
10月27日取引開始へ
地元メディアの22日報道によると、香港証券監督委員会(SFC)は、アジア初となるソラナ(SOL)現物ETFを認可した。香港で現物ETFの発行が認められた暗号資産(仮想通貨)としては、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に続く3番目となる。
運用は香港の資産運用大手ChinaAMC(香港)が担当し、10月27日から取引が開始される予定だ。証券会社の資料によると、取引単位は1ロット=100口で、最低投資額はおよそ100米ドル(約15,000円)とされる。
ChinaAMC(香港)は、すでにビットコインとイーサリアムの現物ETFの運用実績を有する。なお、現物ソラナ(SOL)を100%対象とする現物ETFとしては、米国よりも先にアジア市場で上場する初の事例となる。
香港は近年、アジアの仮想通貨ハブとしての地位を積極的に確立している。2025年2月には「A-S-P-I-Re」監督ロードマップを公表し、5つの柱に基づく12の施策で仮想通貨エコシステムの整備を進めている。
2024年4月にはビットコインとイーサリアムの現物ETF計6本を承認しており、今回のソラナETF承認は、香港の仮想通貨市場拡大に向けた重要な一歩とみられる。
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