取引所の「抜け穴」利用を批判
米国銀行家協会(ABA)の地域銀行協議会(Community Bankers Council)は6日、上院に書簡を送り、ステーブルコイン規制法案「ジーニアス法(GENIUS Act)」の修正を求めた。
200人以上の地域銀行リーダーは、ステーブルコイン発行企業が第三者を通じてトークン保有者に利回りを提供することを禁止するよう要請。同団体は「一部企業が抜け穴を悪用し、仮想通貨取引所などのパートナーを通じてステーブルコイン保有者への支払いに間接的に資金を提供している」と指摘した。
ジーニアス法は、ステーブルコイン発行企業が保有者に利息や利回りを直接提供することを禁止している。これは銀行預金口座との競合を避けるため、議会が銀行業界の要求に応じて設けた規制だ。
しかし、コインベースやクラーケンなどの取引所は、自社プラットフォームで特定のステーブルコインを保有するユーザーに報酬を提供している。
地域銀行協議会は「例外が原則を飲み込んでいる」と述べ、数十億ドルが地域銀行の融資から流出すれば、地方の中小企業、農家、学生、住宅購入者が打撃を受けると警告。取引所や「ステーブルコイン関連企業群」は融資不足を埋めるように設計されておらず、規制当局が保証する商品も提供できないと主張した。
同協議会は、現在議会で審議中の仮想通貨市場構造法案において、ステーブルコイン発行企業の関連会社やパートナーが利息を提供することを禁止するよう議員に求めた。
銀行業界と仮想通貨業界の対立
この要請は、銀行業界団体によるジーニアス法改正を求める一連の動きの最新版となる。
銀行業界によるジーニアス法改正要求は去年8月から本格化した。JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOが主導する銀行政策研究所は、財政省の報告を引用し最大6.6兆ドルの預金流出リスクを警告。
ABA会長ロブ・ニコルズ氏は「数兆ドルが銀行から流出する可能性がある」と述べた。去年12月にはABAと全米52州の銀行協会が連名で議会に書簡を送り、取引所は「高リスク戦略で報酬を提供している」と批判した。
一方、ブロックチェーン協会は先月、「ステーブルコイン採用による不釣り合いな預金流出は見られない」と反論し、報酬禁止は競争を損なうと警告した。
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