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Bitcoin.comのCTOが所有BTCを全てビットコインキャッシュに変更

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

自社の商品との利害関係と衝突する大きな決断
ビットコインウォレットサービスを提供するBitcoin.com共同創業者兼CTOは取引手数料や処理時間遅延問題の悪化を踏まえ、所有していた全ビットコインを売り、その代わりとしてビットコインキャッシュを選択しました。

Bitcoin.comは昨年から、仮想通貨の需要増加に伴い凄まじい成長を遂げました。

驚くことに、共同創業者兼CTOのEmil Oldenburg氏はビットコインを切り捨てて、ビットコインキャッシュを保有することを決断しました。

彼はスイス Breakit社のインタービューで、『先日所有していた全ビットコインを売り、ビットコインキャッシュに換えた』と認めました。

明らかに彼の方針は、ビットコインウォレットとして機能する自社の商品との利害関係で対立します。

しかし、Oldenburg氏は、ビットコインの高取引手数料や処理時間遅延が自分の方針変換を促した原因だと述べました。

そして、ビットコインキャッシュ(ビットコインハードフォーク)によって、この問題は改善されようとしています。

確かに彼が挙げる取引手数料は問題です。

今年だけでも、ビットコイン取引をする際に発生する手数料は20%上昇し、現在約$15(約1,700円)ラインに達しています。

事実、取引手数料は約3ヶ月おきに2倍になっています。

時は金なり

取引処理の遅延は仮想通貨の流動性を下げ、資産として保持するリスクを上げます。

ビットコインの取引時間はなんと平均4.5時間にもなっています。

彼は以下のように述べました。

『現在ビットコインは最もリスキーな投資の一つです。そして私は近日、所有していた全ビットコインを売り、その代わりとしてビットコインキャッシュを選択しました』

取引時間の遅延は仮想通貨を支える基盤技術に由来します。

ブロックに記録できる取引数には限りがあります。ここ数年取引量が急激に増えたことが、処理時間の遅延を起こしています。彼は、『古いビットコインネットワークは使用に適さない』と批判的なコメントをしました。

ロジャー・バー氏の影響も考えられるか

同社Bitcoin.comのCEOであるロジャー・バー氏はビットコインの神(ビットコインジーザス)と呼ばれているが、彼も同様にビットコインキャッシュを推奨している重要人物です。

ロジャー・バー氏は2017年10月に、『ビットコインキャッシュを正式なビットコインとして再構築する』と言及しており、現在ビットコインが直面している複数の問題を危惧し、新たな時代を見据えて行動を起こしています。

Bitcoin.com Co-Founder and CTO Has Sold All of His Bitcoin

Tuesday, 19/12/2017 By Reshef Mashraky

参考記事はこちらから
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