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「価格や印象操作」の懸念がある銘柄 仮想通貨出来高とツイート数の乖離から指摘ー米データ分析企業

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

取引量が少ないのにツイート数が多い銘柄
米The TIE社が、仮想通貨のツイート数と出来高の乖離から誇張度合を調査した。取引量が少ない銘柄の中で、ツイート数が多い銘柄を特定、価格操作の可能性を分析する際などに役立つツールとして結果を発表している。

取引量とツイート数を比較

仮想通貨のデータを分析する米The TIE社が、Twitterの投稿を分析し、仮想通貨に関するツイートの誇張度合について調査を実施した。

具体的には、「どの銘柄が一番価格操作されているか」、「自動でツイートをするアカウントからの投稿が多いのはどの銘柄か」、「過度に反応がある銘柄はどれか」という調査だ。

本調査は、各銘柄についてハッシュタグ(#)がついたツイートを対象に実施し、450種類の仮想通貨を対象としている。取引高100万ドル(約1億700万円)につき、どのくらいのツイート数があるかを算出、その数の大きさで誇張の度合を示している。全体の銘柄の平均値は取引高100万ドルにつき、約1ツイートだという。

Twitterの調査結果

取引高100万ドルに対して、最もツイート数が多い銘柄にあがったのはTokenPay(TPAY)で、911.1ツイートだ。

取引が少ない銘柄であるのに対して、TokenPayのようにツイート数だけが極端に多いとケースは、その銘柄に関して、自動BOTや偽フォロワーが投稿をしている可能性があり、出来高の水増しと同様、価格やイメージが操作されている可能性が高いと指摘する。

そのような銘柄についてツイートするアカウントでは、ユーザー名が任意の英数字の羅列になっていることが多く、典型的なフェイクアカウントの例が見られたという。

また人工的なツイートで銘柄をサポートするアカウントは、Twitterのフォロワー数も多い傾向にあり、アカウントのフォロワー数を購入して水増ししている可能性があると見ている。

例えば、大手仮想通貨取引所BitMEXが、フォロワー数約6万5000アカウントなのに対し、仮想通貨エレクトロニウム(ETN)についてツイートをする「electroneum」のアカウントは、約12万8000のフォロワー数に達している。レポートでは、ETNは100ドルの取引高に対するツイート数が678.8に上り、誇張の大きい銘柄で今回2位にランクインしていることを指摘しており、これらの例に該当するものと見ている。

ツイートが平均値を推移する通貨のトップ5にランクインしたのは、テザー(USDT)、イオス(EOS)、イーサリアムクラシック(ETC)、COSMOS(ATOM)、ネオ(NEO)だ。テザーは世界最大手の仮想通貨取引所の多くが基軸通貨としても採用しているが、ツイート数は比較的少ないという。

出典 : The TIE

時価総額が大きい仮想通貨では、どの銘柄も比較的同じ水準だったが、リップル(XRP)だけは、取引高100万ドルに対して4.07ツイートと水準を上回るツイート数があり、つぶやきが多いことを指摘した。上位通貨であることから、極端に多い数字ではないが、ビットコインなどと比較して出来高に対するツイート数は多い水準で推移している。ツイート数の推移にはコミュニティの大きさもその理由にあると見られる。

本調査のルール上、XRPに関するツイートの33%で利用されている「#XRPCommunity」、「#XRPTheStandard」、「#XRPArmy」の3つのハッシュタグは含めておらず、対象とした場合は、6.66が数値となるようだ。

仮想通貨のイメージ向上や普及のために努力をしている企業やコミュニティは多いが、まだ仮想通貨業界は発展途上だ。現在でも多くの仮想通貨で価格操作などの不正行為が見られ、このような行為は情報が少ない新規参入者を狙っている。

今回調査結果を提供したThe TIE社は、このデータは参考にするには良いツールだが、全て正しいというわけではないことを最後に補足している。

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