- Bithumbなどに是正勧告
- 韓国の公正取引委員会は今日、同国の5つの仮想通貨取引所に対し、是正勧告を行った。その内にBithumbも含まれ、利用規約の改善要求が行われた。
Bithumbなどに是正勧告
韓国の仮想通貨取引所が現在、運営の同意事項や規約の変更を迫られている。韓国の大手通信社「聯合ニュース」の報道によれば、韓国の公正取引委員会は今日、同国の5つの仮想通貨取引所に対し、 是正勧告を行ったとのことだ。
それら取引所の一つには、国内で2番目の規模を誇る「Bithumb」が含まれている。同社の利用契約には、「故意または重大な過失が認められない限り、損失を補償する責任は負わない」と記されており、規制当局はその点の改善を要求した格好だ。
同取引所は今年3月に起きたハッキング事件に加え、去年6月にもハッキングされ、一度目の被害額は約33億円で、二度目のハッキング事件では約20億円が盗まれている。
去年の上旬に、韓国インターネット振興院(KISA)と韓国の国家行政機関、未来創造科学部によって執り行われた仮想通貨取引所へのセキュリティ調査でも、仮想通貨ウォレットの管理に改善要求がなされており、決して万全なセキュリティ体制を備えていたとは言えない状況が続いていた。
そうした中で、上述した規約事項に修正が要求されたことは自然な成り行きであると考えられるだろう。今回、是正勧告された取引所には、誠実な対応が求められている。