Bakktの2つの新商品
Bakktは、12月9日に提供を控える「現金決済ビットコイン先物」と、「BTCオプション取引」の2つの仮想通貨関連商品について、詳細を明らかにした。
①現金決済ビットコイン先物
- ティッカーシンボル:BMC
- 上場取引所:ICE Futuresシンガポール
- 契約のサイズ:1 BTC
- 最大の契約期限:12月
- 最終取引日:ICE Futures U.S.のBTC先物と同日
②ビットコインオプション
- ティッカーシンボル:BTM
- 上場取引所:ICE FUTURES U.S.
- 契約のサイズ:1 BTC
- 最大の契約期限:3月
- 最終取引日:第三金曜日の営業日4日前
Bakktのビットコイン現渡しは低迷
Bakktの月間ビットコイン先物の出来高は先週(27〜28日)、過去最高出来高となる5671 BTCを記録。これまでの最高記録であった(22日〜23日)2728BTCから105%高と大幅に記録を更新した。9月に取引を開始して以降、好調な出来高推移を維持している。
一方、BakktでBTCの現渡しを行う取引取引は非常に少なく、メインは依然として現金決済の取引方法になるという。現渡しの清算が発生したのは、10月に計15BTC、11月14までには17BTCに留まっている。
ビットコインの現物需要を示すデータとして注目された日間先物は、ローンチの最初の2日以外、出来高が常に0の状況にあるとしているという。
現渡しが普及するまでには時間がかかりそうだが、ビットコインのデリバティブ商品は、世界的にマイナス金利になりつつある環境において、機関投資家や大口投資家から注目が集まっており、現物のヘッジ手段や投機手段としての潜在的需要を秘めているといえるだろう。