はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BYTHESEA.online|ブロックチェーンを活用した地域通貨で環境問題などの解決目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンを活用した地域通貨で環境問題などの解決を目指す
株式会社ダースーが運営するライフスタイルメディア・「BYTHESEA.online」は、ブロックチェーンを活用した地域通貨「BYTHESEA.coin」のテストプロジェクトを7月15日の海の日にあわせ開始した。

ゴミ拾いで地域通貨が得られる

株式会社ダースーが運営するライフスタイルメディア・「BYTHESEA.online」は、ブロックチェーンを活用した地域通貨「BYTHESEA.coin」(通貨単位:BTS)のテストプロジェクトを7月15日の海の日にあわせ開始した。

無料で参加できるBYTHESEAアンバサダーに登録すると、海でゴミ拾いなどをするとBTSがもらえ、獲得したBTSを使って他のBYTHESEAアンバサダーが提供するサービスや製品を購入することが可能になるというもの。

海洋プラスチック問題をはじめとする環境問題が深刻となり、2050年には海のプラスチックごみは魚の量を上回るという予測も出ている。 また、海辺の地域経済も、漁業の就業人口が減少し、経済活性化が大きな課題となっている。

茅ヶ崎市を拠点とするBYTHESEA.onlineは、湘南エリアの海の近くの居住者や海を愛する人たちに向けたオンラインメディアで、こうした課題を解決を行うための取り組みを行なっている。そのための仕組みづくりに、独自のアルゴリズムを開発したトークン設計プラットフォーム「PEACE COIN(ピースコイン)」を活用した地域通貨「BYTHESEA.coin」のテストプロジェクトを開始した。

BYTHESEA.onlineでは、BYTHESEA.coinの提供を通じて、「海からもらうARIGATO!!!」と「海を愛する人からもらうARIGATO!!!」の「感謝の循環」を活性化するコミュニティを形成し、海洋プラスチックや地域経済の課題解決を目指すという。

BYTHESEA.coinでは、以下のようになことが可能になる。

  • 海のゴミを拾うだけで通貨価値が生まれる
  • 今までは報酬を得ることが難しかった海辺のゴミ拾いが、報酬を得るきっかけとなるだけでなく、個人の活動履歴としても残るため、「この人はこんなに環境保護活動をされてきた方なんだ」という新しい信用が生まれる可能性がある。そこで付与されるBTSは、ブロックチェーンを活用したものであるため、履歴を利用した信用経済構築が可能になるかもしれない。

  • 獲得した地域通貨・BTSを海の近くのモノやコトで使える
  • 海のゴミを拾って獲得したBTSは、その活動を評価してくれる方々が提供する商品やサービスと交換することが可能だ。海のゴミ拾い実施で1日あたり1BTSを獲得することができるとして、1週間海のゴミを拾って得た7BTSで、ジュース1本分と交換、1ヶ月間海のゴミを拾って得た30BTSで、500塩分の商品と交換し商品の500円分と交換、100日間海のゴミを拾って得た100BTSで、サーフィン教室1回分と交換などという形でBTSを利用することが可能だ。

  • 自分がBTSを受け取るモノやスキルを設定でき、広めることもできる
  • BTSの交換とは別に、保有しているすべての人たちは、自身が受け取るスキルのBTSを設定することができ、その設定ボリュームは最終的にはBTSを送る側と受け取る側との間で確定のうえ交換できる。

  • BTSの交換頻度が高ければ高いほどBTSは増加するが、逆に低ければ低いほどBTSは減少する
  • この地域通貨の目的が「海洋プラチック問題の解決」や「地域経済の活性化」であり、海のゴミ拾いとBTS交換の活性化が課題解決につながるという考えで作られたものなので、そうした仕組みを取り入れている。

    なお、テストプロジェクト期間は貨幣との交換はできないが、プラットフォーム側の準備が整った段階で交換できるようになる予定だ。

    ブロックチェーンを利用した地域通貨の取り組みは、地域の信用組合の例などがあるが、環境問題の解決を目指す今回の取り組みの今後が注目される。

    CoinPostの関連記事

    仮想通貨のブロックチェーン技術を使用した「電子地域通貨」が普及し始める、岐阜県飛騨市では5.4億円が決済利用
    木更津市・飛騨市で地域通貨「アクアコイン」が重宝されている。BTCのような価格変動はなく、1アクアコイン1円の価値で利用できるステーブルコインとなる。
    神戸に拠点を置くアイクラフトがブロックチェーン・サービスを展開|教育領域への進出も
    神戸を拠点にシステム運用保守サービスおよび開発を行うアイクラフトが、ブロックチェーン技術を利用したサービスを開始する。スマートコントラクトの設計や開発からブロックチェーン技術の教育も手がけるという。
    CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧