Deribitで不具合発生
仮想通貨デリバティブ取引所Deribitの最重要商品であるビットコイン(BTC)の無期限スワップで、UTC時間の31日21時(日本時間1日6時)にシステム不具合が発生。契約価格が15%急落するフラッシュクラッシュで一時7300ドルを記録した。
同じ頃、プロトレーダー向けの米仮想通貨取引所Coinbase Proでは、UTC時間で20時から21時15分まで75分間システムがダウン。Deribitと同じ原因だと指摘する声が上がっている。
Deribitは障害発生後、すぐにプラットフォームを閉鎖。メッセージツールTelegramを使ってユーザーに、ビットコインインデックスの計算に問題が発生したことを伝えた。原因は、Deribitに協力する「ある取引所」が提供した価格が間違っており、プラットフォームがその価格を除外できなかったことだという。どこの取引所かは公表していないが、今回の問題で発生した損失は補償すると発表した。
コインベースは、ビットコイン価格の指標を計算するために情報を提供している7つの取引所の内の1つだ。本指標は多くの金融商品で利用されている。Deribitのホームページによれば本指標の計算では、平等に中間の価格を採用するため、7つの取引所のビットコインの売値と買値の平均値を算出。その際、異常値は除外することになっているという。
なお本日にもDeribitは、「通貨オプション」の権利行使の最終的な締め切り時間に当たるカットオフを控える。
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