はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急落前にコインベース警戒シグナル、大台の5万ドルと時価総額1兆ドル目前で一服

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場の最新動向

東京株式市場は15日、日経平均株価3万円の大台に到達した。バブルとされた1990年8月以来、約30年ぶり。

膨張する金融緩和マネーがリスク資産に向かっているほか、新型コロナウイルスワクチンの接種が各国で本格化しはじめており、大きく冷え込む世界経済、及び景気浮揚への思惑が強まった。

2009年1月に誕生して12年目を迎えたビットコイン。IT界の巨人であるGoogleですら、創業12年目の2010年には時価総額は2,000億ドルであり、新しい資産クラスとして前例のない成長スピードであることがわかる。

関連:ビットコイン生誕12周年 激動の歴史を振り返る

全金融資産の時価総額を比較する「Companies Marketcap」によれば、ビットコインが48,000ドル前後を推移する15日昼時点の時価総額は、9,000億ドル(約95兆円)。時価総額1兆ドル(約105兆円)の大台は、ビットコインが約53,700ドルまで上昇すると達する計算となる。

単純比較は出来ないものの、フェイスブックやアリババといった世界有数の企業の時価総額を上回って9位にランクインしている。

株式市場の最大時価総額は米Appleで時価総額2.3兆ドル。全金融資産の1位は、ゴールド(金)で時価総額11.5兆ドル。現在のビットコインの10倍以上の市場規模となっており、将来的な理論値として指標の一つとなり得る。

ビットコイン相場分析

週明け15日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン(BTC)価格は、前日比-0.7%の495万円(47,000ドル)に。

テクニカル上では直近最高値の4万9千ドルから反落し、上昇ウェッジを転落した。急落局面では一時4万6千ドルを割り込み、最大3,000ドル幅下落している。一方、中・長期のブルトレンドにあるなか足元で大きく下落していることから、押し目買いの動きによるリバウンドもみられる。

テスラ参入など相次ぐ好材料の影響で大幅上昇しており、センチメントは良好なものの、ビットコインやアルトコイン市場において、RSIなどのオシレーターやデリバティブ市場のファンディングレート(資金調達率)などで過熱感が指摘されるほか、5万ドルは利益確定水準としても意識されやすい。

コインベースで売りシグナル

データ分析サイトCryptoQuantのKi Young Ju(@ki_young_ju)CEOは、昨日(14日)15時時点で、米大手取引所コインベースのクジラ(大口投資家)が売りに転じ始めたことを指摘していた。

ここのところ、プレミアムは大きくプラス乖離で進むなど強気姿勢を示唆していたが、一時マイナス乖離(-45ドル)に転じている。Ki Young Ju CEOは、現在の買い圧力はコインベースではなく、バイナンス、Huobi(フォビ)、OKExだとして注意を促していた。米コインベースProのOTC取引は、より規模の大きな機関投資家が重用しているため、その機微を推し量る参考指標のひとつとされる。

CryptoQuantがCoinPostに寄稿したクジラ(大口投資家)動向などの相場分析方法は、以下で解説している。

関連:ビットコイン大口投資家の動向とマーケットへの影響|CryptoQuant寄稿

DeFi指数は先んじて下落

また、仮想通貨デリバティブ(金融派生商品)取引所FTXでは、高騰していた「DeFi(分散型金融)」指数が、13日にピークを付け下落に転じていたことも確認されている。

出典:FTX DeFi指数

これに伴い、アルトシーズンの再来で下落傾向にあったビットコインのドミナンス(市場シェア)が反騰するなど、アルト市場を含め、直近の過熱感から、大口売りが先行する動きも確認されていた。

BTCドミナンス推移

関連:「アルトシーズン再来」ビットコインドミナンスに強いシグナル、イーサリアムは17年バブル以来の高値圏に

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。
06:30
米国初のソラナ現物ETF、取引開始初日で出来高約48億円の好スタート
「REXオスプレイ・ソラナ・ステーキングETF」が7月3日に取引開始。米国初のステーキング機能付き仮想通貨現物ETFとして約100万ドルの運用資産で滑り出し。
06:10
米上場ナノ・ラボ、72億円で仮想通貨BNB追加購入
ナスダック上場のナノ・ラボが74,315BNBを約5000万ドルで購入。総額5億ドルの転換社債プログラム第1弾として、BNB流通量の5-10%保有を目指す。
05:50
上場企業の仮想通貨トレジャリー戦略に警鐘、F・テンプルトンが「負の連鎖」リスク指摘
フランクリン・テンプルトンのアナリストが流行する企業の仮想通貨トレジャリー戦略について分析。プレミアム維持の困難さと市場下落時の負の連鎖リスクに警告。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧