スイス証券取引所、TezosのETPを上場
スイス証券取引所(SIX)が、Tezos(XTZ)トークンに裏付けられ、所得創出を可能とするETP商品を上場した。
木曜日に行われた発表によれば、ティッカーシンボルAXTZで表される同ETP商品は、Tezos財団とのパートナーシップを提携したフィンテック企業のAmun AGにより発行される。同商品を保有する投資家は、Tezosブロックチェーン上における取引を承認することで、利子を得ることができる。Amun社は、2.5%の管理費を徴収する。
AmunのCEOであり共同設立者のHany Rashwan氏は、The Blockに対して以下のように語った。
投資家は最低20ドルの価格で、その商品を購入することが可能だ。そして、その購入されたTezosの半分は取引所によりベークあるいはステークされ、その報酬が各投資家に配当される。
発表によれば、ETP商品によって集められるTezosトークンはCoinbase Custodyによってステーキング及び管理が行われる。
またRashwan氏は「同商品は個人投資家および機関投資家の両方に提供され、その両方がTezosブロックチェーンのセキュリティおよび安定性に貢献することにより、報酬を受け取ることができる。」と話している。
今日のローンチによりSIX上で、XRPベースのETP商品や、BTCベースの商品、BCHベースのETP、ETHベースのETPなど、Amun AGが計9つの仮想通貨ETP商品をローンチしている。
Borse Stuttgart上にもETP
Amun AGは今日、さらにユーロ建てで7つのETP商品をドイツの証券取引所「Borse Stuttgart 」でローンチしている。以前までETP商品は米ドル建およびスイスフラン建のETPしか存在していなかった。
ヨーロッパ人投資家は初めて、仮想通貨バスケットあるいは単体商品をユーロで、機関投資家レベルかつ低コストで取引所上ETP商品へアクセスが可能となる。
Rashwan氏は、Boerse Stuttgart上でのETP商品上場に伴い、Amun AGは現在二カ国で3つの証券取引所間で、合計25の商品を三つの通貨で提供しているとThe Blockに伝えた。さらに同氏は、続けて以下のように言及する。
計25のETPは、Consharesの提供する8よりもはるかに多く、仮想通貨ETPマーケットの76%のシェアを占めており、Grayscale社の商品を含めても、市場の70%近くを占めている。
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