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米国の少年・少女はビットコイン投資に消極的、世界富裕層の関心とは大きな差

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国の少年・少女はビットコイン投資に消極的
Business Insiderの調査で、13〜21歳の米国人回答者1,884人のうち52%が、今後半年以内にデジタル資産には投資しないと回答したことがわかった。「若者に対する教育ポータルが不十分であることを示すサイン」だとしている。

米国の10代の52%がビットコイン投資に対して消極的

Business Insiderの最近のレポートによると、同機関が調査した13〜21歳の米国人回答者1,884人のうち52%が、今後半年以内にデジタル資産には投資しないだろうと述べている。

米国の10代はビットコイン投資に意欲的ではない

「ジェネレーションX世代(1960年代初頭〜1970年代に生まれた世代)」「ミレニアル世代(1980年代〜2000年代初頭に生まれた世代)」「ジェネレーションZ世代(1990年代後半〜2010年の間に生まれた世代)」 の人々は、団塊の世代やその年齢層以上の人々とは異なり、何らかの形でデジタルテクノロジーを手にして成長してきた。

しかし、ウォーレン・バフェット、ピーター・シッフ、ケビン・オリアリーなどの大物投資家はビットコインを含む仮想通貨を非難しており、彼らは一部から「senior(時代遅れ)」と見なされている。

Business Insiderの最近のレポートによると、同機関が調査した13歳から21歳の大多数は、ビットコインについて楽観的ではないことが分かった。実際、米国人回答者1,884人のうち52%が、今後半年以内にデジタル資産に投資しないだろうと述べている。

そして、13歳から21歳までの米国人のうち、今後半年以内に仮想通貨を購入する可能性が最も高いと回答したのはわずか5%にすぎないことが分かる。この結果から、Business Insiderは以下のように述べている。

“この結果は、ジェネレーションZ世代がビットコインに対してネガティブであることを意味しているのではないことに注意が必要である。むしろ若者がデジタル資産やそのエコシステムのための適切な教育ポータルが十分でないことを表すサインである。”

“この層を通じたビットコインや仮想通貨の投資意欲は、ソーシャルメディアにマクロ経済のトレンドやビットコインが財政的に法定通貨よりも優れている理由を伝えたところで変化するものではなく、関連テクノロジーによってデジタル上の取引効率がどのように向上するかを伝えることが重要であると同社は述べている。”

ビットコインに対する関心の差は歴然

2019年5月、イギリスに本拠を置く金融コンサルタント会社deVere Groupが、約700人以上の億万長者(保有資産の価値が1億5千万円相当を保有する個人)を対象とした仮想通貨への投資調査では、億万長者の顧客の68%、実に3分の2以上が、既にビットコインやその他の優勢仮想通貨に投資しているか、またはあるいは2022年末までに投資する予定であるとの結果が出たという。

富裕層の仮想通貨に対する関心を後押ししているのは、仮想通貨に国境がない点、デジタル社会に対応している点、効率的な国際送金が可能な点、などが挙げられている。

ビットコインを含む仮想通貨に対する投資意欲に関するアンケートは、富裕層と10代で真逆の結果になっている。富裕層が仮想通貨に対する関心を示す理由が明確であるのと引き換えに、10代の関心を惹きつける具体的な理由が欠落している点も、アンケート結果に現れているのではないのだろうか。

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