- BitfinexがIEOプラットフォームをローンチ
- 同取引所は「Bitfinex Token Sales」のローンチを発表した。最初のIEO販売として、著名IT起業家Kim Dotcom氏が主導する「K.im」というプロジェクトが予定される。
BitfinexがIEOプラットフォームを再ローンチ
仮想通貨取引所Bitfinexは、「ビットフィネックス・トークンセール(Bitfinex Token Sales)」というIEO販売プラットフォームを再開する。同プラットフォームにおける最初のIEOも計画されており、「K.im」というプロジェクトのトークンセールを行うという。
当初の計画では、BitfinexはIEOプラットフォームとして「Tokinex」を提案していた。これはBitfinexの姉妹取引所であるEthfinexが主だって立ち上げに関わっていたが、同取引所がBitfinexから独立したことに伴って計画も失速していた。
新たなプラットフォームでは、様々な仮想通貨の発行や開発、ローンチを促進するという。CTOのPaolo Ardoino氏は、様々なIEOの興隆が起こっている現状を鑑み、同取引所で再びIEOプラットフォームを立ち上げるに至ったと述べている。
同氏は加えて、このプラットフォームでは他社のIEOでしばしば見られるような短期的な投機目線でのプロジェクトではなく、長期的な利益を追求できるプロジェクトに狙いを定めているとの見解を示している。
なお米国民をはじめとした禁止対象国のユーザーは参加ができず、ユーザーに対しても米国民ではないことを身分証明するよう求めている。Bitfinexの発表によれば、この身分証明をパスしたユーザーのみがこのサービスを利用できるようになるとのことだ。
最初のIEOプロジェクト
同プラットフォームにおける初めてのIEOとしては、「K.im」というプロジェクトのトークンセールが計画されている。K.imは、かつて利用されていたファイル共有サイト「メガアップロード」の創設者であるKim Dotcom氏が創設した、デジタルコンテンツの販売プラットフォームであり、通貨はBTCブロクッチェーンを用いて発行されたという。
K.imのトークンセールの日程についてはまだ公開されていないが、K.imプラットフォームは2020年のQ3に開始される予定であり、同時期にKIMトークンが取引開始になるという。Bitfinexによると、K.imはセキュリティ・トークンとしての位置付けではなく、トークンの販売は仮想通貨間での取引によって行われる。また、必要なコンプライアンス基準も満たされているとのことだ。
K.imプラットフォームでは、P2Pのデジタルコンテンツや収益の獲得のために、このトークンを用いたマイクロペイメントが有効活用される予定だ。また、同プロジェクトはBitcoin CapitalやBnkToTheFutureなどのVCから250万ドルの資金を調達している。
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