はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

テザー社、仮想通貨USDTは100%の裏付け資産を持つと改めて説明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

USDTの資産の裏付け100%

テザー社は改めて、ステーブルコインUSDTが100%の裏付け資産を持つと説明したことに注目が集まっている。

2017年のビットコイン(BTC)価格の記録的な暴騰は、仮想通貨取引所Bitfinexの1匹のクジラが引き起こしたという内容を更新した論文に対し、今週テザー社は正式に反論を発表した。

本論文は最初2018年6月に公開されており、ビットコイン価格の急騰時とUSDT取引高に約50%と高い相関性があり、ビットコインが低調なタイミングでUSDTが発行され、ビットコイン市場を押し上げたと指摘していた。

テザー社は、必要なデータが欠如しており欠陥のある内容と正式に論文を批判したが、その声明の中で「USDTは全て裏付け資産を持っている」と言及している。

関連仮想通貨バブルは一匹のクジラ説でテザー社が否定

USDTが全て資産に裏付けられているかについては、長期に渡って議論されてきた。米ドルとの1:1の等価交換を保証していることが大前提であるが、今年5月には発行されているUSDTの26%は裏付けがないことが報じられた。また4月には裏付け資産の不正利用疑惑でニューヨーク司法当局に告訴された。

関連仮想通貨USDTの約3割が米ドルの裏付け無し

5月の時点でUSDTの供給は28億ドル(約3060億円)を超えていたが、テザー社の現金および現金同等物(短期証券)の保有額は約21億ドルで、発行済USDTの約74%分相当しか資産を持っていなかったという。

現在流通しているのは約38億USDTだ。テザー社の透明性を証明するサイトによると、米ドルやユーロ、人民元を合わせ、現在テザー社は46億ドル(約5000億円)の資産を保有しており、つまり、USDTの発行分以上の資産を持っていることになる。

5月に裏付け資産の不足を認めたテザー社の顧問弁護士Stuart Hoegner氏もCoinDeskに送ったメールで、現在USDTは全て裏付け資産を持つと説明。そして5月に指摘された74%という数字に関して「特定の資産だけを指しており、全資産を指しているわけではない。USDTは現金や現金同等物など幅広い資産に裏付けられている」と話したという。しかし現金と現金同等物の実際の保有額は明かさなかった。

CoinPostの注目記事

決済手段としてテザー(USDT)人気上昇中 BTCの利用は激減
決済手段としてステーブルコインであるテザー(USDT)が利用されるケースが増えている。一方、ビットコインやイーサリアムなどの決済手段としての利用は減少傾向に。
米Bitfinex、隠蔽疑惑の8.8億ドル回収へ テザー問題で重要進展
仮想通貨USDT関連で重要進展。Bitfinex社らは、テザーが管理する顧客資産を利用して隠ぺいしたと指摘されていた8.8億ドル(約950億円)の回収に動くことがわかった。米裁判所に対して、証拠開示の申請書提出を行なった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/06 木曜日
09:45
ロビンフッド決算報告 仮想通貨取引収益が4倍に成長
投資アプリ「ロビンフッド」の2025年7~9月期決算を報告した。ビットコインなどの仮想通貨取引収益が前年比4倍増を記録し、予測市場も拡大中だ。
08:45
キリフダ、企業の売掛債権に1万円から投資できるトークン化債権サービス開始へ
キリフダは企業の売掛債権に1口1万円から投資できるトークン化債権マーケットプレイス「おカネのこづち」を年内公開する。企業の資金繰り支援と個人投資家の社会貢献ニーズを結びつけるプラットフォームだ。
07:55
フランクリン・テンプルトン、香港初のトークン化MMF運用開始
金融大手フランクリン・テンプルトンは香港でトークン化された米ドル建てマネーマーケットファンドを開始した。ルクセンブルグ登録で短期米国債を裏付けとし、香港金融管理局のフィンテック2030計画下での初の取り組みとなる。
07:15
S&P指数をオンチェーン化、ディナリとチェーンリンクの提携で
ディナリ社はチェーンリンクと提携し、S&Pデジタルマーケッツ50指数をオンチェーンで検証可能にする。米国株35社と主要仮想通貨15銘柄で構成される初のトークン化ベンチマークが第4四半期にローンチ予定だ。
06:50
「米政府はCZ氏の恩赦を精査済み」ホワイトハウス報道官が妥当性強調
米報道官は、トランプ大統領による仮想通貨取引所バイナンス共同創設者CZ氏への恩赦ついて会見で質問に応じた。徹底的に精査した上で判断を行なっていると妥当性を強調している。
06:21
ビットコイン価格の年末予想を12万ドルに大幅下方修正=ギャラクシーデジタル
ギャラクシー・デジタルは2025年末のビットコイン価格目標を本来の18万5000ドルから12万ドルに大幅に引き下げた。成熟期に入り機関投資家フローが支配的になるため、上昇ペースが鈍化すると予測し直した。
05:55
リップル、マスターカードと提携 RLUSDで法定通貨決済効率化へ
リップルはマスターカード、ウェブバンク、ジェミニと提携し、ステーブルコインRLUSDを活用したカード決済の改善を模索。規制対象の米国銀行によるパブリックブロックチェーン上での決済事例となる見込みだ。
05:30
リップル、6.1兆円の評価額で新たに770億円調達
リップルはフォートレス・インベストメント・グループとシタデル・セキュリティーズ主導で5億ドルの戦略的投資を実施した。評価額は400億ドルで、決済サービスの総取引量は950億ドルを超えている。
11/05 水曜日
17:08
Progmat、日本版トークン化株式の検討開始
Progmatが日本版トークン化株式の検討を開始。1円から投資可能で24時間取引も視野。配当・議決権も保護される設計。大手金融26組織が参加し、2026年春から商品開発へ。
15:45
メタプラネット、ビットコイン担保に1億ドル調達 
メタプラネットが保有ビットコインを担保に1億ドル(約153億円)を借入。資金はビットコインの追加取得やインカム事業に充当。同社は30,823BTCを保有しており、2027年末までに21万BTC取得を目指す。
15:23
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」 流通額10億ドル突破 
リップル社の米ドル連動ステーブルコイン「RLUSD」が時価総額10億ドルを突破。非営利団体や米Bitnomial取引所で採用が進み、実需型ステーブルコインとして存在感を高めている。
13:55
アーサー・ヘイズ、FRBの実質QEでビットコイン強気相場再開と予測
ビットメックス共同創業者アーサー・ヘイズ氏は、FRBが常設レポファシリティを通じた実質的な量的緩和(QE)により、ビットコイン強気相場が再開すると分析した。米国債発行増加でSRF残高が拡大しドル供給が増加すると予測。
13:30
米政府閉鎖を乗り切る仮想通貨市場、価格下落でも基盤強化に進展=グレースケール報告
グレースケールの10月レポートによると、米政府閉鎖やマクロリスク、史上最大の3兆円ロスカットなどにより仮想通貨価格は低迷したものの、規制明確化や機関投資家参入の進展、ステーブルコイン普及などで市場基盤は着実に強化されている。
13:15
ビットコイン採掘大手マラソンがAI事業強化へ、データセンターへの天然ガス供給で合意書 
仮想通貨マイニング大手マラソンがMPLXと天然ガス供給で合意書を締結した。テキサス州に新たなデータセンターを建設しビットコインからAI事業への多角化が加速する見込みだ。
11:15
仮想通貨取引所ジェミニが予測市場参入へ、カルシやポリマーケットと競合=報道
ウィンクルボス兄弟設立の仮想通貨取引所ジェミニが予測市場契約の提供準備を進めている。CFTCにデリバティブ取引所設立を申請中で、ポリマーケットやカルシとの競争が激化する見込みだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧