- 仮想通貨NEMは、どこで買うのがおすすめ?
- 日本でもトップクラスの知名度と人気を誇る、仮想通貨NEM(ネム)。どこで購入すればいいのか分からない初心者のための、おすすめ取引所を比較・解説したページです。
- FAQコーナーで疑問を解決
- NEM/XEMの収穫(ハーベスト)の仕方や、値上がりのタイミングなどを丁寧に解説しています。
- 目次
ネム(NEM/XEM)とは
New Economy Movement(新しい経済運動)の略。
単位は、XEM(ゼム)。
総発行量の8,999,999,999XEMは、およそ1,600人の投資家に均等に分配されており、新規発行はありません。
仮想通貨の市場価値を示す指標の一つである「時価総額ランキング」では、ここ数ヶ月間10〜15位あたりをウロウロしています。他の主要通貨のランキングとポイント解説は、以下の記事にまとめています。
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NEMの特長
NEMの特長としてよく挙げられるのは、以下の2点です。
- ・取引承認スピードが早く、セキュリティ面に優れている
- ・日本での知名度が高く、コミュニティー(NEMbar)が活発
NEM/XEMは、Zaifの親会社であるテックビューロ社のプライベート・ブロックチェーン「mijin」と技術提携をしており、mijinの新型コアエンジン『Catapult(カタパルト)』を共通採用しています。
NEM/XEMの大型アップデートとされるパブリックチェーンへのカタパルト導入後には、特に決済スピードが飛躍的に上昇すると見込まれており、下記のような性能にパワーアップする予定です。
通貨名 | 処理能力 |
---|---|
Bitcoin | 約7〜14件/秒 |
Ethereum | 約15件/秒 |
XRP(Ripple) | 約1,500〜3,000件/秒 |
NEM | 約3,000〜4,000件/秒(予定) |
この数値は、世界中で使用されているクレジットカード「VISA」の決済スピード(4,000〜6,000件/秒)に匹敵するとされています。
仮想通貨ごとにメリット・デメリットがあるため、単純比較することはできませんが、処理能力のポテンシャルに関しては驚異的な性能と言えるでしょう
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公式動画
仮想通貨取引所比較
このように、将来性を期待されている「仮想通貨NEM/XEM」を購入するためには、仮想通貨取引所の口座を開く必要があります。
口座の開き方は、本人確認(身分証)が必要となり、基本的には銀行口座や証券口座と同じです。
当ページでは、日本国内でNEM/XEMを購入できる仮想通貨取引所をピックアップ、特徴を比較しています。
コインチェック | Zaif | DMMビットコイン | |
---|---|---|---|
メリット | ワンクリックですぐに購入可能 | 手数料が安い | ワンクリックですぐに購入可能 |
デメリット | 手数料が高い | サーバーが重くなりやすい | 取り扱いがレバレッジ取引のみ |
スプレッド | 約3-10% | 約0-0.1% | 約3-10% |
販売形式 | 販売所 | 販売所/取引所 | 販売所 |
取り扱い通貨 | 13種類(サービス一時停止中) | 16種類(トークン11種類) | 7種類(現物は2種類) |
おすすめ取引所ランキング
結論から言うと、NEM/XEMを購入するにあたり、最もおすすめできる取引所ランキング1位は「Zaif」です。
おすすめ理由をまとめたので、参考までにどうぞ。
おすすめ理由1:手数料が安い
広がりを意味するFX用語の「スプレッド」とは、厳密には「買値と売値の差額のこと」を指しますが、仮想通貨取引所側に徴収される手数料と考えて差し支えありません。
スプレッドはその性質上一定ではなく、手数料の仕組みについては、販売所と取引所の売買形式(※1)によって大きく異なるため、予備知識のないまま適当に取引を行うと知らぬ間に損することになります。
たとえば、軍資金100,000円でNEM/XEMを購入するケースを想定した場合、手数料が5%の取引所で購入すると手数料が約5,000円掛かる(95,000円分買える)のに対し、手数料0.1%であれば、たったの100円前後で済む計算になります。
となると、「Zaif以外で購入する価値がないのでは?」と思われるかもしれませんが、そう単純な話ではありません。
例えば、何かニュースが出て相場が急騰・急落してボラティリティ(価格変動性)が高まっているケースでは、成行(即注文)で売買した方が結果的に安く取引できる場合もあり、一長一短なのです。
さらに、万が一取引所がハッキングなどされて預けていた仮想通貨資産が消失(GOX)したり、システムエラーなどのイレギュラーが起きた際に安全が確認されるまで「取引停止(機能不全)」に陥ってしまうリスクも考えられます。
したがって、複数の取引所で口座開設しておき、状況に合わせてトレードすると良いでしょう。
販売所と取引所の違い
販売所とは、コインチェックやビットフライヤーなどの店舗から、仮想通貨を直接購入する形式です。
ワンタッチで売買できる手軽さがあり、欲しい量を即座に入手できる「成行(なりゆき)注文」ができる反面、手数料などで取引所よりも割高になるというデメリットがあります。
取引所とは、注文板を利用して個人間で売買を行う形式です。
手数料が低いだけでなく、指値(さしね)を使用することで、「◯◯円以下になったら買い注文/△△円以上になったら売り注文」など、”自分で決めた価格で注文を通せる”ため、「買えたはいいものの、想定していたよりも割高になってしまった。」という事態を防ぐことができるメリットがあります。
おすすめ理由2:取引高が多い
世界規模で見ても、NEM/XEMにおけるZaifの取引量は、実に36.1%のシェア(2018/3/27時点)を占めており、世界1位となっています。
取引量の多さは、人気のバロメーターであると同時に「相場の流動性」に直結するため、指値注文の成立しやすさに関わってくる重要ファクターの一つであると言えるでしょう。
資金力のある投資家であるほど、板が薄いと自身の売買で通貨の価格を大きく変動させてしまうことになるため、流動性の低さは命取りになりかねないのです。
こちらの円グラフは、NEMを購入するのに使用した法定通貨などの統計データですが、JPY(日本円)の取引量が36.4%を占めていることからも、日本人が大量に売買していることが伺えます。
さらに、仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロ社の朝山代表がNEM.io財団の理事を務めているほか、COMSAやmijinなど、NEMと関連性の深いプロジェクトを開発・運営しており、NEMの開発コアチームと日本のコミュニティとの架け橋となっていることでも高い支持を受けています。
以上が、NEM/XEMの売買を行うにあたり、他の取引所と比較して「Zaif」が最もおすすめできる理由になります。Zaifは、人気女優「剛力彩芽」さんのCMでもおなじみの大手取引所です。
仮想通貨取引所の開設方法は、CoinPostの記事を参考にどうぞ。
よくある質問(FAQ)コーナー
ここからは、NEM/XEMに関するよくある質問をFAQ形式でまとめたコーナーです。
Q1. NEMはハッキングされやすい通貨なの?
いいえ、そんなことはありません。
1月26日、国内最大手の取引所「コインチェック」がハッキングを受け、約580億円分に相当する巨額のNEM/XEMが不正流出するという仮想通貨業界を揺るがす事件が発生、日本でも大ニュースとなりました。
しかし、詳しい人たちが口を揃えて指摘するように、仮想通貨NEMに技術的な欠陥や脆弱性が見つかったことが原因となったわけではありません。
NEM財団の発言やコインチェックの記者会見などで明らかにされた「セキュリティ会社」の調査報告によると、被害に遭った取引所側が、NEM.io財団から推奨されていたセキュリティ対策(マルチシグ)を使用せず、安全性の高いオフラインのコールドウォレットではなく、オンラインのホットウォレットですべてのNEM/XEM(顧客資産)を管理、さらに従業員のPCがマルウェア感染するなど、杜撰な管理体制が最大の原因だったとされています。
その後、金融庁による臨時の立入検査や各取引所への業務改善命令を経て、コインチェック社も一部サービスを再開。NEM保有者(事件の被害者)に対しても日本円で補償・対応がされるなど、事態は大幅に好転しています。
さまざまな問題を解決するために、世界各国で国際的な規制強化の取り組みが促進された結果、仮想通貨取引所でも利用者の保護を第一とする意識が飛躍的に高まっており、投資家にとってはより健全で安心感のある市場環境が整いつつあると言えるでしょう。
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Q2. NEMを安全に保管する方法は?
公式のNEMクライアントの一つである「Nano Wallet」を使用しましょう。
オンライン上にあるサービスである以上、100%安全ということはないので過信は禁物ですが、仮想通貨取引所で購入した仮想通貨を預けっぱなしにしておくよりは、「秘密鍵」を自己管理できる分安全度は高いと言えるでしょう。
秘密鍵とは
口座の所有権を証明するプライベートキー(暗号)。
サイバー空間上の実印のようなもので、漏洩した場合はハッキングリスクが増大するため、厳重に管理する必要がある。
より安全に保管したい場合、インターネットから物理的に遮断したオフラインで管理可能なコールドウォレットの「Trezor(トレザー)」を購入して使用するという方法もあります。
おすすめランキング2位:DMMビットコイン
また、Zaifだけでなく複数の仮想通貨取引所を開設して、大切な資産を分散させておくことで、万が一取引所が破綻などした時などに備えたリスクヘッジになります。
国内最大手のコインチェックでのNEM/XEMの売買に関してはサービス再開待ちの状態ですが、大手企業が運営している安心感と、トレーディングツールの使いやすさに定評のある「DMMビットコイン」では、NEMのレバレッジ取引を行うことができます。
レバレッジとは
手持ち資金(取引証拠金)に倍率をかけて取引すること。
その分、損切りや強制ロスカットされた時のリスクは高くなるが、少額の資金で運用できるメリットもある。
おすすめランキング2位のDMMビットコインは、人気女優のローラさんがCMキャラクターを務めている仮想通貨取引所です。
Q3. NEMを収穫することで増やせるって本当?
本当です。
NEM/XEMは、ハーベスト(収穫)という行為を行うことで、通貨の保有量を増やすことが出来ます。
ハーベストとは、PoIの仕組みでトランザクションを承認し、その対価として払われた手数料(報酬)を受け取ることを、収穫に比喩した用語です。
PoI(Proof of Importance)とは
ネットワークにおける重要度に応じて、報酬が分配される仕組みです。
詳細は明らかにされていませんが、PoIは「残高・取引回数・取引量」などから総合的に判断されスコアリング化しているとされています。
仮想通貨の王様とされるビットコイン(BTC)でも、マイニング(採掘)という方法で通貨の保有量を増やすことができますが、いくつかの問題点がネックとなってきました。
NEMのPoIは、ビットコイン(BTC)などのマイニングアルゴリズム「PoW(Proof of Work)」の弱点である”富の偏り”を解消できるほか、電力の消費を抑え、より堅牢なセキュリティで収穫を行えることで、膨大なマシンパワーや多額の初期投資を必要としないよう工夫された仕組みです。
ハーベストの手順
ハーベストの条件となる、10,000NEM/XEM以上を「Nanoウォレット」のアドレスに(購入した取引所などから)送金して、ノードをオンにするだけです。
Nanoウォレットには複垢対策のため、「Vested Balance(既得バランス)」という概念が存在しており、この既得バランスが10,000以上にならないと、ハーベストを開始できません。
既得バランスは、NEMの保有量や使用頻度などを基にして日を追うごとに(約10%ずつ)上昇していく数値のため、Nanoウォレットに送金するNEMは10,000NEM/XEMジャストではなく、若干多めに送金する必要があります。
また、300万XEM(NEM30円時点で9,000万円相当)以上を保有、常時接続可能な高速インターネット回線など複数の条件をクリアしている場合、スーパーノード(SN)という収穫量の多い特別なノードを建てることができます。
Q4. NEMは実店舗でも利用できるの?
はい。仮想通貨が一般社会に普及するのはまだまだ先の話ですが、すでにいくつかの店舗で実際に使用することもできます。
東京の渋谷には、「nem bar」という仮想通貨フリークが集まるオシャレなBARがあり、NEMをモチーフにしたオリジナルカクテルなどの支払いをNEM/XEMで行うことも可能です。
もし興味が沸いたら、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
Q5. NEMの価格が上昇するタイミングは?
株式投資などと同じで、好材料(良いニュース)が出た時に価格が上昇し、投資している場合は利益が生まれます。
基本的に仮想通貨市場(同じセクター)全体で価格が連動しやすいため、外部環境の良し悪し、材料の大きさやサプライズ度合いによって反応の大きさはまちまちですが、
- 大手取引所への新規上場(NEMの取り扱いを開始すること)
- 大型アップデートの発表や実装
- 有名企業との提携
などがあれば、価格の高騰を期待しても良いでしょう。
仮想通貨のホルダー(保有者)になったら、公式サイトやSNSでの発表はもちろん、カンファレンスやミートアップなどの関連イベントや開発者インタビューなどで、開発に関係するコアメンバーのビジョンを聞ける機会を逃さないようにすることで、より良い投資パフォーマンスを発揮できる可能性があります。
まとめ
- ・NEM/XEMを買うなら、「Zaif」がおすすめ
- ・便利で安全な資産運用のため、公式ウォレットが存在する
- ・NEM/XEMを収穫して、保有量を増やそう
いかがだったでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。
それでは、良き仮想通貨ライフを。