はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融庁が「仮想通貨ETF」承認を検討か|米有力誌ブルームバーグが報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融庁が仮想通貨ETF認可を検討か|米有力誌ブルームバーグ情報筋
日本の金融庁が仮想通貨ETFに対する業界の関心度を調査し、承認を検討中だと、ブルームバーグ誌が報道した。なお、金融庁はこれまでビットコインやイーサリアムの先物やオプション取引に対して否定的な姿勢を示していた。

金融庁がETF承認を検討か

ブルームバーグ誌は7日、匿名情報筋の情報をもとに、日本金融庁(FSA)は仮想通貨ETFに対する業界の関心度を調査し、許可・承認に関する検討を行なっていると報道した。

これまで報じられていた金融庁の方針としては、個人投資家がトラブルに巻き込まれるケースが相次ぎ社会問題化していることで、投資家保護を図るべく、新たにICOを行う事業者に対し金融庁への登録制を設ける方針で、2019年の通常国会に金融商品取引法、資金決済法の改正案の提出を目指していた。

また、仮想通貨デリバティブの上場については、「積極的な社会的意義を見出しがたく、取り扱う必要性は、現時点では認められない」と指摘していた。

このようなビットコインやイーサリアムの先物やオプション取引を否定的な姿勢は、日本における機関投資家の資金流入によってトレンド転換を期待していた投資家にとっては打撃になっていたが、ETFが承認される可能性が浮上したことを受け、資産流出事件などを機に、仮想通貨への信頼を失っていた個人投資家への投資意欲向上へとつながるかもしれない。

ブルームバーグは、今回金融庁の調査・検討結果は、自民党が今年3月に提出する可能性が高いと見られている、仮想通貨関連法案の指針となるのではないと、見ているようだ。

仮想通貨ETFは昨年から米国内で注目されているが、米SECは過去に「市場操作に左右されやすい点」や、「現物カストディの問題点」などを懸念点として挙げ、未だビットコインETFの申請を承認していない。

現在最有力とされているVanEckのETFは、2月27日を最終判断期限と設定されていながらも、連邦政府の予算案不同意で引き起こされた政府のシャットダウン(行政機関の機能停止)が継続しているため、SECによる決定に不透明性が生じており、予定通りに可決判断がなされるかどうか問題視されている状況だ。

なお、仮想通貨界隈でも信頼されているJake Chervinsky弁護士は、シャットダウンとETFの判断の関係性についてこのように明言している。

仮にSECが期限までに結論を出さない場合、申請は自動的に有効となることは間違いないものの、現実では起こり得ない。

SECには、「のちほど説明するが、まずは非承認する」と、一つぐらいの決定を出す人員はいるからだ。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

ICOの分類と規制方針が明確に、仮想通貨ウォレット業務も定義|金融庁 第11回研究会
仮想通貨規制に関する第11回討議では、4月10日の第1回討議から過去10回に及ぶ討議内容を総括する形で、重点的に協議されたICO規制に加え、ウォレット業務の定義についても規制された。
最終可否判断を2月に延期した「ビットコインETF」の行方と可能性、米有識弁護士が最新動向を解説
米ワシントンDCの弁護士が、VanEck版「ビットコインETF」の最新動向に関する独自の見解を述べた。仮に本日が最終可否判断日だった場合、現時点での承認確率は10%だとしている。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/10 金曜日
16:47
ジャック・ドーシーのブロック社、ビットコイン決済・ウォレットソリューション「Square Bitcoin」提供開始へ
ジャック・ドーシー氏率いる米ブロック社が、Squareで仮想通貨ビットコイン決済・変換サービスを開始する。初年度手数料無料で、売上の一部をBTCに自動変換可能だ。
16:09
ビットコイン、2030年までに金と並ぶ中央銀行準備資産に ドイツ銀行が予測
ドイツ銀行のアナリストらが、ビットコインが2030年までに中央銀行の準備資産となると予測した。ボラティリティ低下や規制整備が進む中、ビットコインは、金と共に中央銀行のバランスシートに共存する可能性があると見ている。
15:23
カルビー×SNPIT「じゃがりこ」NFTコラボ発表 10月15日から販売開始へ
ブロックチェーンゲームSNPITとカルビーが「じゃがりこ」NFTコラボを開始。10月15日から段階的に販売。ミントスクロールを使って新カメラBOXを生成可能。価格や販売スケジュールの詳細を解説。
12:05
ステーブルコイン史上最大の買収案件か、コインベース・マスターカードが買収競合=フォーチュン誌
コインベースとマスターカードがステーブルコイン企業BVNK買収で競合している。過去最大規模の20億ドル案件となる可能性。ステーブルコインブームが本格化か。
11:57
大口投資家が4億ドル超のビットコインショート、市場は冷静な反応
暗号資産(仮想通貨)市場では、大口投資家が4.2億ドルのビットコインのショートポジションを構築し市場に警戒感。一方で現物ETFへの資金流入は8日連続で継続。ビットコインは121,000ドル台で推移し、短期的な値動きに注目が集まる。
11:03
BitLendingが最高料率10%を出せる理由──J-CAM運営メディアIolite編集長に聞いた暗号資産レンディングの未来
日本発の暗号資産レンディング「BitLending」。J-CAM・Iolite編集長の八木紀彰氏に、業界最高水準10%の料率を実現する理由とFireblocksによる堅牢なセキュリティ体制、海外展開について聞いた。
10:18
ルクセンブルクの政府系ファンド、ビットコインETF投資が明らかに
ルクセンブルクの財務大臣は、同国の政府系ファンドFSILがポートフォリオの1%を仮想通貨ビットコインのETFに投資していると明かした。政府承認の新たな投資方針を適用している。
09:47
アーサー・ヘイズが「ビットコイン相場の4年サイクル」終焉を主張 米中通貨供給に注目
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、ビットコインの半減期サイクル終焉を予想した。米中の通貨供給変化が価格を左右すると分析し、トランプ政権下での上昇要因を解説している。
09:32
ブラックロックのビットコイン現物ETF、BTC保有数量が80万枚超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETFのIBITは、保有するビットコインの数量が節目の80万BTCを超えた。ビットコインの最大供給量の3.8%超に達している。
08:00
Aleo創設者が語る「プライベートスマートコントラクト」の将来性と日本市場への期待|CoinPostインタビュー
革新的ブロックチェーン「Aleo」を創設したハワード・ウー氏に独占インタビュー。ゼロ知識証明技術の可能性、プライベートステーブルコインの未来、規制当局との連携、そして日本市場への展望を語ります。
10/09 木曜日
17:13
米最大手取引所コインベース開発のBaseが「トークン専門家」を募集開始 独自トークン検討か?
コインベース支援のイーサリアムLayer 2プロジェクトBaseが「トークン・ガバナンス調査専門家」の採用を開始。独自トークン発行に向けた計画が本格化か。
16:18
大手予測市場ポリマーケットに独自トークン発行の可能性、ICE投資後にCEOが示唆
予測市場大手ポリマーケットのコプランCEO が独自トークン「POLY」発行をXで示唆した。3000億円規模のICE投資発表後のタイミングで憶測が広がっている。
14:52
Binance Japan、PayPayと資本業務提携契約を締結 PayPayマネーによる仮想通貨購入サービスを検討
日本のキャッシュレス決済最大手PayPayが、世界最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスジャパンの筆頭株主に。40%の株式取得により資本業務提携を実現し、PayPayマネーで仮想通貨を購入・売却できる新サービスを展開予定。7000万人のユーザー基盤と世界2.9億人のBinanceネットワークが融合し、日本のデジタル金融に革命をもたらす提携内容とは。
14:13
ソラナDEXジュピター、独自ステーブルコイン「JupUSD」発行へ エセナと提携
仮想通貨ソラナ最大のDEXアグリゲーター「ジュピター」が独自ステーブルコイン「JupUSD」を2025年中にローンチ予定だ。エセナと提携しUSDtbを担保に採用するとしている。
11:46
ビットコイン高止まり、過去最高水準の機関投資家需要とBNBミーム熱が市場牽引
仮想通貨市場で2つの大きな動きが確認された。1. ビットコインETFへの資金流入が過去最高水準に到達、大手金融機関の配分解禁で機関需要が加速。2. バイナンスのBNBチェーンのミームコイン市場が急拡大、10万人超の新規トレーダーが流入し取引量8200万ドル超え。最新市況を分析。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧