はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融庁がコインチェック・Zaif・GMOコインを含む7社を行政処分|内容まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融庁が2社に業務停止命令、5社に業務改善命令
注目内容は、「業務停止命令」を受けた業者が現れたこと、コインチェックが2度目の業務改善命令を受けたこと、またZaifやGMOコインといった大手取引所も新たに業務改善命令を受けたこと、の3点です。
コインチェックに対しては2度目の業務改善命令
内部管理体制や顧客保護が不足したまま業務拡大を優先させたことだけではなく、「取り扱う仮想通貨が内包する各種リスクの評価」についても言及され、これはMoneroやDASH、Zcashといった「匿名性通貨」を示唆しているようにも感じられます。
目次
  1. (追記)みなし業者3社が登録申請を取り下げる
  2. (追記)コインチェック記者会見内容
  3. 金融庁が仮想通貨交換業社7社を行政処分
  4. 業務停止命令を受けたビットステーション、FSHOの詳細
  5. 業務改善命令を受けたコインチェック、Zaif、GMOの詳細

(追記)みなし業者3社が登録申請を取り下げる

金融庁は、仮想通貨交換業者の登録申請中の、みなし業者3社が申請を取り下げた、と公表しました。

3社の名前は以下の通りです。

  • ビットステーション
  • ビットエクスプレス
  • 来夢

この3社の内、ビットステーションは既に「100%株主であった経営企画部長が、利用者から預かった仮想通貨(ビットコイン)を私的に流用していた事実」が判明し、業務停止命令を受けています。

3社はユーザーに返金処理を行い、仮想通貨交換業を廃業します。

コインチェックのハッキング事件により厳しくなった金融庁の審査を通ることは難しいと判断したようです。

(追記)コインチェック記者会見内容

会見の速報まとめは、順次記事内に追記させていただきます。

NEMの補償について

不正送金されたNEMを保有していた顧客に対する補償について、

来週中を目処に実施予定。

詳細は、コインチェック公式ページで発表予定。

(送金停止中の仮想通貨)一部サービス再開について

システム面の安全性の確認ができた。

技術的に安全性等が確認できた仮想通貨から順次、来週中(3/12〜3/19)を目処に、一部再開予定。

詳細は、コインチェック公式ページで発表予定。

経営管理体制の強化について

問い合わせ窓口の強化など、顧客保護を優先した経営体制を優先する。

今後の事業継続については、今後も一時停止中のサービス再開に向けて全力を挙げて取り組むとともに、金融庁への仮想通貨交換業者の登録に向けた取組も継続し、事業を継続していく予定とのことです。

※記者会見の全内容はこちら↓の記事で記載しています

コインチェック記者会見まとめ:NEMの補償対応、凍結中の顧客資産を送金再開
コインチェックの記者会見内容の詳細や、コインチェック社から言及のあった売上高情報をまとめています。不正送金されたNEMを保有していた顧客に対する補償や、同社で凍結中の顧客資産(アルトコイン)についての一部サービス再開の目処について、3/12〜19日を目処に発表予定とのことです。

金融庁が仮想通貨交換業社7社を行政処分

3月8日、金融庁が仮想通貨交換業社7社を一斉に行政処分しました。

業務停止命令を受けたのは、以下の2社です。

  • FSHO
  • ビットステーション

また、業務改善命令を受けたのは以下の5社です。

  • テックビューロ(Zaif)
  • GMOコイン
  • バイクリメンツ
  • ミスターエクスチェンジ
  • コインチェック

先日、日経新聞により複数の仮想通貨交換事業者が行政処分を受けること、また週内に金融庁が発表があることが報じられていました。

CoinPostの関連記事

金融庁:複数の仮想通貨交換事業者に対し業務停止命令も視野に最終調整
3月7日、金融庁が複数の仮想通貨交換業者を行政処分すると報じられました。金融庁の立入検査の第1陣が終了し、問題があった業者を行政処分する、とのことです。コインチェックに対しては2度目の業務改善命令の可能性も指摘されています。

注目内容は、コインチェックが2度目の業務改善命令を受けたこと、またZaifやGMOコインといった大手取引所も新たに業務改善命令を受けたことでしょう。

業務停止命令とは

著しい法令違反が発覚した場合や、財務内容の悪化が深刻な場合などに、業務の一部(または全部)の停止が期限付きで命じられることです。

「停止」に至らない警告の場合、「業務改善命令」となり、期日までに業務改善計画の提出が求められます。

過去には、悪質なマルチ商法を行なっていた会社に対して、監督官庁の消費者庁より、業務停止命令を発令した例があります。

また飲食店では、集団食中毒などを起こした店舗に対して、営業停止命令などの行政処分が下される場合があります。

業務停止命令の詳細

目次
  1. ビットステーション
  2. FSHO

金融庁による緊急の立入検査を経て、登録申請中の「みなし業者」の中でも特に悪質と判断された2社は、より厳重な行政処分となる「業務停止命令」を受けています。

ビットステーション

資金決済に関する法律第63条の15第1項に基づく報告及び立入検査により当社の業務運営状況を確認したところ、100%株主であった経営企画部長が、利用者から預かった仮想通貨(ビットコイン)を私的に流用していた事実が認められており、同法第63条の11(利用者財産の管理)及び同法第63条の10(利用者の保護等に関する措置)に違反するものとして、本日、以下の内容の業務停止命令及び業務改善命令を発出した。

引用元:東海財務局

FSHO

資金決済に関する法律第63条の15第1項に基づく報告及び立入検査により当社の業務運営状況を確認したところ、複数回にわたる高額の仮想通貨の売買にあたり、取引時確認及び疑わしい取引の届出の要否の判断を行っていない。 また、取引時確認を検証する態勢が整備されていないほか、職員向けの研修も未だ行っていないなど、社内規則等に基づいて業務が運営されているとはいえない。当社は、仮想通貨交換業の適正かつ確実な遂行を確保するために必要な措置を講じておらず、同法第63条の10(利用者の保護等に関する措置)の違反などが認められたことから、本日、以下の内容の業務停止命令及び業務改善命令を発出した。

引用元:関東財務局

業務改善命令の詳細

大手取引所コインチェック、Zaif、GMOコインの行政処分の詳細は、以下の通りです。

目次
  1. コインチェック
  2. Zaif
  3. GMOコイン

コインチェック

上記したように、コインチェックは2度目の業務改善命令を受けました。

その内容も他社に比べて厳しいもので、内部管理体制や顧客保護が不足したまま業務拡大を優先させたことだけではなく、「取り扱う仮想通貨が内包する各種リスクの評価」についても言及されています。

金融庁の登録制度が制定された時から指摘されている、コインチェックの扱うMoneroやDASH、Zcashといった「匿名性通貨」を示唆しているようにも感じられます。

業務改善計画は、2018年3月22日までに書面提出が指示されています。

金融庁の発表

金融庁から発表されたのは、以下の内容です。

資金決済に関する法律第63条の15第1項に基づく報告、同法第63条の16に基づく業務改善報告、立入検査により当社の業務運営状況を確認したところ、取り扱う仮想通貨が内包する各種リスクを適切に評価しておらず、例えば、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与リスクなど各種リスクに応じた適切な内部管理態勢を整備していなかったことに加え、昨年秋以降、業容が急激に拡大する中、業容拡大に応じた各種内部管理態勢及び内部監査態勢の整備・強化を行っていないことが判明した。

これは、取締役会において顧客保護とリスク管理を経営上の最重要課題と位置付けておらず、経営陣の顧客保護の認識が不十分なまま、業容拡大を優先させたことによるものであり、また、監査役も機能を発揮していないなど経営管理態勢及び内部管理態勢等に重大な問題が認められたことから、本日、以下の内容の業務改善命令を発出した。

(1) 適正かつ確実な業務運営を確保するための以下の対応

ⅰ. 経営体制の抜本的な見直し

ⅱ. 経営戦略を見直し、顧客保護を徹底

ⅲ. 取締役会による各種態勢の整備

ⅳ. 取り扱う仮想通貨について、各種リスクの洗出し

ⅴ. マネー・ローンダリング及びテロ資金供与に係る対策

ⅵ. 現在停止中の取引再開及び新規顧客のアカウント開設に先立ち、各種態勢の抜本的な見直し、実効性の確保

(2) 顧客との取引及び顧客に対する補償に関し、当局に対し適切な報告

(3) 上記(1)に関する業務改善計画を平成30年3月22日までに、書面で提出

(4) 業務改善計画の実施完了までの間、1ヶ月毎の進捗・実施状況を翌月10日までに、書面で報告

引用元:関東財務局

コインチェックの発表

これを受けた、コインチェック社の発表は以下の通りです。

コインチェック株式会社は、このほど発生した不正アクセスによる仮想通貨NEMの不正送金に関連し、本日、金融庁から資金決済に関する法律第63条の16に基づく業務改善命令を受けました。

当社では、今回の措置を厳粛かつ真摯に受け止め、深く反省するとともに、顧客保護の観点から、適正かつ確実な業務運営を確保するため、内部管理態勢及び経営管理態勢等を抜本的に見直し、顧客保護を徹底した経営戦略の見直し等を進めていく所存です。

改めまして、お客様をはじめとする関係者の皆様に、多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。また、今後、策定する改善策を着実に実施することにより、お客様の信頼回復に向け、最善の努力をしてまいります。

引用元:コインチェック:当社に対する金融庁の業務改善命令について

Zaif

立入検査の結果、システム障害、また不正出金・不正取引事案に対する対策不十分が指摘されたようです。

Zaifはコインチェックと同じくテレビCMによる広告で事業拡大を狙っていましたが、数々の問題が発生し、管理体制への疑問があるにも関わらず事業拡大を進める経営方針に対して、コインチェック同様疑問の声が挙がっていました。

最近Zaifで発生した問題は以下が挙げられます。

  • ビットコイン価格が0円になる現象
  • 成り行き注文が停止

また、先物取引の終了のニュースも話題になりました。

仮想通貨取引所Zaif:先物取引を終了すると発表
Zaifが先物取引を3月31日(土)終了すると発表しました。2018年3月31日(土)23:59の時間で「四半期1-3」の先物取引を終了。四半期4-6以降の限月の契約に関しては扱わないとしています。

業務改善計画の提出は、コインチェックと同じく、3月22日までとなっています。

金融庁の発表

金融庁から発表されたのは以下の内容です。

資金決済に関する法律第63条の15第1項に基づく報告及び現時点までの立入検査により当社の業務運営状況を確認したところ、当社では、システム障害や、不正出金事案・不正取引事案など多くの問題が発生している。

しかしながら、経営陣は、その根本原因分析が不十分であり、適切な再発防止策を講じておらず、顧客への情報開示についても不適切な状況となっていることから、本日、以下の内容の業務改善命令を発出した。

引用元:関東財務局

Zaifの発表

弊社では、事態を真摯に受け止め、深く反省するとともに、経営者ならびに従業員一同、実効性あるシステムリスク管理態勢の構築、適切な顧客対応態勢の実現に努め、更なるサービス向上を図る所存でございます。

最後になりましたが、平素から弊社をご利用いただいているお客さま、設立当初から応援いただいている関係者さまには多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

今後、改善策を全社一丸となって実施し、お客さまの信頼回復に努めてまいりますので何卒よろしくお願い致します。

引用元:Zaif:当社に対する金融庁の業務改善命令について

GMOコイン

立入検査などにより、システム障害に対する対策不十分が指摘され、改善が求められたようです。

業務改善計画の提出は、コインチェック、Zaifと同じく、3月22日まで、となっています。

金融庁の発表

金融庁から発表されたのは以下の内容です。

資金決済に関する法律第63条の15第1項に基づく報告及び立入検査により当社の業務運営状況を確認したところ、仮想通貨交換業の業容が急激に拡大する中、システム障害事案が頻発しており、根本原因分析は不十分であり、適切な再発防止策が講じられていないことが確認されたことから、本日、以下の内容の業務改善命令を発出した。

引用元:関東財務局

GMOコインの発表

日頃よりご愛顧いただいているお客様、ならびに関係者の皆様にご心配をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

今回の業務改善命令によるお客様のサービスご利用への影響は一切ございません。

お客様におかれましては、日本円の入出金、仮想通貨の預入・送付、仮想通貨取引を含む全ての機能に関して、通常通りサービスをご利用いただけます。

当社は、今回の業務改善命令を厳粛かつ真摯に受け止め、より一層のシステムリスク管理態勢の強化・充実を図るべく、全力で取り組んでまいります。

引用元:GMOコイン:当社に対する金融庁の業務改善命令について

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:25
予測市場大手2社がインサイダー取引を禁止、米議員の規制強化圧力に対抗
ポリマーケットとカルシは、政治家やアスリートによるインサイダー取引を禁止する新ルールを発表した。背景には米上院議会によるスポーツ賭博禁止法案の提出があり、両社は監視網の強化で対応加速。
07:45
カルシとポリマーケット 競合CEOが異例の共同出資、予測市場特化VCで最大55億円調達
予測市場の最大手カルシとポリマーケットのCEOが競合関係を超え、元カルシ社員2名が設立した予測市場特化VC「5c(c)キャピタル」に共同出資。
07:20
フィデリティ、米SECに仮想通貨取引規制の提案を送付
フィデリティは、米SECに対し仮想通貨取引規制に関する提案を行った。仮想通貨を取り扱うブローカー・ディーラー向けの規制の枠組みを構築し続けることなど4つの内容を推奨している。
06:40
ビットマインが先週も約6.5万ETHを追加購入、トム・リー会長「仮想通貨の冬は最終局面」と見解
米上場企業ビットマインが直近1週間で6.5万ETHの追加購入を公表。トム・リー会長は「仮想通貨の冬(ミニ・クリプト・ウィンター)」が終結に近いと予測した。
06:15
ブラックロックのフィンクCEO、トークン化で『投資民主化』を提言
ブラックロックのラリー・フィンクCEOが2026年株主向け年次書簡を公開。トークン化技術が金融インフラを刷新し、より多くの人々が資本市場に参加できる未来を論じた。
05:55
イーサリアム初期保有者が相次ぎ売却か、約65億円規模の利益確定
仮想通貨イーサリアム市場にて、10年来の初期投資家による1万5002ETH(3097万ドル)の売却と、Aaveの大口保有者による負債返済目的の売却(1031万ドル)が判明。連鎖的な大口売却の影響について、買戻しの補足動向を交えてオンチェーンデータとともに解説。
05:34
ストラテジー、株式売出し枠を最大7兆円に拡大 ビットコイン購入資金の調達強化へ
ストラテジーが23日のSEC提出書類で、MSTR・STRC・STRKの3プログラム合計441億ドル規模の株式売出し枠新設を発表。ビットコイン購入資金の調達手段をさらに多様化する。
05:00
予測市場でのスポーツ賭博禁止、米上院が超党派法案提出
米上院の両議員が23日、CFTC規制下の予測市場プラットフォームによるスポーツ・カジノ型賭博契約の提供を禁じる超党派法案を提出した。カルシやポリマーケットを名指しした初の上院超党派規制法案となる。
03/23 月曜日
14:40
米ビットコイン現物ETF、先週は4週連続の純流入も週後半に失速
先週の米国ビットコイン現物ETFは9,518万ドルの純流入を記録し、4週連続の純流入で2026年最長記録を更新した。ただし週後半は3日連続で流出し、3億ドル超が流出した。
13:57
ビットコインのマイニング難易度が7.76%下落、2026年2番目の大幅調整
ビットコインのマイニング難易度が3月20日に7.76%下落し133.79Tとなった。2026年で2番目の大幅調整で、採掘コストと市場価格の逆ざやや中東情勢による電力コスト上昇が要因。
11:22
インド大手取引所CoinDCX、創業者ら逮捕 会社は「なりすまし詐欺」主張し反論
インド大手仮想通貨取引所CoinDCXの共同創業者2名が逮捕された。同社は、なりすまし詐欺による犯行であり冤罪だと声明を出している。
10:02
セイラー氏「オレンジの行進は続く」、ビットコイン追加購入を示唆
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が「オレンジの行進は続く」とXに投稿し、ビットコインの追加購入を示唆。同社は現在76万1,068BTCを保有している。
09:34
クジラがイーサリアムを買い戻し 大口投資家による下落局面の動き
複数のクジラが仮想通貨イーサリアムの買い戻しを再開。直近では2021年に大量保有していた投資家がイーサリアムの購入を開始した。
08:44
香港ゲーム企業ボヤア、ビットコインなど約111億円の仮想通貨購入を計画
香港上場ゲーム企業ボヤア・インタラクティブが、余剰資金で最大7000万ドル(約111億円)相当の仮想通貨購入を計画。株主承認を経てWeb3事業のさらなる強化を目指す。
08:23
グレースケール、HYPE現物ETFをSECに申請 ナスダック上場目指す
グレースケールが3月20日、HYPE現物ETF(GHYP)のS-1をSECに提出。ナスダック上場を目指す。ビットワイズ、21シェアーズに続く3社目の申請で、DeFiトークンへの機関投資家の関心が高まっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧