はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

岸田総理、iDeCo改革で「年末までに結論」 資産運用立国の実現へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

掛け金や拠出年齢の引き上げを審議

岸田総理は6日、掛け金上限引き上げなど、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の改革について、「年末までに結論を出す」と述べた。資産運用立国の実現に向けた動きとされる。TBSなどが報じた。

岸田総理は、次のように説明した格好だ。

企業年金・個人年金は、公的年金と相まって、高齢期に、より豊かな生活を送るための制度として、重要な役割を果たしています。

こうした役割を最大限発揮し、加入者の利益を最大化していくために、企業年金や個人型確定拠出年金iDeCoの改革に向けて検討を進め、年末までに結論を出してまいります。

iDeCoは、「自分で老後の資金を準備する」ための制度であり、掛け金と運用益の合計額を、60歳以降に一時金・年金として受け取ることができる。

現在のところ、原則的にiDeCoの掛け金の上限額は第1号被保険者(自営業等)で月に68,000円、第2号被保険者(会社員や公務員)で条件により最大、月に23,000円、専業主婦(夫)などで月に23,000円だ。

掛け金に加えて、政府は受給を始める年齢の上限引き上げについても検討する。掛金の拠出年齢の上限は現在65歳である。具体的な引き上げ額や年齢は、厚生労働省の審議会などで議論されていく見込みだ。

3月には、厚生労働省が今後、拠出年齢の上限を5年延長して69歳までとする方針を審議することが報じられた。

関連: 加入者数大幅増のiDeCo投資、最新人気商品ランキングTOP5

iDeCoの掛け金は全額所得控除の対象となる。このため、iDeCoの掛け金の上限が引き上げられた場合には、対象額が増えることでユーザーにとっては節税効果が大きくなることが見込まれるところだ。

また、iDeCoを通して非課税で投資に回せる資金が増えることで、運用益が増加する可能性もある。

関連: iDeCo(イデコ)とは|今から始めて老後資産をつくる「もう一つの年金」

「資産運用立国」の実現へ向けた方針

金融庁は2023年8月、資産運用立国の実現に向けた「金融行政方針」を発表していた。家計に眠る預貯金を投資に繋げることで、国民の所得増加や経済成長を促すことを目指すとしている。

また、方針の項目の一つとして「デジタル社会の実現」も組み込んでいた。Web3の推進に向けたデジタルマネーや暗号資産(仮想通貨)に関する取り組みに言及している。

関連: 金融庁、Web3・暗号資産含む資産運用立国の実現に向けた「金融行政方針」を発表

日本政府は、年金だけでは老後の生活費が不足するというシミュレーションを受けて、国民の貯蓄や資産形成を推奨しているところだ。iDeCoの他には、NISA(少額投資非課税制度)の新制度も今年1月より開始している。

関連: 若者のための「攻めるNISA」活用術:米国株&ETFつみたて編

関連: 新NISA特集|つみたて投資のメリットや非課税投資枠拡大の魅力、初心者向けの銘柄選びを解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/05 火曜日
15:54
DEAとカルビー、『Community Wars』の推し活試合に「じゃがりこ」ら参戦
仮想通貨DEPを発行するDEAが運営する『Community Wars』で、カルビーとのコラボイベント『SNACK WARS』第2弾が8月5日開始。じゃがりこ、Jagabee、ピザポテトの3ブランドがVTuberと組んでファンコミュニティを形成し、勝利を目指す。参加者はAmazonギフトカードや暗号資産DEAPcoinを獲得可能。
15:30
ネイルサロン運営コンヴァノ、2027年末までに21,000BTCの保有計画を公開
東証グロース上場のコンヴァノが2027年3月末までに21,000BTC保有を目指す「財務補完計画」を発表した。3段階で段階的に取得し、インフレヘッジや外貨準備機能を想定する。特設ページでBTC保有状況をリアルタイム公開中。
13:45
盗まれたサトシ・ナカモト像、ルガーノ湖から破損状態で回収 復元に向け署名活動も 
スイス・ルガーノ市のサトシ・ナカモト像が8月2日未明に盗まれ、行方不明となっていたが、4日にルガーノ湖から破損状態で回収された。市民による復元署名運動も開始され、作品を制作したアート集「Satoshigallery」は、同集団が目標とする世界21か所へのサトシ像の設置運動を継続する決意を改めて表明した。
12:55
億万長者アダム・ワイツマン、Yuga Labsから5000点以上のNFT購入へ
投資家アダム・ワイツマン氏がYuga Labsから5,000点以上のNFTを購入すると発表した。メタバースゲーム「Otherside」へ長期的な支援を行うとしている。
11:00
「BTCは“21年間”保有したい長期資産」ストラテジーのセイラー会長
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は、仮想通貨ビットコインは長期的に保有すべき資産であると改めて語った。BTCイールドの数字についても説明している。
10:35
トランプ、政治的理由での銀行サービス停止に罰金科す大統領令を準備中
トランプ政権が保守派と仮想通貨企業への差別的扱いを理由に、銀行への制裁措置を含む大統領令を今週にも署名予定。平等信用機会法違反を調査へ。
10:05
カルダノ(ADA)、106億円相当の資金で大規模アップグレードへ
仮想通貨カルダノのコミュニティが9600万ADAの開発予算を承認した。今後、大規模アップグレードでスケーラビリティと相互運用性などを強化する計画だ。
09:30
次世代ビットコイントレジャリー企業への進化 リミックスポイント田代新社長 独占インタビュー
リミックスポイントが315億円を調達し全額ビットコイン購入へ。田代卓社長が役員報酬を全額BTCで受け取る国内初の試みや、エネルギー事業との相乗効果、世界No.1のビットコイントレジャリー企業を目指す戦略について語る。
09:25
構造変化進むビットコイン市場、持続的蓄積需要と古参クジラの動きに注目
クリプトクアント登録アナリストの分析によるとビットコイン需要は30日間で16万BTC増加。2025年は既に21.5万BTCの長期休眠コインが再活性化され市場構造が変化。
08:00
米CFTC、仮想通貨契約の取引所上場イニシアチブを発表
米商品先物取引委員会のファム代行委員長が仮想通貨現物契約の指定契約市場での上場イニシアチブを発表。SECのプロジェクト・クリプトと連携し規制明確化を推進。
07:40
金持ち父さん著者、8月のビットコイン暴落の可能性を指摘
金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインの価格が8月に暴落する可能性を指摘。暴落の本当の原因はビットコインにはないと主張している。
07:25
トランプ・メディア、SEC書類でTruthトークンとウォレット計画明かす
トランプメディアがSEC提出書類でTruthブランドの仮想通貨トークンとデジタルウォレットの開発計画を正式に明記。Truth+サブスクリプション決済から開始予定。
06:20
フランス極右政党、ビットコイン採掘法案を起草 余剰原発電力利用
フランス極右政党国民連合が原発余剰電力によるビットコインマイニング法案を起草。有力政治家ルペン氏が支持し、2016年の仮想通貨禁止論から180度転換。
05:55
バーブ、820億円調達で上場企業初のTON戦略へ転換
ナスダック上場のバーブ・テクノロジーが約5.6億ドルを調達し、仮想通貨トンコイン(TON)財庫戦略で世界初の上場企業へ転換。
05:40
米ビットマイン、イーサリアム保有額4500億円超
米上場企業ビットマインが83万3137ETH(29億ドル相当)保有で世界最大のイーサリアム企業財庫に。35日間でゼロから急拡大、著名投資家ビル・ミラー3世も投資参加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧