CoinPostで今最も読まれています

米IRSが仮想通貨保有者へ税金の滞納を警告する文書を送付

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米IRSが仮想通貨の税金滞納者を警告する文書を送付
米内国歳入庁(IRS)は仮想通貨保有者に向けて、新たに文書を送っていることが判明、今回は支払うべき具体的な金額が記載されているという。

米IRSが仮想通貨の税金滞納者を警告する文書を送付

アメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)は仮想通貨保有者に向けて、新たに文書を送っていることが判明、今回は文書を受け取った人が税当局に対して支払うべき具体的な金額が記載されている。

新たなIRSの通知「CP2000」は納税者が提出した納税申告書に記載されている情報と、当局が第三者機関から独自に入手した情報との間に食い違いが見られる場合に送られたものだ。

通知にはIRSが推定した納税者の支払うべき金額が記載されており、納税者は通知を受け取ってから30日以内、異議の申し立てを行うことができる。当局は通知書に対応しなかった場合、さらなる罰金や罰則が課される可能性があるとして警告している。

7月に、IRSは10,000人以上の仮想通貨投資家・保有者に向けて、彼らが仮想通貨に関する税金を適切に払うよう注意を喚起する手紙を送り始めた。しかし、仮想通貨関連の税金の計算を手助けするソフトを提供する企業であるCoinTrackerの共同創設者であるChandon Ldha氏によると、CP2000の通知はその10,000通の手紙とは違うものと見られている。

「CP2000は普通の警告文とは違って、IRSによって具体的な支払う税額が記載されているという意味では(10,000通の手紙より)、より厳しい内容のものだと言える。」とLodha氏は述べた。

関連米国で仮想通貨保有者宛に税金の催促状

The Blockが入手したCP2000の通知によると、IRSは、一定の基準値を超えた取引を処理する際に仮想通貨取引所が投資家に送る1099-Kというフォームで納税額を計算するために、第三者の情報を手に入れた。

取引所は同じフォームのコピー書類をIRSへ提出することを求められている。 しかし、何人かの仮想通貨税制研究者は、この1099-Kフォームは収集されたトランザクションの取引量のみを示しており、個々の取引によって実際に得られた利益ではないため、このフォームを使ったIRSの手法に疑いを投げかけている。

1099-Kは仮想通貨にかかる税金の情報を報告するのに適しているとはいえないと仮想通貨税制の専門家であり、Coin Centerの上級研究員であるJames Foust氏は指摘した: 「しかし、1099-Kと1099-MISCはIRSが通知「2014ー21」の中で言及している唯一のレポートであり、これこそが当局による明確なガイダンスが無い中で、仮想通貨取引所がこのフォームを利用することを選んだ理由ではないかと私は考えている。」

なお今回、どれほどの「CP2000」通知が送られたかは明らかでは無い。

CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
著者

CELIA WAN

THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
17:13
国内初 OKJがアイオーテックス(IOTX)取扱いを発表 
IoTデバイス向けブロックチェーンプラットフォーム「IoTeX」のネイティブトークンIOTXが、OKJで国内初上場となる。取引所・販売所・積立の3サービスで取扱開始する。DePIN(分散型物理インフラネットワーク)のプラットフォームとして注目されるIOTXについて解説。
16:45
バイナンス、アルトコイン4銘柄を11月6日に上場廃止へ
海外の仮想通貨取引所バイナンスがOoki Protocol、Keep3rV1、Unifi Protocol DAO、Rupiah Tokenの上場廃止を発表。AI・DeFi関連トークンを含む4銘柄が対象で、発表直後にOOKIは26%超の急落。11月6日の取引停止を予定する。
16:00
bitFlyer、ポリゴン新トークン「POL」の取扱開始
暗号資産取引所bitFlyerが、ポリゴンの新トークン「POL」の取扱いを10月28日より開始。MATICからPOLへの移行に伴う取引所初の対応となる。イーサリアムチェーン上のトークンのみ取扱い、Polygon PoS上のトークンには非対応。将来的なMATICの完全移行も予定。
15:00
テスラのビットコイン大規模移動、イーロン・マスクの戦略とは
イーロン・マスク率いるテスラが保有する1150億円相当のビットコインが移動。売却懸念が浮上するも、アーカムの分析でセキュリティ強化が目的との見方が広がる。テスラは引き続き企業第4位のビットコイン保有者として、7つのウォレットで分散保管を実施する。
14:30
ドージコイン時価総額3兆円突破、イーロンの"D.O.G.E"発言で急騰
イーロン・マスク氏の政府効率化局(D.O.G.E)発言を受け、ドージコインが1ヶ月で30%以上急騰し、時価総額3兆円を突破した。現在、保有者の72%が利益を確保している状況だ。
13:30
米SEC、2025年も仮想通貨を重点的に監視へ
SECが2025年度の優先検査項目に仮想通貨をリストアップした。登録事業者のコンプライアンス体制などを重点的に監視する方針だ。
11:00
ビットコイン研究者らが検証論文を公開 欧州中銀エコノミストの批判に反論 
経済学者のラッド博士らが、ECBによるビットコイン批判に対して反論。仮想通貨ビットコインの分散性や経済的有用性を主張する論文を公開した。
10:30
ビットコイン、採掘難易度が過去最高値を更新
仮想通貨ビットコインの採掘難易度が、過去最高値を更新。21日にはハッシュレートの7日平均の数値も過去最高値を更新していた。
07:35
「ビットコインとゴールドはロング」著名投資家ポール・チューダー・ジョーンズ氏
米国の著名投資家ポール・チューダー・ジョーンズ氏は22日、CNBCのインタビューで「全ての道がインフレーションに通じている」と述べ、仮想通貨ビットコインやゴールドへの強気な姿勢を示した。
07:15
BTC追加購入予定のメタプラネット、資金調達の進捗状況を公表
最大85億円相当の仮想通貨ビットコインの追加購入を計画するメタプラネットは、新株予約権を通じた資金調達の進捗状況を公表。総額では最大100億円を調達する計画である。
06:30
野村出資のKomainu、シンガポールのカストディ企業Propineを買収しアジア市場拡大加速へ
野村證券が出資する仮想通貨カストディ企業Komainuは22日、シンガポールのカストディアンPropineの買収を発表した。この買収はシンガポール金融管理局(MAS)の承認が前提となっており、Komainuはシンガポール市場での存在感を強化する狙いがある。
06:01
アバランチ、自己管理型ウォレット対応のVisaカードを導入
アバランチ財団は22日、暗号資産(仮想通貨)決済用のVisaカード「アバランチカード」を発表した。スマホ版と実物カードが利用できる。
10/22 火曜日
17:05
エイプコイン(APE)買い方・取引所比較、「エイプチェーン」解説
暗号資産ApeCoin(APE)の国内おすすめ取引所、現物取引、手数料、出庫機能を比較。DeFi特化の「エイプチェーン」も解説します。
14:00
ISAC設立へ、国内仮想通貨取引所のサイバー対策強化へ
国内の仮想通貨交換業者はビットコインの流出などを受け、JVCEAを中心としたサイバー対策の新組織「ISAC(アイザック)」を2024年中に設立する予定だ。
13:22
警察庁がモネロ取引を追跡 架空取引で容疑者逮捕
警察庁サイバー特別捜査部が匿名通貨モネロ取引の追跡に成功、他人名義のクレカとメルカリのシステムを悪用した1億円規模の詐欺事件で首謀者を逮捕した。実行役は闇バイトの可能性が指摘される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧