CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ウォレットアプリの90%がセキュリティに問題を抱えている現状

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

モバイル用仮想通貨ウォレットアプリの大半がセキュリティに問題を抱えている
モバイルアプリの調査は表面しか見ておらず、問題はさらに深刻である可能性があります。

サンフランシスコに拠点を置くWebセキュリティー会社のHigh-Tech BrideはGoogle Play上の2000以上のアプリを分析し、新たな調査を主張しています。

総計10万インストールを達成した最初の30の仮想通貨アプリのうち、93%は少なくとも3つの「危険レベル:中」の脆弱性があり、90%は最低2つの「危険レベル:大」の問題を抱えています。

数多くのアプリの中でダウンロード数は良いですが、評価はあまりよくありません。

50万以上のインストールされたアプリの94%は少なくとも3つの「危険レベル:中」の脆弱性があり、77%は最低2つの「危険レベル:大」の脆弱性の問題を抱えています。

分析によると、プライベートであるべきはずの情報が意図せず漏れる「危険なデータストレージ」や、データを保護するために間違った暗号化が実装されていた、といった問題が最も多かったです。

つまり、ユーザーが危険にさらされている可能性があるということです。

High-Tech Bridge創立者及びCEOのIlia Kolochenko(以下コロチェンコ氏)が

「アプリの機能性、デザイン及び脆弱性によっては極秘データやウォレット(プライベートキー)の盗難まで、幅広い妨害があり、残念なことに、調査の結果には驚いていません。」

と述べています。

コロチェンコ氏はこの結果をみてモバイル開発全体がセキュリティーに重点を置いていないとみなしています。

長年にわたってサイバーセキュリティー会社や独立した専門家達はモバイルアプリ開発者に、安全なデザイン、コーディングやハードニングを保証するフレームワークもしくはアプリセキュリティーテストがない「アジャイル」開発の危険について報告してきました。

ユーザーと開発者は会社の無料セキュリティ解析ツール、Mobile X-Ray、を使ってモバイルアプリをつなぎ脆弱性を自分自身で見ることができます。

しかしながら、資金を守ることとなると多くの問題が現れる可能性が出てきます。High-Tech Bridgeは自身の調査が足りないと述べています。

なぜなら、解析はアプリのフロントエンドしか見ていないため、バックエンドにも問題があるかもしれないからです。

報告によると「これは氷山の一角にすぎません。

90% of Crypto Mobile Apps ‘In Trouble,’ Security Report Claims

Nov. 29, 2017 by Alyssa Hertig

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア