はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アジア仮想通貨市場に追い風か、香港金融庁が取引所のライセンスルール発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

香港金融庁の発表

日本の金融庁に相当する香港証券先物委員会(SFC)は、取引所(取引プラットフォームも)やカストディ企業を含む仮想通貨関連事業のライセンスに関するルールを公表した。

ルールでは、有価証券に該当しない仮想通貨と、それに当たるセキュリティトークンの取り扱いによってライセンスの付与制度を定めている。セキュリティトークンに該当するかどうかは、取引所側が個別銘柄において、SFCに相談する必要があると説明している。

特筆すべきは、本ルールを発表する直前、SFCのAlder長官による言及で、「ビットコインや、その他仮想通貨は有価証券に該当しない。SFCの規制対象になるのは、セキュリティトークンと仮想通貨の先物契約のみだ。」と明確にしたことだ。

主なルール要点

1・セキュリティトークンを取り扱う取引所は証券仲介業者と同様なコンプライアンスを遵守する必要があり、SFCは条件を満たしたセキュリティトークンを取り扱う取引所にライセンスを付与する。付与された取引所は「プロ投資家」にのみ、サービスを提供できる。

2・SFCはセキュリティトークンを取り扱わない取引所にライセンスを付与・監督する権限はない。

3・セキュリティトークンの取引を可能にしている取引所のみが、SFCの監督下に置かれる。

4・セキュリティトークンに該当しない仮想通貨のオファーリング(ICOやIEO)は、プロジェクト等に関する情報を強制的に開示させる規制は存在しない。

なお、ライセンスを求めない取引所は、取り扱いのある仮想資産(通貨やトークン等)がセキュリティトークンもしくは仮想通貨先物に該当しないことを自己判断で決める権限を持つという。つまり、セキュリティトークンの取引所ライセンスを申請しなくても、取引所は香港で運営を継続することが許される。

仮想通貨産業にポジティブ

ロイター通信によると、Alder長官は本日のフォーラムで、仮想通貨取引所の規制について、去年の同時期に自身が概要を説明した今後の道筋に基づく、主要な進歩となったと発言した。

今回の動きは、概して仮想通貨産業にとっては好意的な進展だ。発表されたルールでも、SFCは様々な取引所が香港で運営している状況への理解を示した。同国で出来高上位の複数の取引所は、株式市場の「チャイナ・ショック」以来、アジアの拠点として香港で運営を継続している現状がある。

中国情勢通のDovey Wan氏は香港の動きについて、「取引所Huobiはすでに香港証券取引所にバックドア(裏口上場)形式で上場を行なった。新ルールでHuobiは中国全土において、初の合法的取引所になるだろう。」とコメントし、「Huobiは今も中国の運営チームを持っており、中国人顧客を中心にサービスを提供している。」と説明した。

多くのアルトコインを取り扱うHuobiやBinanceなど中華系大手取引所が、香港経由で中国人トレーダーに再び取引サービスを提供できる重要な動きとなり得る。

参考:HKSFC

CoinPostの注目記事

中国政府が「仮想通貨マイニング産業」廃止リストを撤回、事実上の黙認か
中国政府が、仮想通貨マイニング産業を「淘汰産業リスト」から削除し、廃止しない方針に切り替えたことが分かった。国家発展改革委員会(NDRC)による産業改革の最終計画書で判明した。
香港の仮想通貨ファンドライセンスが形骸化、承認数はほぼ皆無
香港では仮想通貨ファンドへ公的認可を与える先駆的な取り組みが開始されているが、これまで承認の下りたファンドはほぼ存在していないことが分かった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:15
米大手証券チャールズ・シュワブ、仮想通貨取引サービスを個人向けに正式提供開始
米大手証券チャールズ・シュワブが個人向け仮想通貨取引「Schwab Crypto」を正式開始。既存の証券口座に紐づいた専用口座でビットコインとイーサリアムを直接売買できる統合型サービスとして展開される。
14:48
スターテイルCEO、円建てステーブルコインJPYSCの数カ月以内リリースを表明 米国株オンチェーン投資構想も
スターテイルCEO渡辺創太氏が円建てステーブルコインJPYSCの数カ月以内のリリースを発表。円調達コストを活用した米国株のオンチェーン投資構想も明らかにした。
14:30
北朝鮮、仮想通貨窃取を「国家事業化」か 10年で1兆円超の被害=CertiKレポート
ブロックチェーンセキュリティ企業CertiKは最新レポートで、北朝鮮は近年、仮想通貨ハッキングを国家的な資金調達手段として組織化・産業化していると指摘した。2016年以降、263件の攻撃で約67.5億ドルを窃取。少数の「高価値ターゲット」に狙いを定め、国家の支援により、粘り強く高度な潜入活動を行う傾向がある。
13:50
米控訴裁が審理、最古の仮想通貨ミキサー「ビットコインフォグ」に米国法は適用可能か
仮想通貨ミキサー「ビットコイン・フォグ」運営者スターリンゴフ氏の控訴審が行われている。インターネットサービスへの米国法適用などが争点となっているところだ。
13:15
国産ハードウェアウォレット「AndGo Wallet」、Fireblocksとの統合実証完了
デジタルアセットマーケッツ、インタートレード、AndGoの3社は国産ハードウェアウォレットAndGo WalletとFireblocksを統合した金融機関向けデジタル資産管理ソリューションの実証実験完了を発表した。
12:46
ブロックチェーン分析企業エリプティック、ナスダック・ベンチャーズやドイツ銀行などから約188億円を調達
仮想通貨コンプライアンス企業エリプティックが1億2000万ドルのシリーズDを完了。ナスダック・ベンチャーズ、ドイツ銀行などが参加し、評価額は6億7000万ドルに。
11:02
日本ブロックチェーン基盤、信託型ステーブルコイン「EJPY」を発行へ
日本ブロックチェーン基盤は、信託型ステーブルコインEJPYを発行する方針を正式決定。発行はJapan Open Chainと仮想通貨イーサリアムのブロックチェーン上で行う方針である。
09:55
米国でハイパーリキッド現物ETF取引開始、上場初日に好調な取引高を記録
21シェアーズが米国で仮想通貨ハイパーリキッドの現物ETF「THYP」を上場。初日取引高が堅調な水準を示した。ビットワイズやグレースケールのETFも続く見込みだ。
08:35
米大手銀ウェルズ・ファーゴ、イーサリアムETF保有増
ウェルズ・ファーゴの2026年第1四半期13F開示によれば、イーサリアムETFの保有を拡大する一方、ギャラクシー・デジタル株を97%削減しストラテジー株を125%増加させた。
08:20
米国のXRP現物ETF、11日に40億円超が純流入 約4カ月間で最大規模
仮想通貨XRPの米国の現物ETFは11日、約41億円の資金が純流入した。この純流入額は、1月5日に約73億円が純流入して以降の約4カ月間で最大規模である。
07:50
レイ・ダリオ「ビットコインは安全資産ではない」、セイラーが反論
ブリッジウォーター創業者のレイ・ダリオ氏が、ビットコインのプライバシー欠如やハイテク株との相関性を指摘し、ゴールドへの支持を再表明。これに対しストラテジーのマイケル・セイラー氏はデジタル資本としての優位性を強調し、パフォーマンスの差を指摘して真っ向から反論した。
07:05
米上院、ウォーシュ氏のFRB理事就任を承認 議長就任への採決は今週予定
米上院は5月12日、ケビン・ウォーシュ氏を連邦準備制度理事会(FRB)理事として51対45で承認した。議長としての承認採決は今週中に予定され、パウエル議長の任期は今週金曜に終了する。
06:40
JPモルガン、ステーブルコイン準備金投資ファンド「JLTXX」を申請
米金融最大手のJPモルガンが、イーサリアム採用の新たなトークン化マネー・マーケット・ファンド(MMF)「JLTXX」の設立をSECに申請。米国の最新ステーブルコイン規制法案に基づく準備金維持要件に特化した設計となっており、RWAトークン化と規制準拠の融合を加速させる。
06:25
クラーケン親会社ペイワード、フランクリン・テンプルトンと提携 トークン化資産展開を加速
クラーケンの親会社ペイワードとフランクリン・テンプルトンが戦略的提携を発表。xStocksフレームワークを通じたRWAトークン化の共同開発、BENJIのプラットフォーム統合、機関向け利回り商品の設計が柱となる。
06:05
バックト、ステーブルコイン事業へ全面転換
米仮想通貨サービス企業バックト(Bakkt)が2026年Q1決算を発表。取引量の減少により売上高が前年比77%減の約2.4億ドルとなり赤字転落した一方、DTR買収完了に伴いステーブルコインとAIを活用した決済インフラへの戦略的転換を宣言。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧