発行・取引し、24時間365日の流動性を提供へ。
09:45
ソラナに大規模なDDoS攻撃、ネットワークは現時点で影響受けず
仮想通貨ソラナが過去最大級の6TbpsのDDoS攻撃を受けたが、現在トランザクション処理は正常に稼働している。市場の下落を受けビットワイズのソラナETFは初の純流出を記録した。
09:40
マーシャル諸島、ステラでベーシックインカム支給
マーシャル諸島共和国がブロックチェーンを利用した世界初のベーシックインカムのオンチェーン支給を完了した。ステラーブロックチェーン上の主権債USDM1を使い、四半期ごとの現金配送をデジタル送金に置き換えた。
09:00
ビットコイン、2026年に過去最高値更新は可能か=グレースケールの最新予測
グレースケールは最新レポートで、ビットコイン価格の30%下落について歴史的には平均的な調整範囲内で、強気相場中の典型的な変動に過ぎないとの見解を示した。また、2026年には最高値を更新する可能性があると主張している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧