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トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立

米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トランプ・ジュニア氏が投資するAmerican Data Centersと提携し、新たなビットコインマイニング企業「American Bitcoin」を設立したと発表した。この提携によりトランプ家は仮想通貨セクターへの事業展開をさらに拡大することとなる。

発表によると、無現金合併の形で実施されるこの取引では、Hut 8社がAmerican Bitcoinの80%を所有し、共有サービス契約を通じて事業運営を管理する。トランプ家が支援する企業側は20%の株式を保有することになる。また、Hut 8社は6万台以上のASICマイニングマシンを新会社に配備する予定。この発表を受けてフロリダ州を拠点とするHut 8社の株価は発表前の取引で6%以上上昇した。ただし、昨年4月に実施されたビットコインの半減期(採掘報酬が半減する4年に一度のイベント)以降、マイニングの収益減少に直面しており、同社の株価は年初来で47%下落している。

American Bitcoinの経営陣にはマイク・ホー氏が執行会長、マット・プルサク氏がCEO、そしてエリック・トランプ氏が最高戦略責任者(CSO)として就任する。ホー氏はジャスティン・マティーン氏、マイケル・ブルーキム氏、そしてHut 8社のCEOであるアッシャー・ジェヌート氏と共に取締役会にも参加する。ジェヌート氏は「マイニング事業を独立した事業体として分離し、独自の資本を調達することで、各事業セグメントをそれぞれの資本コストに合わせることができる」と述べている。

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この提携はトランプ家がデジタル資産分野での存在感を拡大する新たな動きとなる。ドナルド・トランプ・ジュニア氏は「当初から、個人的にもビジネスを通じても、ビットコインを支持してきた。単純にビットコインを購入するのは半分の話に過ぎない。有利な経済性でそれをマイニングすることで、さらに大きな機会が開ける」とコメントしている。エリック・トランプ氏も「ビットコイン領域での認知されたリーダーであるHut 8と提携することは大きな栄誉だ」と述べ、「Hut 8のデータセンターにおける実証済みの運用卓越性と、ビットコインや分散型金融に対する私たちの共通の情熱を組み合わせることで、基盤を強化し、将来の大きな成長を推進する態勢が整う」とコメントした。

トランプ家の仮想通貨業界への関与は最近急速に拡大している。先週には、米上場企業ドミナリ・ホールディングスが企業の余剰資金を活用したビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックが運用するビットコイン現物ETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」の株式を保有していることを発表した。注目すべきは、エリック・トランプ氏とドナルド・トランプ・ジュニア氏が今年2月に同社のアドバイザリーボードに加わり、株式を取得していることである。今回のAmerican Bitcoin設立と合わせ、トランプ家と仮想通貨業界の関係強化を示す一連の動きとして業界内で注目を集めている。

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