はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨 DigixDAO(DGD)とは|金と連動する金本位制の仮想通貨について解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金と連動する金本位制の仮想通貨
Digixは「金のデジタル化」を目的としたプラットフォームです。2016年にICOが実施され、当時の相場で550万ドルに及ぶETHトークンを調達しました。
2つのトークン – DGXとDGD
Digixエコシステムでは2つのトークン、DGXとDGDが運用されています。DGXは1DGX=1gの金のレートで価格が安定的に保たれます。また、DGXトークンが正当に運用されるため、DigixDAOというソフトウェアプロトコルが構築され、トークンセール時に売りに出されたDGDトークンはDigixエコシステムをサポートする役割を果たします
目次
  1. 概要
  2. 特徴
  3. 2つのトークンの役割
  4. Proof of Provenanceプロトコルとは

概要

通貨コード DGX、DGD
公開日 2016年3月
発行上限 2,000,000 DGD
公式サイト Digix公式サイト
ブロックチェーンURL

DGX ERC20 Token Tracker – Etherscan

DGD ERC20 Token Tracker – Etherscan

White paper Digix White paper

特徴

Digixは、イーサリアムのネットワーク上で金の所有権情報を管理するサービス、すなわち「金のトークン化」を提供するプラットフォームとして2016年に公開されました。

Digixでは、以下の2つのトークン

  • Digix Gold Token(DGX)
  • Digix Dao Token(DGD)

が用いられます。

2016年には、イーサリアム上でERC20準拠のDGDトークンについてクラウドセールが行われ、当時の相場で550万ドルに及ぶETHを調達しました。

DGDトークンは現在、Binance、Huobi、OKExといった大手取引所で売買が可能です。

Digixで発行されるトークンは、金の保有量により紙幣を発行する金本位制と似たコンセプトをとっています。

CoinPostの参考記事

市場全体が暴落している中で安定性を持つ仮想通貨4選
12月下旬から仮想通貨全体が暴落し始め、どのように自分の資産を守っていくか試行錯誤されていると思います。その暴落の中でも安定している通貨(ペッグ通貨)や金本位制に似た仕様を持つ通貨など紹介します。

2つのトークンの役割

Digix Gold Token(DGX)

DGXトークンは1DGXあたり1グラムの金と同じ価値を保有し、通貨として、またスマートコントラクトのシステム内で自由に使用される事が想定されています。

世界の現物地金取引を監督する業者団体であるロンドン貴金属市場協会(LBMA)が認定した金塊によってDGXの価格が裏付けされるため、DGXの価格は金の価格を反映し、その乖離は限りなく小さく維持されます。

裏付けとなる金塊は、シンガポールにある資産管理会社のThe Safe Houseが安全に管理しています。

DGXトークンは一般的な取引所での購入を行うことはできず、Digixが提供するDigix marketplaceを通じてETHで購入することができます。

Digix Dao Token(DGD)

DGDトークンは初めのトークンセール時に売り出されたトークンで、現在もマーケットで売買が可能なトークンですが、こちらは金による価格の裏付けはなされておりません。

金と同価値であるDGXトークンが正当に運用されるため、DigixDAO(Digix Distributed Autonomous Organization)というソフトウェアプロトコルが構築され、DGDトークンはDigixエコシステムをサポートする役割を果たします。

DGDの保有者はDigixのエコシステムを発展させるための投票に参加することができ、Digixのさらなる発展に貢献することができます。

この貢献によって、保有者にはDGDの取引で発生する手数料の一部が3ヶ月に一度配当される権利が与えられます。

CoinPostの関連記事
報酬・配当型トークンとは|保有しているだけで仮想通貨が増える?
報酬・配当型トークンとは、例えば特定の通貨を保有しているだけで手数料の何%かがトークン保有者に分配される仕組みです。株式と似たような配当制度を仮想通貨でも探しているユーザーは参考にしてください。

Proof of Asset

Digixのプラットフォームでは、金資産の存在・所有者を分散台帳に記述するシステムが構築されています。

このプロトコルにより、金の重量/所有者/第三者機関の監査といった記録や、サプライヤーから金庫まで金の行方を追跡した情報がイーサリアムベースのブロックチェーンで管理されます。

金の生産過程から始まり、全てのプロセスがパブリックブロックチェーン上に公開されるため、誰でも金の詳細な資産情報を参照することができ、透明性が保たれます

また、これらの情報はPoA(Proof of Asset) Cardと呼ばれるイーサリアム上のトークンに埋め込まれ、シンガポールでこのトークンと現物の金を交換することも可能です

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/01 月曜日
16:00
Bitwise法務責任者が語る「米国ビットコインETF成功の舞台裏」|WebX2025
WebX2025でBitwise Asset Management最高法務責任者のキャサリン・ダウリング氏が登壇し、米国ビットコインETF市場の急成長を解説。2024年1月の承認以降1700億ドル規模に拡大し、現物拠出も可能に。SolanaETFやステーキング商品開発も進む一方、日本では証券課税20%の税制ハードルが課題。規制環境の好転で機関投資家参入が加速している現状を詳述。
14:01
イーサリアム価格100倍の可能性? 共同創設者ルービン氏の強気予測と根拠を解説
イーサリアム共同創設者ジョセフ・ルービン氏が、暗号資産(仮想通貨)ETH価格が将来的に100倍上昇する可能性があると強気の主張を展開した。その理由として、ウォール街での大量採用およびデジタル経済における信頼の基盤としてイーサリアムが果たす役割を強調した。
12:22
メタプラネット、ビットコイン保有量2万BTCに到達 
メタプラネットは9月1日、1,009BTCを追加購入し累計保有量が2万BTCに到達。総取得額は3,023億円を突破し、世界上場企業ランキングでも上位水準に浮上。
12:00
企業によるビットコイン購入、マイニング量の4倍ペースに=River報告
River社の分析により、2025年の企業によるビットコイン購入ペースがマイニング供給の約4倍に達していることが判明した。ビットコイントレジャリーの財務戦略を組む企業保有総額は約14兆円(130万BTC)で総供給量の6.2%に拡大。米国の会計基準変更で含み益計上が可能になったことも購入を後押ししている。
11:45
仮想通貨相場は調整継続、著名アナリストは警戒感 下押し要因と9月相場の注目点は
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは8月高値からの調整継続。著名アナリストのピーター・ブラント氏が週末の大口売り注文について「供給圧力の表れ」と警鐘を鳴らした。9月17日のFOMCでの金利決定やファンド決算期のポートフォリオ調整、債券発行増加など複数の下押し要因が重なる中、今後の展開に注目が集まる。
10:37
Arbitrumが構築する経済圏:Digital Sovereign Nation(デジタル主権国)というビジョン
Arbitrum(アービトラム)が「デジタル主権国」構想で暗号資産(仮想通貨)業界に革命を起こしている。25.9億ドルのDeFi TVLと48のカスタムチェーンを基盤に、ArbitrumDAOは121億ドルの資産を運用し、BlackRockなど機関投資家の参入でRWAトークン化を推進。Timeboostオークションで年間収益750万ドルを実現する成長モデルを確立した。
10:00
ゆうちょ銀行、2026年度にデジタル通貨「DCJPY」発行計画 デジタル証券取引など対応へ
ゆうちょ銀行が2026年度から貯金者向けにデジタル通貨「DCJPY」を発行する見込みだ。トークン化した預金により、デジタル証券やNFT売買が可能になる。
08/31 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH・BTCの調整可能性分析やGeminiによるXRPクレカ発行など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米商務省の9つのブロックチェーン採用に高い関心
今週は、WebXにおける仮想通貨の金商法移行についてのディスカッション、メタプラネットの新株海外募集、米商務省によるブロックチェーン採用事例に関する記事が最も関心を集めた。
10:30
ビットコイン上値の重い展開、クジラ売却も利下げ期待で底堅さあり|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン円相場は1640万円周辺で上値の重い展開。ジャクソンホール後の一時回復から、クジラによる2万4000BTC売却で調整。STH平均取得価格での押し目買いが入り、9月FOMCでの利下げ期待で底堅さを維持。来週の米雇用統計に注目。
08/30 土曜日
13:30
イーロン・マスクの顧問弁護士、ドージコイントトレジャリー会社の会長就任へ 2億ドル調達計画
報道によると、イーロン・マスクの個人弁護士アレックス・スピロ氏がドージコイン財務会社の会長に就任予定で、最低2億ドルの資金調達と株式上場を目指している。
11:40
ビットコイン財務戦略めぐるストラテジー社への集団訴訟取り下げ 株価は下落傾向
仮想通貨ビットコイン財務戦略をめぐる米ストラテジー社への集団訴訟が取り下げられた。一方で、同社の株価は今月に入ってから約16%下落しており、この背景を解説する。
10:40
ビットコイン相場、古参クジラ売却で高リスク領域入り=Bitcoin Vector分析
ビットコインベクターの最新分析によると、仮想通貨ビットコイン価格が10万7千ドルを下回れば高リスク領域に突入し10万ドル台をテストする可能性がある。現在10万7750ドルで推移し、構造的安定性の重要な局面を迎えている。
10:05
中国石油大手ペトロチャイナ、ステーブルコインによる国際決済を検討か
ペトロチャイナがステーブルコインによる国際決済を検討する予定だ。香港の新条例施行を背景にしている。中国政府も人民建てステーブルコインの活用を検討していると伝えられる。
09:45
21シェアーズ、DEXデリバティブ最大手ハイパーリキッド(HYPE)のETPを世界初上場
スイスの21シェアーズが29日、分散型取引所ハイパーリキッドに投資するETP「HYPE」をSIXスイス取引所に上場。日次80億ドルの取引量を誇る分散型パーペチュアル市場の80%シェアを握る銘柄への機関投資家向けアクセスを提供。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧