はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Visa、Mastercardなど最大手決済企業、仮想通貨リブラ協会への正式参加を躊躇か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Visa、Mastercardらがリブラ協会への参加を躊躇
世界的決済大手4社が、フェイスブック社主導のリブラのプロジェクトへの正規参加を躊躇していることが分かった。背景には、リブラが各国規制機関から強い反発を受けていることがある。

Visa、Mastercardらがリブラ協会への参加を躊躇

決済大手Visa、Mastercard、PayPalとStripeが、フェイスブック社主導の仮想通貨リブラプロジェクトへの正式参加を躊躇していることが分かった。米ブルームバーグが報じた。

これら決済大手4社は、規制が整備された金融市場での従来の送金業おいて重要な企業だ。リブラに懸念を示す規制当局とは良い関係を維持したい狙いがある。規制当局と良好な関係を築くことは、今後も事業を円滑に行うためには必要不可欠だ。

決済業界に関する報道や分析結果を伝えるThe Nilson Reportによれば、VisaとMastercardは、一般利用を目的としたカード業界で、世界2位と3位のネットワークを誇る。1位は、中国の「銀聯(UnionPay)」だ。

ブルームバーグによると、上記企業の役員の間で、フェイスブック社のデータ保護とプライバシー問題への懸念が高まっているという。また、世界の規制当局が示している支持の度合いやサポートの姿勢を、フェイスブック社が誇張しているとの見解を示した。

6月に発表されたリブラプロジェクトは、米下院金融サービス委員会のWaters委員長やドイツやフランスの財務相などから強い反発に遭うなど四面楚歌にある。

今回の4企業の意向は、フェイスブック社が今年6月の発表から続くリブラ協会の拘束力のない意思表示を、正式な契約にしてもらおうと模索する中で明らかになった。新しい書類にサインすることが、リブラ協会の参加予定企業に1,000万ドル(約10億7800万円)の支払いをまだ求めるものではないにも関わらず、4企業は躊躇していると報じられている。

フェイスブック社は、リブラ協会へ参加する企業に、10月14日にもスイスで正式な書類に署名してもらうことを希望している。スイスは、リブラの管理や政策決定を行うリブラ協会の拠点になる場だ。

こうしている間にも、リブラの技術開発は予定よりも早く進んでいると報告されている。リブラ専用のウォレット企業「カリブラ」と、リブラ協会の他のメンバー4社は、ノードのテストネットを立ち上げ、送金の実験も行っている。

技術的には進展がある一方で、リブラ協会に参加予定のメンバーは、規制機関からの前代未聞の大きな反発を受け、踏み込むのをためらう状況が続いており、先行きは不透明である。

関連「フェイスブックは『影の銀行』を作る恐れがある」米大手銀行が懸念

CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/03 水曜日
13:50
ソラナ、年末までに37000円に上昇の可能性 大型アップグレード承認で=MEXCアナリスト
ソラナの大型アップグレード「アルペングロー」が98%の圧倒的支持で承認された。ファイナリティが12秒から0.15秒へ短縮され、従来のインターネット・インフラのスピードと同等水準になると期待されている。MEXCアナリストは年末までに37,000円到達を予測した。
11:30
ビットマイン、保有イーサリアムが1兆円突破 トム・リー会長は対BTC比率上昇を予想
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が186万枚に達した。同社会長はETH/BTC比率の回復を予想している。イーサリアムの将来性に期待する背景も語った。
10:55
Improbable、「Somnia」のメインネットをローンチ
ソフトバンク出資のImprobableは、イーサリアムと互換性のあるL1「Somnia」のメインネットのローンチを発表。独自仮想通貨SOMIもローンチされた。
10:50
イーサリアム財団、1万ETH売却予定 研究開発資金確保
イーサリアム財団が10,000ETHの売却を発表。研究開発や助成金資金確保のため、集中型取引所で数週間にわたり分割実行予定。
09:35
Chintai Nexusなど、個人退職金口座で保有するゴールドをトークン化 DeFiで運用可能に
米国の個人退職金口座プロバイダーSmartGoldがChintai Nexusと提携し、IRA口座のゴールドをトークン化する。利用者はDeFiプロトコルで利回りを得ることも可能になる。
08:50
仮想通貨取引所ジェミニ、IPO詳細を発表
仮想通貨プラットフォーム大手ジェミニが新規株式公開の詳細を発表。クラスA普通株1666万6667株を17-19ドルで発行し、ティッカー「GEMI」でナスダック上場を予定。
08:30
ビットコイン上昇、SEC・CFTC共同声明と米金利差拡大が後押し|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは2日から3日にかけて上昇した。背景には、米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)が共同声明を通じて、米国における仮想通貨市場の発展を促進する姿勢を明確化したことがある。
07:25
Crypto.com、スポーツの予測市場を米企業Underdogとローンチへ
仮想通貨取引所Crypto.comとスポーツゲーム企業Underdogは、スポーツの予測市場のローンチを発表。NFL、NBA、MLBなどの試合に賭けることができるようにするとした。
07:15
コインベース、株式・仮想通貨複合指数先物を9月22日より提供開始
コインベースが9月22日にMag7+クリプト・エクイティ指数先物の取引開始を発表。米国初の株式と仮想通貨ETFを組み合わせた革新的なデリバティブ商品を提供。
06:40
イーサリアムトレジャリー投資が加速、上場3社が数十億ドル規模でETH取得・運用
シャープリンクゲーミングが39,008ETH、イーサマシンが15万ETH追加取得。ETHジラも1億ドル相当のETHをリキッドリステーキングに配備。企業のイーサリアム投資および運用が加速する。
06:15
米SEC・CFTC、仮想通貨の取引所上場促進で規制明確化
米SECとCFTCが仮想通貨市場に関する共同声明を発表。現行法は仮想通貨現物の商品取引を禁止せず、登録取引所での上場を促進する方針を明確化した。
05:50
ジャック・マー関連企業ユンフェン、1万イーサリアムを65億円で取得
アリババ創設者ジャック・マー氏と関係の深い香港上場企業ユンフェン・フィナンシャルがイーサリアム1万枚を取得。アジア上場企業による今年最大級の購入規模に。
05:30
ストラテジー、666億円でビットコインを追加購入 S&P500指数編入の可能性も
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを4,048枚追加購入し、保有量は636,505 BTCに達した。
09/02 火曜日
18:41
「ガス代ゼロで金融の自由を」TRON創設者が語る、ステーブルコイン普及戦略と中国香港展開|独占インタビュー
TRON創設者Justin Sun氏独占インタビュー。ガス代無料のGasFree技術、2.5億ドル超の犯罪資産の凍結を実現したT3+イニシアチブ、中国香港を拠点とした世界戦略を語る。
18:29
コインチェックグループ、仏Aplo買収で機関投資家向け事業を強化
コインチェックグループが仏Aplo買収を発表。欧州進出の第一弾として機関投資家向け事業を強化し、流動性やB2B2C展開を拡大へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧