はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

永久先物DEXが伝統金融に影響、金・ビットコインの需要高まる=Delphi Digital2026年予測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーン分析企業Delphi Digitalは14日、2026年の仮想通貨市場に関する10大予測を発表した。同社は永久先物DEX(分散型取引所)による金融インフラの変革、AIエージェントの自律取引、金とビットコインへの資金流入などを重点テーマとして挙げ、仮想通貨が世界金融のインフラ層へと進化する転換点になると指摘した。主な内容は以下の通り。

1. AIエージェントが自律取引を開始

x402プロトコルによりAPIアクセスが仮想通貨決済で管理される。AIエージェントは必要なサービスに対しステーブルコインで即座に支払う。ERC-8004が実績履歴と担保を記録し、エージェント間の信頼を担保する。

ユーザーが旅行計画を依頼すると、エージェントがフライト検索を外注し、データ料金を支払い、チケット予約まで人間の介入なしで完結する。

2. 永久先物DEXが伝統的金融を代替

従来の金融は取引、決済、資産管理が別機関で処理され高コストだ。ブロックチェーンはこれらを単一のスマートコントラクトに統合できる。

ハイパーリキッドはレンディング機能を構築中で、永久先物DEXが証券会社、取引所、銀行、清算機関の役割を同時に果たせる可能性がある。アスター、ライター、パラデックスも追随している。

関連:「2026年は3つの仮想通貨技術がより広い分野に浸透」a16z予測

3. 予測市場が金融インフラとして定着

インタラクティブ・ブローカーズのペテルフィー会長は予測市場をポートフォリオ管理のリアルタイム情報源として位置付ける。同社では天候契約への需要が高まっている。

2026年には企業決算、CPI、FRB政策などのマクロ指標市場が拡大する。トークン化株式の保有者は複雑なオプションではなく、シンプルな契約で決算リスクをヘッジできるようになる。

4. エコシステムがステーブルコイン収益を取り戻す

コインベースは流通管理だけで昨年9億ドル超のUSDC準備金収入を獲得した。一方、ソラナ、アービトラム、アプトスなどのチェーンが年間約8億ドルの手数料を稼ぐ中、ネットワーク上には300億ドル超のUSDCとUSDTが存在する。

ハイパーリキッドは競争入札で準備金利回りの半分を確保した。エセナのモデルはスイ、MegaETH、ジュピターに採用されている。

5. DeFiで無担保融資が実現

DeFiレンディングは数十億ドルのTVL(総預かり資産)を持つが、ほぼすべてが過剰担保を要求している。zkTLS技術により、ユーザーは口座情報を開示せず銀行残高を証明できる。

3Janeは検証済みウェブ2データで即座に無担保USDCクレジットを提供する。アルゴリズムがリアルタイムで借り手を監視し金利を調整する。

関連:2026年の仮想通貨相場の上昇継続に必要な3つの条件、Bitwise幹部が分析

6. オンチェーン外為取引が普及

米ドル建てステーブルコインは総供給量の99.7%を占めるが、この優位性はピークの可能性がある。従来の外為市場は多数の仲介業者と高額な手数料という課題を抱える。

オンチェーン外為はすべての通貨をトークン化し共通インフラで取引可能にする。新興国通貨ペアでまず普及する見通しだ。

7. 金とビットコインが通貨安ヘッジの受け皿に

金価格は60%上昇し、中央銀行は過去最高水準でも600トン超を購入した。中国が積極的な買い手となっている。

世界の中央銀行は利下げを実施し、2027年まで財政赤字が続く。世界のM2は過去最高を更新し、FRBは量的引き締めを終了する。金は通常ビットコインに3~4カ月先行する。通貨切り下げが2026年中間選挙の争点となる中、両資産への資金流入が加速する見通しだ。

8. 取引所がスーパーアプリ化

コインベース、ロビンフッド、バイナンス、クラーケンは包括的なスーパーアプリを構築している。

コインベースはブロックチェーンのベースをプラットフォームとして、USDCを収益基盤に展開している。ロビンフッドのゴールド会員は前年比77%成長した。バイナンスは2億7000万人超のユーザーと2500億ドルの取引高を持つ。流通コストが低下する中、ユーザー基盤を持つ企業に価値が集中する。

9. プライバシー技術が需要に追いつく

欧州連合はチャットコントロール法を可決し、現金取引は1万ユーロに制限された。欧州中央銀行は3000ユーロ上限のデジタルユーロを計画している。

Payyはプライベート仮想通貨カードをローンチ予定。Seismic Systemsはプロトコルレベルの暗号化を提供。Keeta Networkは個人データ開示なしのオンチェーンKYCを実現する。

10. アルトコインの上昇は分散化

過去のような一斉上昇は戻らない。30億ドル超のトークンアンロックが控え、AIやバイオテクノロジーとの競争が激化している。ETF資金はビットコインと大型銘柄に集中する。

資本はETF採用トークン、実際の収益を持つプロトコル、真のプロダクトマーケットフィットを達成したアプリに集まる。

関連:2026年注目の仮想通貨10選|投資テーマと厳選銘柄を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/15 日曜日
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETHのAIエージェント規格発表やリップルの企業評価額8兆円など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース|BTC採掘数の2000万枚突破やブラックロックのファンド解約制限に高い関心
今週は、ブラックロックのファンド解約制限、仮想通貨ビットコインの採掘済み数の2000万BTC突破、アーサー・ヘイズ氏の投資戦略に関する記事が関心を集めた。
03/14 土曜日
13:20
量子コンピュータがビットコインを破るのは10〜20年後で猶予あり、アークインベスト予測
キャシー・ウッド氏率いるアークインベストが量子コンピュータのビットコインへの脅威を分析。現状は脅威なしとしつつ、今後のリスクを楽観・中立・悲観シナリオで解説した。
10:49
ストラテジー、単週で1.1万BTCを追加取得か──「画期的」と評価される資金調達手法STRCの全貌
マイケル・セイラー率いるストラテジーが変動金利永久優先株「STRC」の売出を通じ、1週間で8億ドル超を調達して1.1万BTC以上を購入した可能性が浮上。既存株主の希薄化を防ぐ画期的な資金調達手法の詳細と、市場専門家の見解を最新推計と共に解説。
09:50
ユーロポールら、違法プロキシ摘発 5億円超の仮想通貨押収
ユーロポールと米司法省が違法プロキシ「SocksEscort」を摘発。163か国36万台超のデバイスを乗っ取り、不正IPアドレス提供で仮想通貨詐欺などを助長していた。
09:20
メタコンプ、アリババ出資で累計55億円調達 ステーブルコイン決済基盤のアジア展開を加速
シンガポールのメタコンプは3月にアリババが参加したプレA+ラウンドを完了し、3カ月間の累計調達額が3500万ドルに達したと発表した。
08:20
米財務省、北朝鮮IT労働者の不正活動で制裁措置
米財務省は、北朝鮮のIT労働者の不正活動に携わったとして6名の個人と2社に制裁措置をとったと発表。仮想通貨ビットコインなどのアドレスも制裁対象リストに追加されている。
07:10
仮想通貨富豪のネイビス島開発に「贈賄」疑惑か、住民への月額100ドル支給提案に波紋
ビットコイン初期投資家のオリヴィエ・ジャンセンス氏が、カリブ海のネイビス島で進める「デスティニー・プロジェクト」が物議を醸している。政府承認を条件とした全住民への月給支給提案に対し、野党から「公的贈賄」との厳しい批判が上がった。
06:30
USDCが調整済み取引量でUSDTを上回る、みずほ証券がサークルの評価引き上げ
みずほ証券が2026年3月13日付リポートで、サークルのUSDCが2026年累計調整済み取引量においてテザーのUSDTを7年ぶりに逆転したと報告した。
06:00
著名投資家ドラッケンミラー、ステーブルコインが15年以内に決済の「主流」になると予測
億万長者投資家のスタンレー・ドラッケンミラー氏が、ステーブルコインの将来性を高く評価。今後10〜15年以内に世界の決済システムが同技術に移行するとの見解を示した。
05:40
イーサリアム財団、組織指針「EF使命文書」を公開 エコシステムにおける役割を明文化
イーサリアム財団は3月13日、組織の使命と原則を明文化した「EF Mandate」を公式ブログで公開した。検閲耐性・オープンソース・プライバシー・セキュリティからなるCROPS原則を中核に据え、財団を「多数いるステワードの1つ」と位置づける内容となっている。
05:00
大手銀HSBCとスタンダードチャータード、香港のステーブルコイン発行ライセンス第1陣取得へ
HSBCとスタンダードチャータード銀行が香港金融管理局(HKMA)によるステーブルコイン発行ライセンスの第1陣として認可される見通しで、香港が仮想通貨ハブ構築に向けた規制整備を加速させている。
03/13 金曜日
21:20
TOKEN2049 Dubai、2027年4月に延期 地域情勢の不透明さ受け開催断念
世界最大級のWeb3カンファレンス「TOKEN2049 Dubai」が、地域の安全保障や国際的な移動・物流への影響を理由に2027年4月21〜22日へ延期。登録済みチケットは自動移行、TOKEN2049 Singaporeへの振替も可能。
18:05
JPYC向け会計監査ツール「JPYC Explorer」提供開始 アステリアと暗号屋が共同開発
アステリアと暗号屋が日本円ステーブルコインJPYC向けの会計監査ツール「JPYC Explorer」を共同開発。自社管理型フルノードによる取引検証で、監査法人・上場企業のブロックチェーン監査に対応する。4月1日提供開始、月額50万円から。
17:51
米上院院内総務、クラリティ法の4月以前の前進は困難と示唆=報道
米上院のスーン院内総務は、仮想通貨市場構造法案「クラリティ法」が4月以前に上院銀行委員会を通過する可能性は低いと示唆。ステーブルコイン利回り問題をめぐる業界間の対立が審議の遅延に影響している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧